【暮らしのインテリア】「家づくりはチームワークが大切!」家づくりの工程で実践した13個のDIY。〜シンプルで無機質な空間づくり(aico.1130さん)
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思い出とともに、愛着もわくDIY
執筆者:aico.1130(aico)さん
前回のコラムの続きで、家づくりの工程で実施した13個のDIY、残りの8項目をご紹介していきたいと思います。
理想の実現にむけ、予算削減のために決断したDIYでしたが、結果とても良い思い出になりましたし、家族が参加したことでマイホームへの愛着も増しました。内容は大変なものばかりですが、一つの選択肢としてオススメです!
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DIYその6:1、2階の床全面塗装
6つ目は1階、2階の床の全面塗装です。日常でも目につく場所、かつ施工範囲の広い箇所で緊張したところです。
まず床の色味を出すために幾度となく試作塗りをお願いしました。イメージした色を言葉や写真でしか伝えられず、ニュアンスが伝わりづらいことってありますよね。そこで設計士さんの経験に基づいて、塗装の色味、そして拭き取った色味を事細かく実物を見ながら解説いたただきました。
正直設計士さんを困らせてしまったかなと思ったほどですが、理想の色味を見つけた時は「この色!これです!」と興奮したのを今でも覚えています。
私の拙い説明をしっかりと汲み取って形にしていただいた設計士さんには頭があがりません。これも、初回のコラムでお話したように、細かい点も打ち合わせで伝え好みの雰囲気を知っていただいていたからだと思います。
実際の施工は2階からスタートさせました。
あまり目立たない所から練習がてら塗装していきましたが最初はもちろんうまくいきません。失敗しながら、そして拭き取りながら力加減をうまく調整してコツを掴んでから全面へと進めていきました。2階が終わる頃にはすっかりうまく塗れるようになっていたので、あとは細かい洗面所、トイレ、ファミリークローゼット、キッチンと続けていき最後にリビング、ダイニングを塗装しました。
多少ムラがあるところもあります。それもDIYならではの味だと思っているので全く気になりません。全て良い思い出です!
2回塗装をしたあとは全面クリア塗装をしました。もちろん手間も予算もかかりますが、これをするだけでその後の無垢のメンテナンスが全然違うとのことでしたので本当にやって良かったと思います。
無垢を採用したいけれどメンテナンスが大丈夫かなと思っていましたが、クリア塗装のおかげで水も弾きますし汚れも拭けば染み込まず、効果に日々驚いています。手間をかけてでも実施してよかった施工NO.1です。
DIYその7:建具、階段のクリア塗装
7つ目は建具、階段のクリア塗装。
造作のテレビボードとキッチンの飾り棚も最初は塗装予定でしたが、杉の色味がとても気に入っていたのでここは無塗装のままにしました!
階段もカラーの予定でしたがクリア塗装のみに変更しました。その方が全体の色味のバランスが取れているような気がしたのです。
ほぼ毎日現場へ行っていたのでどんどん出来上がる建具などのチェックや色味、触り心地を随時自分の目で確認できましたし、臨機応変にどうするか決められるのもDIYならではかもしれません。
キッチンコンロ下と背面の収納棚も全て造作なので棚1枚1枚外して全てクリア塗装をして水弾きするようにしました。ここを怠ってしまうと染み込んでカビが生えたり木の劣化に繋がるので、簡単な作業ではありましたが丁寧にやりました。
背面の収納棚に関しては出来上がり後触ってみたら少しザラつきを感じたので、上面と扉のみですが一番細かい目のサンドペーパーでやすり掛けをしています。それだけで触り心地がグンっと滑らでずっと触っていたいくらいになりました。とくに質感は施行中にその場で確認するとイメージとの差分をチェックできますよ。
DIYその8:モルタルの撥水加工
キッチンのモルタルカウンターのコンロ・IH側とモルタル洗面の撥水加工。水回りはお掃除や使っている最中に汚れてしまうところ。とくにモルタルですとその汚れが染み込んでしまいます。
設計士さんに相談したところ、撥水加工塗布をすれば大丈夫とのことでしたので、自分たちで塗装する流れに。お手入れが楽チンになるのならやるに越したことはありません!こちらも養生をしてからプライマーを塗りクリア撥水塗装をする手間のかかる作業でした。
撥水加工で気になったのは、施工した面が角度によっては艶がでてしまう点。気にしなければその程度ですが、一番こだわったモルタルカウンターが全面艶っぽくなり雰囲気が変わるのは避けたいと思うように。
そこで現場にいた家族や設計士さんとどこまで塗るか協議した結果、リビングから目につく場所は無塗装、キッチン側だけ塗装すると決めました。これも現場でいろいろな方の視点があったからこその気づきで、”家づくりはチームプレー”だなと実感しました。
DIYその9:ダイニングテーブルを造作
ダイニングテーブルもイメージはあったもののなかなか決まらず、どこかでお気に入りに出会った際に購入します、とお伝えしてありました。
そんな中、設計士さんの知り合いの家具屋さんを紹介していただけることに。しかもDIYでつくるなら予算内でできますよ!とのこと。もうこの時点では希望のダイニングテーブルができる喜び半分、テーブルが自分で作れる楽しみ半分になっていてDIYの虜になっていました。
アイアンの脚とナラの天板は作ってくださっていたので、DIYしたのは天板のサンダーがけとオイル塗装。
150センチの大きな天板を電動サンダーでかけていくのですが、これが思っていた以上に力が必要で全身の力を入れてもブレブレになってしまうほどでした。途中設計士さんにも手伝っていただきましたがやはり上手でした!経験値の差ですね。
ペーパーの種類を#150#180#240と変えていき、かけ終わった時にはびっくりするほど天板が滑らかなり、気の温もりを感じてずっと触っていたいほどでした。オイル塗装もしてメンテナンスもバッチリにして出来上がりました。
設計士さんのご紹介と偶然も重なりましたが、自分では絶対にできない貴重な体験ができ、とても楽しいDIYとなりました。
DIYその10:土間収納の撥水塗装
この場所はもともと施工を想定していませんでしたが、塗装液が残っていたので引き渡しギリギリ前に思い立って一人で塗りました。
土間は傘や雨具、自転車、外遊びのおもちゃなど、基本汚れやすい場所。すぐに洗い流して乾かせるようにと塗装をしました。
DIYその11:ファミリークローゼット内のDIY
インスタグラムでは公開していませんが、キッチン隣にファミリークローゼットがあります。
こどもが2人いるので、幼稚園からのお手紙や、郵便物など日々確認したい書類があります。今までは冷蔵庫に貼っていましたがスペースが不足しているため、マグネットボードをDIYにてつくりました。
様々な方法があるかとは思いますが、我が家は板にマグネットペイントを塗装してそれを壁に方法を採用しました。約133×85の横長の大きなマグネットボードになったので、こどもたちの書類はもちろん、郵便物も余裕で貼って管理ができています。
DIYその12:排気口カバーの塗装
設計当時排気口カバーは白色でした。1階は全てグレークロスなので目立ちます。ここでも設計士さんから塗装の提案があり、窓枠塗装で残ったペンキを使用して白色をグレーへと塗装しました。クロスとのバランスもバッチリでした!
2階の壁は合板ですが、排気口隣にあるコンセントカバーが黒色なので合わせて排気口カバーも黒色に塗装。少しのこだわりで部屋の雰囲気がスッキリとして変わります。
ここまでくると自己満足かもしれませんが、”自分たちで家づくりをしている”そんな実感と楽しみがわいてくるのでとてもいい思い出になると思います。
DIYその13:テラスにも撥水加工を
当初予定していたDIYはここで終わりでしたが、番外編があります。外出自粛期間を利用してテラスと玄関外のモルタルにも撥水加工を施しました。
両隣が畑で強い風の日はテラスに砂埃が溜まります。こどもの水遊びを考えて期間中に一人で施工しました。やる前と比べるとやはり履き掃除だけでも塗装後の方が楽ですし水弾きも良く速乾性もあります。艶感はでますが外なので全然気になりません。これはもっと早くにやっておくべきでしたね!
以上が我が家の家づくりにおけるDIYになります。
設計士さんがとても親切で、購入方法、金額、使いやすさなど色々な条件を考慮してくださったり一緒に手伝ってくださったりと、たくさんの案を出していただいて本当に感謝でいっぱいです!
「家づくりに参加する」これだけで気持ちが全然違います。初心者の私でもできましたので、予算の壁にぶつかった際にはDIYオススメですよ。
13箇所のDIY、すごい労力だったと思います。それでもお話を伺いながら感じたのは、どこか楽しそうといった点です。
おそらく細かいところを見ていけば失敗された箇所もあると思います。それでも、自らの意思で実践されマイホームをつくるやりがいが勝っているように感じます。
ダイニングテーブルの件は設計士さんのご紹介で偶然が重なったとお話されていますが、これも必然かもしれないですね。設計士さんからすれば、こうやって前向きに参加してくれる人だからこそご紹介されたのかと思います。
グレーの色合いで落ち着いた雰囲気のaicoさんのおうちですが、それとは裏腹にたっぷりと注がれた情熱をひしひしを感じます。インテリア細部をお聞きしていくのも楽しみです。
aicoさん、ありがとうございました。
(編集:編集長)
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