【今日の読みもの】母から私へ。想いを紡いでいく手作りのある暮らし(ai___0624さん)
- 読みもの
今日の読みものは、お子さんとの暮らしを楽しまれている@ai___0624(以下、ai)さんのお話です。
aiさんが発信されているのは「家族みんなで楽しむ手作りのある暮らし」。モノづくりを始めるきっかけについてお話いただきました。
モノづくりの原点を振り返って思うこと
突然ですが、私の母は手芸が得意です。
子どもの頃は、よくカバンやぬいぐるみなどを作ってくれました。一緒に布を選びに手芸屋に行ったことは今でも良い思い出として残っています。
母は誕生日やクリスマスなどの行事では必ず手作りのケーキと手紙を用意してくれました。
とても嬉しかったことには間違いないけれど、正直それが「特別」だとは思っていませんでした。むしろ当たり前に感じていたかもしれません。
周りの友人から「羨ましい」と言われることが次第に増えていきました。
自分の親は手芸や料理が苦手だからやってくれないという友人の話に対して「そういうお母さんもいるんやなぁー」と新鮮に感じていましたが、大人になって気づいたことは母が珍しかったのだということ(笑)
それほど私にとって「手作りのある暮らし」というのは身近な存在だったのです。
子育てするにあたって意識していることは
「自分が子どもだったらどんなお母さんであってほしいか」。
こんなふうに言われたいなぁ
こんなふうにはされたくないなぁ
こういうことを一緒にしたいなぁ
こんな姿は見たくないなぁ
などと、子どもの立場になって考えるようにしています。
そうすることでなりたい「理想のお母さん像」が見える気がします。
まだまだですが、自分が思い描くすてきなお母さんになれたらなぁと思います。
「手作りをしてくれるお母さん」は
なりたい像のひとつ。
母が作ってくれたものや一緒に作った時間は、しっかり楽しかった思い出として記憶に残っています。
子どもの頃は当たり前だと思っていましたが、思い出を振り返ったときに「たくさん作ってくれたなぁ」「あのとき楽しかったなぁ」と母の愛を改めて感じることができるのです。
だからこそ私も同じことを息子にしてあげたいと思っていて、誕生日にはケーキや手紙を用意し、息子の日々の記録を手描きで残してあげたい。
そんな思いから始めた手作りのある暮らしはというと…。
「あれ?めっちゃ楽しいやん!」
される側も嬉しいけれど、用意する側もこんなにワクワクするなんて。
愛情をたくさん詰め込みながら、喜ぶ笑顔を想像して作る。
その時間が何よりも楽しくて愛おしくて、心が満たされるのです。
もともと絵を描いたり、お菓子を作ったりすることが好きでしたが、子どもが生まれてからは
服作りや工作にも挑戦しました。
子ども中心に考えることでさらにモノづくりが好きになったし、手作りは「世界に一つだけ」と言えるのもなんだか誇らしい気持ちに。
また夫も私に負けじと子どもたちに家具やおもちゃを作ってくれます。祖母になった母の手作りももちろん健在。
私の父が孫に向けておもちゃや着ぐるみを作ったときは驚きでした!笑。
最近では息子たちも作ることを一緒に楽しめるように。それが嬉しくて。これからも手作りのモノが増えていくのかなと思います。
作りながら気持ちを満たし、完成したときにさらに達成感を味わう。
「次はあんなの作りたいな〜」と日々アイデアが浮かびます。
今はフルタイムで働いているので中々作業に移すことが難しくもありますが、それでも「作る」ことをやめず、日常を楽しみながらこれからも手作りのある暮らしを発信していけたらなぁと思います。
幼少期のaiさんが「当たり前」に感じるほど身近だった手作りのある暮らし。きっとお母様もまた「当たり前」のようにしていたであろうことが、aiさんの考える「母の理想像」につながっているのがとっても素敵だなと思いました。
形だけでなく記憶に残る手作りのある暮らしは、そこに込めた想いと共にまたお子さんに受け継がれていきます。これからどんな作品や思い出が増えていくかも楽しみですね♪
(編集:megu)
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