【暮らしのインテリア】後悔のない理想の家づくりをするためにしたこと〜和と北欧が織りなす家(koharulifeさん)
- インテリア
- 読みもの
いつもムクリをご覧いただきありがとうございます。
「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
インテリア中心のコラム・記事は一覧はこちらよりご覧いただけます。
コラム執筆者のご紹介
今回より連載がスタートするのは、和✖️北欧のインテリアが融合した@koharulife(以下、コハル)さんのお住まい。グレーの壁の内装や木のぬくもりを感じる雰囲気に包まれた空間が素敵です。
以前、短編コラムで執筆いただいた際に、家づくりについてもぜひ詳しくお伺いしたいと思い、今回連載をお願いする運びとなりました。
初回は家づくりまでの経緯や、家づくりをするうえでコハルさんが大切にしたことを中心にお伺いしました。
それではコハルさん、よろしくお願いします。
はじめに自己紹介
はじめまして、コハルと申します。 4歳の娘、2歳の息子、30代夫婦の4人暮らしです。4年前に地元工務店で建てた注文住宅に住んでいます。
この度、連載のコラムを執筆させていただくこととなり、大変光栄に思っております。
どんなに素敵なお家の方でも、家づくり中に思い通りに進まなかったことの一つや二つはあるのではないでしょうか? 我が家も、家を建てるまではなかなか大変でした。
今回は、Instagramではお話したことがない、「前途多難だった家を建てるまで」のお話をしたいと思います。
これから家を建てる方、家づくり中の方へ、なんだか上手く進まないと思ったときに「何とかなるんだな!」と思える一つの事例になれば幸いです。
家を建てるまでの険しい道のり
私たち夫婦のバックボーン
まず初めに、私たち夫婦のバックボーンについてお話します。私は小さいころから住まいやインテリアに興味があり、出産前は住宅メーカーでリフォームの営業をしていました。
なので、住まいへのこだわりや憧れは強いほうだと自覚しています。
対して夫は実父が工務店を営んでいて、その背中をみて育ったからか、ものづくりについてはとてもこだわるタイプです。
もめた施工店選び
我が家が家づくりで一番大変だった山場は、どこで建てるか?を決めるところでした。 先にお話しした通り、私は住宅メーカー勤務、夫の父は工務店を営んでいるという背景があります。
勘の良い方はお気づきかと思いますが、【ハウスメーカーで建てたい私】vs【父親の工務店で建てたい夫】という対立構造ができ上がりました。
私は夫をつれてハウスメーカーを見学。営業さんに一生懸命プレゼンしてもらいながら、なんとか夫の心を動かせないかと四苦八苦していました。
がしかし、夫の意思は固く「おやじが建てた家に住むのが夢だった」と。夢だったと言われてしまってはしょうがない…と私が折れる形に。義父の工務店で建てることとなりました。
募る不安
私がハウスメーカーで建てたかったひとつの理由には、親戚に施工を依頼してもめたという話をよく聞いていたからです。
要望が言いづらい、トラブルがあっても言いづらい、そのため納得のいく住まいにならなかったと。そんな話を見ながら、これは他人ごとではないなぁ、と不安になりました。
親戚の工務店で建てる、に対して決めた私の決意
そんな懸念ばかりのなか始まる家づくり。やっぱり後悔のない家づくりがしたい!!ということで、打ち合わせ前に自分のなかで心に決めたことが2点あります。
1.言いたいことは遠慮せず伝える
2.要望は具体的に整理して伝える
もちろん義父と娘の礼儀と節度は踏まえたうえで、こんな家にしたいという要望や、ここを直して欲しいという希望は全て伝えることを心がけました。
意図や希望を伝え方も、夫を経由して伝えるという方法もありましたが、義父と直接LINEをしてやりとりしていました。そうすることで、コミュニケーションのずれを防止する意図がありました。
義父も「息子、そしてコハルさんも心から納得いく家を建てて欲しいから、なんでも言ってください、もちろんできることはできる、できないことはできない、とこちらもちゃんと伝えますので」と言ってくださいました。
そうして、家を建てるにあたってのコミュニケーションの取り方について、お互いに認識を整えました。
家を建て終わったあとも生涯続く、施主と施工主の関係性。気持ちよいコミュニケーションをとりながらも、希望・要望をどう分かりやすく伝えるのか?この2点をよく考えながら打ち合わせを進めていました。
2.要望は具体的に整理して伝える、については長くなりますので次回のコラムでお話したいと思います。
実際住んでみてどう?
コミュニケーションの取り方に気を使いながら行っていたおかげか、家づくり中「言った言わない」「連絡不足」が原因のトラブルは一つもありませんでした。
また当初の決意どおり希望・要望は全てを伝えることができたので、後悔のない理想の家ができ上がりました。
その要望ひとつひとつを、丁寧に聞いてくださった義父にはとても感謝しています。そして、もちろん今も関係は良好です。
家を建て終わってみて今思うのは、家づくりは結局人と人とで作っていくということ。
家づくりは施主の要望、膨大な仕様の数々を間違いのないよう確認ながら作っていくので、円滑なコミュニケーションをとれる土台作りはとても大切だなと思いました。
また、「家づくりの話と、人間関係の話は別の問題」だということ。営業さんや施工主にモノを言いづらい、遠慮してしまうというのは人間関係の問題で、本来家づくりとは関係ない話のはず。
実際には、そこらへんが複雑に絡み合ってトラブルになる場合が多いと思います。
が、自分が今悩んでいるのは「家づくりの話?人間関係の話?」と一度切り分けて整理してみると、問題に対して対策がとりやすいなと思いました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。次回は「施工店への要望の伝え方で工夫したこと」「夫婦間で要望をどうすり合わせしたのか?」をお話したいと思っています。
ご夫婦で意見が分かれてしまうと、どちらかが相手の意見を尊重しないと円滑に進まないですし、なかなか難しい問題ですよね。お互いにこだわりがあるからこそゆえに、スタートから歯痒い思いをされたのも伝わってきました。
ご主人の気持ちを優先し、自分の思いとは裏腹に進むことになった家づくりでしたが、コハルさんの要望をきちんと叶えるために大切にしたのが施工主との間に交わされるコミニュケーションや伝え方でした。
家づくりは内容ももちろん大切ですが、結局は一緒に家を建てていく人との信頼関係が重要ともよく言われています。その点をしっかりカバーできたことが、結果的に納得のいく住まいにつながっていったのですね。
次回のコラムで、また詳しくお伺いするのが楽しみです♩コハルさん、ありがとうございました!
(編集:maki)
ムクリのコラムはこちらより一覧でご覧いただけます。
コハルさんのインスタグラムはこちら
Article / 読みもの
Category
daily mukuri / アイテム
Category