【暮らしのインテリア】暮らしやすさに直結!インテリアに馴染む洗面周りとトイレ〜和を感じる平屋に暮らす(heco_homeさん)
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注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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素材や余白を活かした水回り
今回は洗面周りとトイレについてお話させていただきます。
前回のhecoさんのコラムはこちら
洗面スペースの位置
我が家の洗面スペースは廊下にあります。旧宅のアパートでは狭い脱衣室の中に小さな洗面台が置かれ、身支度時や帰宅時などにいつも渋滞していました。
新居では家族みんながストレスなく快適に使えるように、脱衣室と洗面スペースを分け、二人並んで同時に使える広い洗面スペースを造作でお願いしました。
廊下に洗面を作るとどこからでもアクセスしやすく、トイレの横に位置するのでトイレ内に手洗いを設けずにすみました。
脱衣室からも数歩の距離なので、洗濯物の予洗いをした際にも洗濯機まで近くて便利です。
リビングを通らずに玄関から直接行けるので、裸足で外を駆け回る息子たちをよく抱っこして運びました(笑)
明るさをつくる、ガラス入りの造作建具とトップライト
一般的には廊下は採光がとりづらく暗くなりがちですが、隣接するリビングのドアがガラスの造作建具である点とトップライトのお陰で日中は照明いらず。
引き戸を開け放すと、家中に柔らかい光が広がってとても心地良いです。
明るさがある代わりに真夏のドライヤー時は流石に暑くてリビングでしていますが、私はスキンケアもメイクもリビングでするので問題ありません。
なにより家族みんなで並んで使える広さを確保できたので我が家にはベストな選択でした。
お掃除がしやすく清潔感のある洗面台
家族みんなが毎日必ず使う洗面台は『シンプル・スッキリ』をテーマにお掃除がしやすく清潔感のある空間をめざしました。
カウンターとボウルの繋ぎ目がないのでお手入れが楽ちんですし、壁付水栓は根本に水が溜まるストレスがありません。
水ハネ部分とサイドの壁はマットホワイトのキッチンパネルでシンプルに仕上げ、歯ブラシやコップは扉付きニッチへしまい、常にモノが出ていない状態を維持できています。
壁と一体に見える大きな一面鏡は空間を広くみせてくれて、境目のないシンプルさがお気に入りです。
◯洗面カウンター
・アイカ工業:スタイリッシュカウンター/グレイシアホワイト
◯洗面ボウル
・アイカ工業:KMB5AGW-3/シームアンダーデザイン
◯水栓
・カクダイ:193-001/壁付シングルレバー混合栓
◯キッチンパネル
・アイカ工業:FKM6000ZGN/艶消しホワイト
◯ミラー・扉付きニッチ・引出し収納
・造作
木目の綺麗なオークの収納部分は他の部屋と色味を揃えて、飽きのこないシンプルさの中に木の温かみを感じる、リビングの延長のような統一感のある洗面スペースとなりました。
床から浮かせたデザインはスッキリとした見た目になり、配管がないので床掃除もしやすくルンバ君もスイスイです。
水に強い床材で統一感をプラス
床材は水に強いフロアタイルで、子ども達がどんなに水浸しにしても慌てずにいられます。
このフロアタイルはキッチンから脱衣室・洗面スペース・トイレまで一続きになっているので、水回りの空間に統一感が出ました。
廊下にあるからこそ、他の部屋との繋がりや統一感、そしてお掃除のしやすさが大切だなと感じました。
◯フロアタイル
・東リ:ロイヤルストーン/PST2055(現PST3045)
家族用のシンプルなトイレ
我が家は平屋ですが、家族のライフスタイルも考慮してトイレは2つ作りました。洗面スペース横のトイレは主に家族用トイレとして『とにかくシンプルに』。
背面に作っていただいた収納内にコンセントと配管も収めてもらったのでお掃除もしやすく、北の窓から安定した自然光が入り、明るくてスッキリとした空間となりました。
我が家の壁はトイレも含め全て珪藻土の左官仕上げになっていて、シンプルな空間だからこそ陰影が際立ちます。調湿効果だけでなく消臭効果もあるので、臭いも気になりません。
和を感じる来客用のトイレ
玄関横のトイレは来客用トイレとして『ホッと落ち着けるような和を感じるおもてなしの空間』に。トイレにも障子を使い柔らかい光が広がります。
照明は光源が見えないように垂れ壁の後ろへ仕込んだ間接照明だけにして、しっとりと落ち着いた雰囲気に。
床は暗めのフロアタイルを選び、木目が綺麗な造作の収納付き手洗いカウンターに、墨黒のボウルと水栓で和モダンさを出しました。
壁は全体で使用している珪藻土の色よりも少し暗いベージュを選び、ここだけ塗り方をくし引き仕上げにしてもらいました。少し広めの設計で、ゆったりと長居したくなるような空間をめざしました。
間接照明に照らされた、くし引き仕上げが何よりのインテリアです。
インテリアと聞くと、何かを飾ったりして『足す』イメージが強かったのですが、この家に住んで、素材や余白を活かして『減らす』ことで、より魅力を増すと気づきました。
いつもお読みくださり、ありがとうございます。
廊下にあって空間を有効に使い明るくお手入れもしやすい洗面所。位置関係も理想的でとても使いやすそうです。写真でチラリと登場している「家づくりノート」の力が今回も大きいのでしょうね。
素材や余白を活かして減らす、それ自体がインテリア。珪藻土のくし引き仕上げを拝見した時にまさに思ったことでした♩
hecoさん、今回もありがとうございました!
(編集:kaori)
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