【暮らしのインテリア】シンプルさの中にある遊び心とこだわり〜続いていく家づくりと生活を楽しむ(satori.homeさん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
今回からコラムでご協力いただくのは、“シンプル”さを突き詰めて無駄なものは削ぎ落としたお家づくりをされた@satori.home(以下、satori)さん。
ものづくりが好きなご夫婦がDIYで造り上げたインテリアは、木の温もりがある中にどこか洗練されたシャープなイメージも感じられます。
初回は土地を活かした家づくりのはじまりから、シンプル故にこだわったポイントについてもお話いただきます。それではsatoriさん、よろしくお願いします!
はじめに自己紹介
はじめまして、satoriと申します。2018年の10月に完成したこの家に夫婦2人で暮らしています。
コラムでは家づくりで経験したことやスッキリした暮らしをするために心がけている点など、少しでも皆さまの参考になるようなお話ができたら嬉しいです。
限られた空間を最大限に活かした間取り
いいタイミングで始まった家づくり
家を建てる前の私たちは2人で暮らしていた当時の生活に満足していたため、マイホームを持つのはまだまだ先だと思っていました。
しかし徐々に周りの友人たちが家を建て始め、話を聞いたり遊びに行ったりするうちに自然と夫婦でマイホームの話をする機会が増えてきて、「いつかは自分たちも…。」と意識するようになっていきました。
ある日、ポストに投函されていたオープンハウスの案内。そこには夫が憧れていた薪ストーブのある家があり、興味を持った私たちは見学に行くことにしたのです。
それを知った両親が「もし家を建てるなら土地があるから使ったらどう?」と声をかけてくれたこともキッカケとなり、家づくりをスタートさせる運びとなりました。
家を建てると決めてからは雑誌やインターネットで情報を集め、とにかくたくさんの会社を見て回りました。
何社かに間取りを作成してもらいましたが決め手になるものはなく悩んでいることを友人に話すと、「いい人がいる!」と先輩の設計事務所を紹介してくれました。
親から譲ってもらった土地は細長く高低差のある土地だったので、どんな家が建てられるのか不安が募る中「この土地なら面白い家が建ちますね!」とプラスの発想をしてくれた設計士さんのセンスと人柄に惹かれ、マイホームの建築をお願いしようと決めました。
ミニマルでシンプルを目指して
家づくりが始まってからは、テーマを“シンプル”に決めて間取りを考えていきました。
家そのものはコンパクトに抑えつつ開放感が欲しかったので壁などの仕切りは極力減らし、限られた空間を最大限に生活スペースとして活用できるようにお願いしました。
そこで提案されたのが一般的なLDKとは少し違った今のカタチ。
長方形の中に2つの箱が置いてあるような見た目と、大きな空間に映える1本の太い梁を支える4本の柱は我が家の特徴でありお気に入りの眺めでもあります。
構造上の凸凹スペースを有効活用し、キッチンや棚などを入れ込んでスッキリとした印象に見せています。
全体をシンプルにした分、玄関の段差部分や床の見切りに真鍮を使うなど細かい部分にもこだわりました。
生活感を隠したキッチン
毎日使うからこそ”究極のシンプル”にこだわりたいと思ったキッチン。シンクとコンロ以外は全て取っ払ったデザインを造作でお願いしました。
どうしても生活感の出やすい場所ですが大きめのパントリーと作業台を作り、家電などを隠して生活感を感じさせない工夫をしました。
自分の使いやすいように幅や大きさなどを1mm単位で決められるのも造作の強みだと思います。
好きなものがある暮らし
夫が趣味で絵を描いているため、アトリエを作るのは家づくりにおいて絶対条件でした。
アトリエには汚れを気にしなくていいモルタルの床を採用し、玄関と隣接させることで土足のまま出入りできるようにして作品や画材の出し入れもスムーズにできるるようにと考えました。
薪ストーブがあるのも我が家の特徴。友人がストーブ屋さんを始めたのをキッカケに薪ストーブのある暮らしに興味を持ち、憧れていた夫たっての希望で導入しました。
薪割りは手間がかかりますが、今では日課として楽しんでやっています。薪ストーブの揺らぐ炎を見ていると身体の芯から温まり、時間を忘れて心も癒されます。
自分たちでつくる楽しさ
窓枠や巾木、建具や床などは自分たちでヤスリがけをしたり塗装をしたりして建築時のコストカットをしました。作業はとても大変でしたが、自分たちの手を加えることができて良い思い出になりました。
私たちは元々ものづくりが好きな夫婦だったので、家づくりをキッカケにDIYを始めてテレビボードや飾り棚、デスクなども自分たちでつくりました。
自分たちでつくったものはやはり愛着もわきますし、その時のライフスタイルに合ったものをジャストなサイズで作れるのも魅力ですね。
私は“住み始めたら家づくりは終わり”ではないと思っています。
何かをつくったり少しの手間をかけたり、家が完成した今もなお手を加え続けることで快適な暮らしが実現するだけでなく日々の生活そのものを楽しめるようになっていきました。
次回はインテリアについてもお話していきたいと思います。最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
大きな長方形の中に小さな箱が2つ。シンプルだけど必要なものが一つの大空間の中にギュッと詰まっているsatoriさんのお家。
玄関を入った先に広がる光景は真っ直ぐシンプル。でも実は窪んだ場所にキッチンがあったりデスクがあったりと、視覚的にシンプルでありながら動線や使い勝手もきちんと考慮されています。横長の土地の形状を活かし、凸凹スペースを設けることで家の良さが最大限に引き出されていますね。
DIYで少しずつ自分たちらしさが加わって変化していく様子はまさに住んでからも“続いていく家づくり”。家づくりがキッカケになって始めたとは思えないほどの完成度でびっくりしました!これからどんなものが造り出されていくかも楽しみです。
satoriさん、ありがとうございました♪
(編集:megu)
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