【暮らしのインテリア】「求めるもの、優先したいもの」そして「必要なもの」。家づくりの始まり〜27坪の幸せな空間づくり(s_gift_zさん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
今回から連載がスタートするのは、小学生の頃からインテリアが好きだったとおっしゃる@s_gift_z(以下、zumi)さんです。
建坪27坪に見えない素敵なお住まいには、様々なこだわりや工夫が詰まっています。初回は家づくりのきっかけや希望から、優先した点までお話いただきました。
それではzumiさん、よろしくお願いします。
はじめに自己紹介
はじめまして。
今回からコラムの連載をさせていただくことになりました、zumiと申します。
2019年春に建坪27坪の小さな家を建て、家族4人とワンコ1匹で暮らしています。
家づくりにおける私個人の視点や小さなこだわりなど、少しでもどなたかのお役に立てたらと思っています。どうぞよろしくお願いします。
快適に過ごせる暖かい家を目指して
家づくりのきっかけ
小学生の時からインテリア雑誌を読み漁り部屋の模様替えが趣味な私と、大工の経験もあって自分の家にあこがれを持つ夫。
こんな2人なのですから、賃貸アパートの物件を見ては『この間取りなら逆の方が便利だな』 『どうしてここにドアをつけたんだろう』『南側のキッチンは暑そうだな』 などと、納得のいくものにはなかなか巡り会えずにいました。
ところがたまたま見に行った新築一戸建てのモデルハウスがきっかけで家づくりりのスイッチが入ってしまい、トントン拍子に話しが進み始めました。
実は今回が二度目の家づくり。23歳ではじめての家づくりを経験し、次に家を建てるならこんな家が良いな、といつも考えながら暮らしていたのでざっくりしたイメージはありました。
本格的に家づくりが始まると今度こそ理想の家をつくりたいと意気込み、寝る間も惜しんでネットで細かく調べはじめました。
実際に家を建てた人の体験談や広さ、間取りのイメージなど、一番情報収集に役立ったのはInstagramでした。
どんな家に住みたいか。家づくりに求めたもの
「どんな家に住みたいですか」 そう聞かれたら、どう答えますか? 「おしゃれな家がいい」という方もいれば、「機能性が高い家」とか「くつろげる家がいい」なんて方もいますよね。
私たちの場合はそれまで住んでた家がとても寒い家だったからか、「暖かい家 」の一択でした。
北海道の冬は長くとても寒いので、暖かく快適に過ごせる箱選びは最重要ポイントです。
ちょうど涼しくなり始める10月下旬頃からモデルハウス巡りをしていたので、ハウスメーカー毎の断熱や工法の違いを肌で体感できて良かったです。
暖かいように感じていても、各部屋で空気感にムラがあったり床が冷たく感じたり。さまざまな違いをしっかりチェックしハウスメーカーを決定しました。
予算管理のために優先したもの
家を建てるのには現実問題【予算】があるので、自分たちのやりたいことすべては叶えられません。あれも諦めた、、これもできなかった、、と感じると家づくりは楽しくなくなってしまいます。
そのため我が家はやりたいことの優先順位をつけたり、お金をかけるべきこだわる所とそうではない所をはっきりと区別しました。
そうして行き着いたのが、暖かい家を作るために家自体のグレードを上げ、代わりに家の大きさは必要最低限にするという選択。小さくても予算内で暖かい家を作るためでした。
そして将来の暮らしに基準を合わせるのではなく、今を快適に過ごすために考えるようにしました。
自分たちにとって本当に必要なものとは
プランの提案が始まって気づいたのが、人気があってよく採用されているものが我が家にとっても必要なのか?ということ。
例えば一般的に人気のある以下の項目について、我が家にとって本当に必要なのかを検討しました。
・ファミリー玄関(家族用、来客用が別)
・キッチンの勝手口
・水まわりの動線
・三角の踏み板のある折り返し階段
・家族の気配を感じやすいリビング階段
・対面キッチン
・リビングの掃き出し窓
暮らし方は千差万別。人気があるからといって、それが自分たちにも必要とは限りません。
自分たちが暮らしやすい家を作るため、ひとつひとつ生活を想像して考えてみると自分なりのメリット・デメリットがはっきり見えてきます。
次回のコラムでは、その自分なりのメリット・デメリットを加えながら、広く見せるためにこだわった間取りについてお話したいと思っています。
zumiさんのお家づくりの始まり、色々と考えさせられる言葉がありましたね。
「どんな家に住みたいか」って簡単なようでいて、一言で答えるとなると迷ってしまう質問だなと思います。
zumiさんの場合は「暖かい家一択」と気持ちにブレがありませんでした。ちょうど寒い時期にモデルハウスをまわられたエピソードは、なるほど!と納得しました。
予算管理のために「広さ」よりも「暖かい家を作るための家自体のグレード」を選んだというお話には共感しました。
私ごとですが、我が家も「広さ」より「素材」を選んだ経験があります。そして実際に住んでみて、ここがもう少し広ければ、、と感じる機会が日常に多々あります。
しかしながら、また同じ選択の前に立たされたら、我が家の場合はやはり「素材」を選ぶと思うのです。
家づくりはそんな選択の連続で、何を優先させるかをしっかりと見極めるのが大切だと建てていた頃の気持ちを思い出しました。
後悔のない家づくりをするためには必要なことですよね。
zumiさん、ありがとうございございました!
(編集:kaori)
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