【暮らしのインテリア】心を満たしてくれる出会いを大切に。我が家の「もの」にまつわるエピソード~工夫して楽しむ団地暮らし(uchino_kotoさん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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愛着のある「もの」たちが、素敵に見えて使いやすい暮らし
団地暮らしの工夫について5回にわたってお話してきました。6回目の最終回は我が家のインテリアの歴史を物語る「もの」にまつわるエピソードを、いくつかご紹介したいと思います。
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タイミングよく、出会いに恵まれて
◯雑誌で惹かれたライティングビューロー
ライティングビューローは高校生の時から愛用している北海道の民芸家具です。机の買い替えを考えていた時に、雑誌「ティーンの部屋」の好みな実例ページで惹かれたのが出会いでした。
たまたま地元の家具屋さんのチラシに同じものが載っていて!ダイニングで使っている椅子と一緒に買ってもらいました。今はとりあえず次女の机になっています。
ちなみに夫が10代の頃から使っていたパイン材の机と椅子は長女がよろこんで使ってくれていて、こういうことにしあわせを感じる私です。
◯イメージ通りの白い食器棚
ビューローに合う本棚が欲しいな、白くてガラスの扉が付いていて・・・とイメージを固めていたところ、同じマンションで知り合いだったご家族の引っ越し時に縁があっていただきました。
たまたま一緒にいた今の夫と、一目惚れして運んだ思い出つきの家具です。結婚後は迷わず本来の用途で使い続けています。
心地よく私たちらしいソファまわり
夫が主にリフォームの仕事をしているので、施主さんが処分するのを譲ってもらったり解体現場からもらってきたりする機会も多いです。
夫婦とも味のあるものが好きだし好みが似ているので、夫が持ち帰るものはほぼ採用(笑)救出できてよかった!と、うれしさも加わり愛着が増します。
◯補修しながら使っている一人掛けのソファ
15年前に2脚もらってきた一人掛けのソファ。縫い目がほつれたりして何度も針と糸で補修してきました。座面もへたってきたので手持ちの座布団を間に入れて座り心地よくして。私のお気に入りの居場所です。
数年前に泣く泣く1脚処分しましたが、リペアしてくれるお店に引き取ってもらったらよかったと後悔しています。
一人掛けソファ上のかけ時計、フックも現場からやってきました。
◯調和と座り心地から選んだブルーのソファ
カリモク60のKチェアは、一人掛けソファと調和し、なおかつ座り心地がよいもの!を探していて決めました。
第1候補だった焦げ茶色のツイード生地が販売終了になっていましたが、お店で見たタープブルーに夫も私も強く心惹かれて。ブルーは2人が好きな色なので、かえって我が家らしくてよかったと思います。
和箪笥を中心に昔のものや拾ったものがつくるまとまり
◯テレビ台にしている和箪笥
テレビ台にしている和箪笥も施主さんの不用品で、最近仲間入りしました。収納力があるのもうれしいです。
ルーバーもリフォーム時の不用品。地球儀は昔義父が突然買ってきたというアンティークです。
棚に飾っているものは旅行先で拾った石や流木、母が持っていた昔の千趣会の木のおもちゃ、こどもの頃のグリコのおまけなど・・・。
和箪笥やアンティークの地球儀も含めて我が家にやってきた経緯はさまざまですが、まとまりのあるコーナーになりました。
思い出のテーブルを中心にしたホッとするダイニングキッチン
◯必死に運んだダイニングテーブル
15年前に施工先のパン屋さんからきたダイニングテーブル。
とっても重たいのに2人で団地の最上階まで笑いを必死にこらえながら運んだ挙げ句、大きすぎてあわや中に入らないところだった思い出が(笑)
元は味のある作業台で、今は家に合わせてサイズも小さくし引き出しをつけました。脚を変えたり表面を削ったりして原型をとどめていません。
下に付いていた頑丈な台も、最初はカウンター→テレビ台→現・リビングのテーブルの材料として活用しました。
◯掘り出し物だったこども用の椅子
こども用の椅子はストッケ社のトリップトラップ。長女が小さな頃にリサイクルショップで1200円で見つけたもの。
赤ちゃん時代に必要な組み合わせて使うベビーセットも、たまたま別のリサイクルショップで箱入りでほぼ新品?という状態のものを300円で!しかも好きなブルーでした。掘り出し物を見つけるのは夫婦揃っての特技です(笑)
◯アクセントになるブルーの琺瑯容器
キッチンのアクセントになっているブルーの琺瑯容器は、夫の実家の吊り戸棚にしまわれていたのを譲ってもらいました。昔々に夫の祖母が使っていたものだそうで、我が家では1日分の生ゴミ入れにしています。
◯使って味が出てきた籐のポット
いい感じのポットを探していた時に、リサイクルショップで見つけた昔の象印のもの。お店では見かけない昭和レトロな見た目に惹かれ、お値段も1000円くらいだったので即決。
新品でしたが20年経っていい味が出ています。
しっくりくる空間にしていく過程を楽しむ
エピソードのあるものは、思い出すと楽しくなったり気持ちが温かくなったり。ずっと一緒に暮らしてきたなーという実感が心を満たしてくれます。
そんな愛着のあるものたちが素敵に見えるように、使いやすいように。暮らしの変化や今の気分に合わせながらしっくりくる空間にしていく過程が私にとってのインテリアの楽しみです。
これからもあるものを生かしながら、我が家らしい団地インテリアを更新していきたいと思います。
参考になるような情報はあまり書けなかったかもしれませんが、今まで読んでくださりありがとうございました。
「もの」との向き合い方からkotomagoさんの愛情を感じます。ご主人の持ち帰られるものが「ほぼ採用!」だなんてご夫婦の息もピッタリでほっこりしました。
様々な場所から集まっている「もの」たちが不思議と違和感なく馴染んでいて、ずっと前からそうだったかのように温かな空間を作ってくれています。
個人的には第1回目のコラムで登場した、雑誌「ティーンの部屋」が最終回に再登場したのがなんとも感慨深いです。ティーンの部屋に始まりティーンの部屋に終わる。。いくらでも語れそうです(笑)
とっても重いダイニングテーブルを団地の最上階まで笑いを必死にこらえながら運んだエピソードはオチを含めて幸せな映画のワンシーンのようだなと思いました。
いつまでも色褪せない思い出ってありますよね。きっとkotomagoさんにとってそんなシーンなのでしょうね♩
今回でkotomagoさんのコラムは最終回になります。
kotomagoさん、ありがとうございました♩
(編集:kaori)
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