【暮らしのインテリア】 理想は明確に。とことん探して納得のいくキッチンをつくる〜居心地の良さを求めた暮らし方(my__.home__iさん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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SNSを活用して「今」の住宅情報を得ることの大切さ
前回のコラムでは家づくりのイメージを共有し、自分のやりたいこととプロの目線で考えた家づくりについてお話しました。
今回は「キッチンについて」選んだ理由やこだわったことについて詳しくお話します。
maiさんのコラム一覧はこちらよりご覧いただけます。
限られた中でやりたいことを実現させるために
キッチンメーカーを選ぶ際、工務店指定のキッチンメーカーがLIXILとタカラスタンダード。それぞれのショールームにも足を運び、様々なキッチンを見て回りました。
その中でも一際素敵だと思ったLIXILのリシェルというキッチン。天板と周りが一体になっている石目調のデザインには高級感もあり、そのオシャレさに惹かれてとりあえず見積もりを取ってみるも完全に予算オーバー。
なかなか理想のキッチンが見つからない中、インスタグラムで様々なキッチン実例を検索していると「タカラスタンダードでキッチンのカラーを特注した」という投稿をたまたま見かけ、一筋の光が見えた様に思いました。
早速タカラスタンダードに伺い問い合わせてみると、アイカ工業のメラミン化粧板の中から好きなカラーを選べるとのこと。すぐにアイカ工業のショールームに行き、沢山あるメラミン化粧板の中から理想に近い石目調のグレーの素材を見つけ、特注カラーでお願いすることにしました。
特注でキッチンカラーを選ぶ際、どんなイメージになるかSNS上にも実例写真がなかったので、キッチンカラー×床のカラー×天板の色のサンプルを実際に組み合わせてどんなキッチンになるかを想像しながら考えていき、今のキッチンに落ち着きました。
上の写真は、最後まで悩んだ明るいグレーのメラミン化粧板。採用には至りませんでしたがとても可愛いカラーでした。
そしてこれは後日談ですが、今では我が家が採用した濃いグレーの化粧板も定番カラーに採用されたようです。
妥協せずに好きなものだけを
タカラスタンダードのキッチンはオプションがあっても追加金額が少なめで選ぶことができたので、予算が限られる中でもやりたいことが叶えられたのだと思っています。
キッチン本体のカラーに合わせ、レンジフードもステンレス仕様のスタイリッシュなものをオプションで選びましたが、それ以外の天板やIHなどは標準の範囲から選んで予算を抑えました。
実は我が家のキッチンには食洗機は付いていません。家を建てる時からずっと憧れていたミーレの食洗機はタカラスタンダードでは採用できないため「いっそのこと食洗機は無しにしよう!」と思い切ったのです(笑)
しかし完全に諦めたわけではありません。いつかリフォームした際にはミーレの食洗機を採用することを夢見ています。
使い勝手の良さと片付けやすさにこだわった間取り
キッチンの間取りでこだわったのは「家電収納棚をつくること」。
私は掃除や片付けに苦手意識があり「きっと家電の掃除も行き届かないだろう…。」と自分でもわかっていたので、家電収納棚は家づくりの必須項目でした。
収納棚を考える際には実際にどこにどの様にものを置くかをイメージし、固定棚の高さを決めていきました。
初めから「ゴミ箱はケユカ、オーブンはこれ!」と置くものの定位置を決めることで想像しやすく、固定棚の高さを決めやすいのでおすすめです。
カップボードに家電を置いた方が動線的には短いアクションで使うことができるのですが、お掃除が苦手な私にとっては数歩多く歩いても、リビング側から見えないIH横に家電収納棚を設けることを優先しました。
家電をひとまとめにしたことでカップボードの上に好きなものを置けるようになったのも嬉しいポイント。飾り棚が少ない家なので、カップボードの上にはお気に入りのキッチン雑貨や季節の枝物を飾って楽しんでいます。
キッチンの通路幅も質問をいただくことが多い場所。我が家はキッチンとカップボードの通路幅が132cmと、一般的なキッチンよりも少し広めかもしれません。
実はこちらが希望してこのようにしたのではなく、耐震上IH横の壁はこの位置にしなければならないという理由があったから。
ダイニング側を広くするためにキッチンの通路幅を狭くしたいと思って何度も工務店に相談したのですが、耐震上ということで叶わず…。キッチンとダイニング共に7.5帖で同じ広さになりました。
しかしいざ家が完成し暮らしてみると広い通路幅のおかげで人がすれ違っても気にならず、キッチン空間にゆとりが生まれたので結果オーライでした。今はむしろ広い通路幅にして良かったなと思っています。
タイルも個性を生かして
タイル選びも、家づくりの中で悩んだことの一つ。よく「壁紙ですか?」と間違われることが多いナチュラルなタイルは、名古屋モザイクのサティリッティの艶なしタイプ200×100のもの。
できるだけナチュラルにお家に馴染むようにと艶のない大きめサイズを採用し、目地も明るめのグレーにしました。
実際にタイルが貼られると想像以上に存在感がなくナチュラルになったので 「目地を濃くしたらよかったかな?」「タイルは艶ありにしたらよかったかな?」と少し後悔が残った箇所でもありますが、今では見慣れたこともありあまり気にならなくなりました。
キッチンは料理や家事をする方たちにとって立っている時間が長い場所。それぞれ得意不得意の分野があると思うのですが、お掃除や片付けが苦手な私は家電収納棚をつくり掃除が多少行き届かなくても気になりにくい配置を選択しました。
我が家のキッチンがこれから家づくりをされる方の参考になりますと嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
高級感がある石目調のグレーのキッチンと艶なしのタイルが大人っぽく落ち着いた印象を与えるmaiさんのキッチン。パネルのカラーは建築当時はまだあまり前例のなかった特注カラーでしたが、SNSでの情報収集によって理想通りのキッチンが実現しました。今の家づくりにはやはりSNSの情報が欠かせないものとなってきているのを実感します。
家づくりで避けて通れない「予算」という壁。やりたいことは数あれど、予算によって取捨選択をするのが重要となってきますが、それでも絶対に諦めたくないことや妥協したくないこともありますよね。
maiさんにとって食洗機はついていればなんでもいいものではなく、“ミーレの食洗機”をつけることに価値があり、それが叶わないのであれば潔く食洗機のない生活を選んでいつかのリフォームに備えるというこだわりにすごく共感しました。
妥協して採用したものや買ったものって結局あまり大事にできないし、なんとなく後悔しながら日々暮らしていくよりも他のものに予算を回す方がより建設的で素敵だと思います。
そしていつも整ったキッチンをキープするのが自分にとってストレスになるとわかっていたからこそ維持管理が楽になるような工夫をするなど、事前準備の大切さがとてもよくわかるお話しでした。
maiさん、ありがとうございました!
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