【暮らしのインテリア】自分たちの目で見て決める。情報に惑わされないこと~暮らしに余白のある家づくり(nico_hoomさん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
いざ家づくりをしようと決めた時に、まず何から始めたらいいのか・・・そんな時にインターネットなどから情報を得ることも多いと思います。しかし情報量が多すぎて、何が自分に必要な情報なのかを絞るのって大変ですよね。
今回ご協力いただくのは、情報に惑わされずに自分で直接確認することで、今の理想の暮らしを実現させたnico_hoom(以下nicoさん)です。
初回は何度も足を運んで決めたハウスメーカーの選定や土地の決定までの経緯についてお話ししていただきたいと思います。
それではnicoさん、よろしくお願いします。
はじめに自己紹介
はじめまして、この度ムクリさんにお声かけ頂きコラムを書かせて頂く事になりましたnicoと申します。我が家は夫と私、5歳の息子と3歳の娘の4人家族で、2018年に完成した家に暮らしています。
主人は普通の会社員で私は主婦をしていますが、主人は昔からマイホームを建てたい!という夢の持ち主で一昨年ついに決断しました。間取りはほぼ主人が考え内装や設備など細かな部分は夫婦で考え選びました。
コラムでは、気になったことはとことん突き詰め納得がいくまで確認することをモットーに私たちが進めた家づくりについてお話ししたいと思っています。
これから土地探しやマイホームを検討される方々へ、コラムを通して少しでも参考になれば幸いです。
沢山の情報に惑わされない自分らしい家づくり
気になったことは自分で確認する
マイホームを建てる際に夫婦共にそれぞれコダワリたい部分が多かったので、設計から自分好みに建てられる注文住宅にすると決めて、自分たちのコダワリを実現してくれるハウスメーカーを探し始めることから家づくりがスタートしました。
戸建ての家に関する知識がほぼなかったので家について勉強することを含め、まずは住宅展示場へ行きハウスメーカー巡りをすることにしました。
当時、長男が小学校に入学するまでには家を建てられたらいいなという想いがあり、就学までにはまだ時間もあったので、家を建てることにあまり焦りは感じていませんでした。
私たちがハウスメーカーを決める際に気を付けたことは、人それぞれ感じ方や受け取り方・考え方も違う為、ネット上に流れる噂や口コミなどはあまり鵜呑みにせず、参考程度に留めるという事でした。
それゆえ、我が家は気になったハウスメーカーへは何度も足を運び、自分達の目でしっかり確認するというスタンスのもと、ハウスメーカーの候補を絞っていき、今の我が家を建ててくださったハウスメーカーにお願いする流れとなりました。
足を運んで見つけた理想の土地
いよいよハウスメーカーが決まり、次に苦戦したのが土地探しでした。振り返ってみると、我が家は家づくりにおいて、かなりの時間と労力を土地探しに費やしたと言えると思います。
変形地から旗竿地・高台に至るまで、とにかく足を運んでは数を見て回りました。
探し始めてから今の場所に決まるまで、期間にすれば半年ちょっとですが、その間に下見に行った回数は凄まじい回数でした(笑)
最初は漠然としていた家へのイメージでしたが、色々な土地を見ていく中で少しずつ私達夫婦が求める条件や希望が明確になっていきました。
私たちが土地探しで重視したのは以下の5点でした。
1.幼稚園が近くにあり、小・中学校も近い
2.自然が近くにある
3.四角い土地・平地であること
4.公共交通機関へなるべくアクセスしやすい
5.スーパーや病院が近くにある
理想を挙げだしたらキリはなく、予算との兼ね合いもある中で全ての希望が叶う場所は中々ありませんでした。その中で、譲れない条件を夫婦で何度も話し合い、やはり学校が近い土地であるという事を最優先して、最終的に今の土地に決めました。
この先ずっと住み続ける土地だから
選んだ土地は私たちにとってあまり土地勘のない場所でした。正直、ここにしようと決めた後も土地契約をする日まではとても不安で、とにかく悔いの残らないようにすべく夫婦で何度も視察しに行きました。
土地周辺の交通量や街灯の明るさなど時間帯での雰囲気の違いも確認したかったので、朝・昼・夕・夜と、何日かに分けてドライブがてら下見に行った事は今となってはいい思い出です。
そしてこれから先何十年も住むかもしれない土地探しの中で、こどもが巣立った後の私たち夫婦の老後の生活についても考えるようになりました。
例えば、車の運転が出来なくなったら?足腰が悪くなり、長距離歩けなくなったら?買い物は自分一人でもいけるか?なんて、まだまだ先のことはわかっていましたが、当時は不安と期待が入り混じっていました。
そして、今の土地へ引越し数ヶ月が経ちましたが、本当に周りの環境や住み心地も良く、近隣の方も良い方ばかりで恵まれているなぁと実感しています。老後についてもこの場所でなら夫婦二人で快適に過ごすことが出来そうな気がしています。
今でも「やっぱりこの場所にして良かったね!あれだけ通ったかいがあったね!」と再確認するかのように夫婦で会話をしています。
新しい暮らしで取り入れたこと
賃貸暮らしの中で、日々の掃除など大変だと感じていた事は、新居ではなるべく家事がラクになるように考えました。
例えばお風呂のラックを無くして管理がラクになるようにしたり、建具のレールは全て上吊りにし、レールレスを採用しました。
普段はあまり気になりませんでしたが、レール部分には埃や汚れが溜まりやすい為掃除がとても大変でしたが、今はレールレスになって本当にラクになりました。
またトイレもなるべくスッキリと長く綺麗に衛生面でも安心して使えるモノを採用しました。
注文住宅では基本的な間取りからデザインや収納スペースなど、ほぼ自分達で自由に決められるのが魅力です。
とはいえ、戸建てになって賃貸よりも家が広くなっても、むやみにモノを増やさない・持ち込まないと夫婦間で決めていたので、賃貸暮らしで使っていた持ち物を基準に、適正量をキープできるような収納を考えました。
モノを置きたい場所とそこに置くモノを考えてから収納スペースを確保したので、無駄な空間はほぼ出来ませんでした。
使い方を決めつけない間取り
限られたスペースの中でなるべく自由度が高くなるような家づくりを目指し、間取りを考える際には以下の事を考慮して決めていきました。
・模様替えしやすい間取り
・今も暮らしやすく先の事も考えての家づくり
・家事動線、生活動線を考えた間取り
憧れだったデスクやベンチなどの造作家具は、部屋の使い方がどうしても固定されてしまうような気がして採用しませんでした。そして私は飽き性なので、クロスを含め部屋全体は飽きがこないようにシンプルにしました(笑)
この先色々な使い方をすることも想定して、下地を入れたりコンセントの位置などを設計してもらっています。
こどもが巣立った後の事も考えた造りにしているので、各部屋にクローゼットなどの備え付けの収納も敢えて付けないことで、より様々な使い方ができる間取りが実現したと思います。
今回は土地選び〜賃貸暮らしの変化についてご紹介しました。これからお家を建てる方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
家づくりには情報収集が必須ですよね。
今はハウスメーカーから家のスタイル・住設備に至るまで、色々な情報はインターネットで得ることの出来る便利な世の中です。
しかし沢山の情報が溢れすぎて、何が自分にとって必要な情報なのかの取捨選択がとても難しいのも事実ですね。
私も家づくりの際には沢山の情報をインターネットやSNSで収集しました。そうして採用した事は勿論メリットの方が多いのですが、中には自分には合わなかったかも・・ちょっと後悔するポイントになっていたりすることも。
また、一度家を建てたら、家はリフォームしたり建て替えたりすることはあっても、土地はそのままずっと住み続けるという方も多いのではないでしょうか? そういった中で周りの環境って本当に大事ですよね!
家の中は自分で変えることが出来ても、周りの環境を変えることは容易ではないかもしれません。
納得がいくまでとことん突き詰めたnicoさんの家づくりのスタイルは、後悔のない暮らしを送る為への下地作りになっているのだと思いました。
nicoさん、ありがとうございました♪
(編集:megu)
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