【あの人の暮らしが素敵な理由】「北欧式整理収納プランナー」が考えた、暮らしを豊かにする空間〜こどもスペースの作り方と整え方(saya.s.aさん)
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【あの人の暮らしが素敵な理由】
“インスタグラムでつい憧れてしまうあの人”の暮らし方のヒントやモノ選びなど、暮らしにまつわるアレコレをご紹介いただきます。
今回は「こどもスペースの作り方・整え方」をテーマに、@saya.s.a(以下、SAYA)さんのお話をお伺いしていきます!
家族それぞれの「好き」を楽しめるように
SAYA
こんにちは。2歳と8歳の男の子2人の母で、北欧式整理収納プランナーのSAYAと申します。
今回は北欧式整理収納を取り入れた我が家の「こどもスペースの作り方・整え方」をお話したいと思います。
“北欧式整理収納”とは
まずは「北欧式整理収納って何?」と思った方に、簡単に北欧式整理収納について解説させてくださいね♪
北欧式整理収納は
「北欧の国に住む方の暮らし方や考え方を取り入れる整理収納」です。
北欧の国々は寒い冬が長く、家で過ごす時間が長いため、家の中の心地良さを大切にしています。
心地良さを感じるために暮らしの中で大切にしているのが以下5点のこと。
・暮らしやおうちを楽しむ
・家族や自分の時間を大切にする
・インテリアなど、日常に「美」を取り入れる
・モノを長く大切に使い、受け継ぐ
・自分の「好き」や「心地良い」気持ちを大切にする
北欧の国々に住む方はこのような部分を大切にすることで心地良い家や時間を作り、豊かさや幸福を感じています。
北欧インテリアもこういった考え方からインテリアやデザインが盛んになったそうです。日本でも北欧インテリアは人気があり憧れている方も多いと思いますし、何だか納得してしまいますよね。
北欧式整理収納は、単に片付けやモノを減らしたり、捨てたり、効率の良さだけではない、整理収納をした先にある暮らしの楽しみ・豊かさや心地良さを大切にする整理収納です。
そんな北欧のマインドを取り入れて整えている、我が家のこどもスペースを今回は見ていただけたらと思います。
暮らしに楽しみを与えるこどもスペース
我が家のこどもスペースは、リビングの一角にあります。
4畳ほどのスペースを使い、小学2年生の長男の学習スペースや2歳次男のおもちゃ置き場や遊ぶスペース、身支度を整えるスペースを作りました。
こどもスペースに取り入れた北欧式整理収納のポイント4つをご紹介します。
1.おうちを心地良く感じてもらい、好きなモノ・コトを楽しめる場所であってほしい
家の中に自分の居場所があるということは、こどもにも嬉しく安心出来ることだと思います。リビングで時間を過ごしたいと思ってくれているうちは、リビングにこどもたちの居場所を作っています。
この4畳のスペースに、2人それぞれの「今」好きなモノ、大切にしているモノを自由に置いて良し!としています。
長男はポケモンのフィギュアを棚に飾るなど、こどもにも好きなモノに囲まれた暮らしを楽しんでもらいたいと思っています。
しかし、こどもの好きなモノ・コトは変化もしていくので、今好きなモノをこどもと確認しつつ整理や見直しを定期的にすることも大切です。
2.成長に合わせて使い回せる、長く大切に使い続けられる収納用品や家具選び
「今」だけでなく、こどもの成長の「その先」を考えてモノ選びをするようにしています。成長に合わせて長く使えると無駄もなく、長く使うことでモノに対する愛着もわきますよね。
例えば、このスペースに置いている無印良品のパイン材ユニットシェルフはこどもが生まれる前、結婚をした頃からもう10年使っています。
それぞれの身支度グッズを入れている無印良品の収納ボックスも、赤ちゃんの頃から使い始めて幼稚園・小学生になっても場所や使い方を変えて使い続けているモノの一つ。
このように成長に合わせて使い回しができるモノ選びを大切にすることで、今後こどもたちが2階にある個室に移動する時期が来てもまた個室で使えるはずと思っています。
3.片付けのストレスを軽減し、暮らしを楽しむ時間を持つための収納の仕組み
おもちゃが散らかっていることにイライラしたりストレスを感じたり、片付けることを諦めてモヤモヤしている方はいませんか?
整理収納のメリットの一つに、「時短効果」があります。このメリットを最大限に活用すると、おうち時間を楽しめて心地良く毎日を過ごすことが出来るんです。
片付けを簡単にする仕組みづくりをすると、おもちゃがいくら散らかっていても「5分・10分あれば片付く!」と思えて心が軽くなり、それだけでストレスがなくなりますよ。
こどもとの暮らしは散らかって当たり前。
そこで、「いつもきれい」を目指すのではなく「片付けたい時にすぐ片付くおうち」を目指すのがおすすめです。
基本的に我が家はポイポイっと投げ込むだけで片付くおもちゃ収納にしています。細かく仕切りをつけて分けたり、蓋をつけたり重ねたりもなるべくしないように。
ざっくりとカテゴリー分けをしてポイポイ収納をすることでこどもも親も片付けやすく、お互いストレスが軽減して片付け時間の時短に繋がります。
片付けの時短を考えた整理収納で、心も穏やかに更に楽しむ時間も増えますよね!
4.小さなこどもがいても楽しめるインテリア
こどもが生まれてから、自分の「好き」を諦めてしまい、インテリアなど好きなモノや自分が心地良いと感じる空間作りを諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。
小さなこどもがいても、考え方や目線を変えるだけで楽しめる部分を見つけることが出来ます。
我が家の場合はおもちゃ棚の上に植物を置いてみたり、天井にモビールをつけたり、こどもの手が届かない場所でインテリアも楽しんでいます。
更におもちゃを入れる箱や棚を好みのテイストで揃えるなど収納自体も見た目良く楽しむ工夫をし、片付けのモチベーションを上げて前向きな気持ちになるように。
見た目が整うことで得られる効果を取り入れるのも、北欧式整理収納の特徴のひとつなんですよ。
片付けのモチベーションが上がらないという方は、こどもだけでなく自分の「好き」を取り入れてみるのもいいかもしれません。
こどもスペースではあるけれど、家族みんなが過ごすリビングでもあります。だからこそこどもも使い勝手良く過ごしやすく、大人も心地良いと感じるスペース作りをしています。
我が家の北欧式整理収納を取り入れて整え、作り上げたこどもスペースはいかがだったでしょうか?
少しでも北欧式整理収納に興味を持っていただき、参考になることがありましたら幸いです。
“北欧式整理収納”について昨年のコラムで資格を習得した経緯についてお話していただいたSAYAさん。
冬が長く、家時間が多いからこそ家での暮らしを快適にする。そんな北欧の方々の暮らしに対する考え方が素敵でとても共感しました。やはり好きなものに囲まれた暮らしの方がより幸せな気分になれそうですよね。
そこで大切にしたいのが自分目線だけでなく、家族みんなが楽しい・好きと思える家づくりやスペースを整えること。北欧のマインドを取り入れて考えられたSAYAさんのこどもスペースにはそんな想いが反映され、暮らしの豊かさにつながっているのですね〜。
せっかくのお家時間だからこそ大人もこどもも楽しく心地よいと思える空間作りができる北欧式整理収納を取り入れてみてはいかがでしょうか。
(編集:megu)
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