【今日の読みもの】自分たちにとっての最適な選択。「どういう暮らしがしたいか」を軸にして〜モルタル床の家づくり・後編(______tnoieさん)
- 読みもの
- コラム
今日の読みものは、モルタル床のお家にお住まいの@______tnoie(以下、chipi)さんのお話です。
モルタル床を採用した家づくりまでの経緯や大切にしたことを中心にお話いただいた前編に引き続き、後編ではお気に入りのインテリアや、家づくりを通して感じたことについてお話いただきました。
私のお気に入り
家具やインテリア、電化製品など、長年使い続けているものも多い我が家。
買い物は基本的に慎重で、ものを可能な限り長く大切に使いたいという考えなので、まだまだ理想には遠く、長い目で好きなものに囲まれた暮らしを目指しています。
そんな中でも、引っ越ししてから購入したSANTA & COLEのTMMはお気に入りのフロアランプ。
ラバー製のストッパーをくるくる上下させることでシェードの位置を変えたり、プル式スイッチでケーブルを引いてオンオフを切り替えられたり。
革新的で便利なものも好きですが、このようなアナログで無駄を削ぎ落としたものはまた違った魅力があって大切にしたいもののひとつです。
そして、お気に入りの場所は寝室。ここには何年か前に泊まったミラノのホテル、E.c.hoの客室にインスピレーションを受けて、一面にマグノリアのクロスを採用しています。
isamu noguchiのakari、真鍮と無垢材のベッド、と好きな素材が集まった柔らかい空間で癒されます。
他にも予算の中で機能面も考えながら好きなものを詰め込んだお風呂と洗面台、繋がりを持たせた玄関とクローゼットのRもお気に入りです。
暮らしを背景にした家づくりが豊かさを生む
家づくりでは、誰もが理想と現実の中で選択を繰り返していきます。私たちの家は、はじめ想像していた半分の広さの小さな家になりました。
それでも限られた予算の中で“これからどういう暮らしをしたいか”を軸にすることで、自分たちに合う選択ができたと思っています。
方向性をテイストで決めるのではなく、暮らしを背景にすること。家づくりを通して自分たちにとって本当に大切なことが明確になり、暮らしも豊かになったと感じます。
これからも少しずつお気に入りのものを集めて、好きなものに囲まれながら変化を恐れず暮らすことを楽しんでいきたいです。
家づくりの背景にあったのは、テイストだけで決めるのではなく「どういう暮らしがしたいか」でした。
chipiさんの言うように、暮らしをイメージして自分たちにとって何が大切なのかを知る。それが暮らしの豊かさにつながっていて、家づくりの本質はそこにあるのかもしれませんね。
モルタル床と選び抜かれたインテリアひとつひとつのセンスが調和した、とても素敵な空間でした♩
(編集:maki)
special thanks
Article / 読みもの
Category
daily mukuri / アイテム
Category