【暮らしの中のお花】縁起よく新年をお出迎え〜お正月を華やかに彩る(枝若松)
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日々の暮らしの中で欠かせないもの、大切な家具から雑貨、お花、珈琲なんて方もいるかと思います。
家具を買うときに、材質の種類やメンテナンス、塗装の特徴と言ったことや、お花屋さんに寄った際に、季節の花や生け方、日持ちするの?なんて、値段に差こそあれど、ちょっと知ってるだけで選択肢が広がることがたくさんあると思ってます。
そう言った、ちょっと知ってると暮らしに広がりが出る、そんな「へ〜、なるほど〜、そうだったんだ!」と思ってもらえるようなコラムを「暮らしの中の◯◯」シリーズとしてお届けしていきます。
「暮らしの中の〇〇」シリーズはこちらからご覧いただけます。
お正月アレンジメントで新年のしつらえを
チラホラと雪模様が見られるようになり、真冬の寒波の訪れによって、いよいよ寒さも厳しくなってきました。
色んな想いや出来事があった2020年は、あっという間に過ぎ去ってしまった…そんな1年でしたが、新たな幕開けの2021年。さあ、いよいよ新しい1年の始まりです!
みなさんはお正月の由来をご存知ですか?元旦は「年神様」という新年の神様が、1年の幸福をもたらすために各家庭にやって来てくれると言われているそうです。
またお正月は「松の節句」とも呼ばれていて、松は神様の依り代となって邪気を払うとされているため、お正月飾りなどに多く用いられるようになったそうです。
大人になり古来から伝わる由来などに触れると、より四季折々の行事を楽しむことができますよね!今回は、お花屋さんで見かける1番ポピュラーな松「枝若松」を使ってアレンジしていきたいと思います。
枝若松
・分類:マツ科マツ属
・学名:Pinus spp.
・和名:松(マツ)
・英名:Pine, Pine tree
・原産地:北半球
・花言葉:不老長寿
今回一緒に添えるお花は千両です。
こちらも「富」「裕福」「財産」などの花言葉のついた、お正月飾りになくてはならない縁起物です。
生け方とポイントをご紹介
では早速いけていきましょう!
◯用意するもの
・枝若松:2本
・千両:1本
・珊瑚水木:3本
・花瓶:今回使用するのは12cmの白い陶器のもの
1.まずは枝若松の枝分かれ部分を切って1本ずつにし、その後25cmくらいの凹凸ができるような長さにカットします。千両は器から少し出るくらいの長さ、珊瑚水木は松から5cmくらい長めで、こちらも凹凸ができるようにランダムな長さにカットします。
2.続いて松を入れていきます。
3.次に器の前面に千両を入れます。珊瑚水木は松より後ろ側にランダムな長さになるように入れ、最後に葉っぱでバランスを取ります。
ワンポイントアドバイス
今回のポイントは珊瑚水木、松、千両の全て花材毎に長さを変える点です。
メリハリがつくと同時にそれぞれの花材が引き立って見え、和の雰囲気を演出できます。注意ポイントは、松をカットする時に枝から松脂が出てくるのでビニール手袋などをしてカットされるのをオススメします!茎を切らずに長めにしてワイヤーなどをつけて逆さ吊りするとお正月飾りとして玄関のドアなどに飾る事も出来ます(写真は約50cm)
松は「お待ちする」「歓迎する」という意味も込められているそうなので、ぜひ玄関に飾って年神様をお迎えしましょう!
2021年は気分一心に、みなさまにとって良き1年になりますように…
あけましておめでとうございます。皆さま、お正月はいかがお過ごしでしょうか。
お正月飾りの代表とも言える松。
門松などの大きな飾りは敷居が高いと感じたり、飾る場所がなかったりと少しハードルが高く感じるかもしれませんが、枝若松はスーパーでも買えて手軽に取り入れられるので、お花とアレンジメントするのも良いですね。
お正月飾りやお花があるだけで、グッと華やかに清々しい気持ちになって新年もいいスタートが切れそうです。
お正月は私たち日本人にとって大切な行事。
当たり前のように新しい年をお祝いしてお正月を過ごしてきましたが、お正月飾りもそれぞれにきちんと意味があり、大人になってあらためて本来の意味を知ると、今までとは違った目線で捉えることができて、これからも大切にしていきたい伝統習慣だと思えるかもしれませんね。
今年のお正月はおうちで過ごされている方も多いかと思います。不自由さを感じながら過ごしている日々の疲れを労って、新年の始まりをゆっくりとお過ごしください。
(編集:maki)
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