「3年越しの夢」自分たちの力で叶えたマイホーム。sugar____home.127さんのおうちを探索!
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タイルに囲まれたキッチンとナチュラルな素材をベースに、ブラックを差し色として使い全体を引き締めたインテリアが印象的なsugar____home.127さん。結婚前からマイホームへの憧れがあったものの、理想の土地に出会うまで時間を要しました。
土地が見つかった中で「自分たちの力だけで建てる!」そんな条件をもとに理想と現実を追い求めたコダワリをご紹介していきます。
難航した土地探しに一つの出会いあり
夫も私も交際中からマイホームへの願望が強く、休みの日には住宅展示場を回ってイメージを膨らませていました。
ところが土地探しにかなり苦労しました。
当時私たちが求めた土地の条件は以下の5つでした。
・日当たり良好←これは特に必須でした
・60坪以上・建築条件無し
・夫の通勤時間40分以内
・2台以上車を並列できる駐車スペース
また探していた地域は、都会ではないものの企業や施設が立ち並ぶ場所で、新築を建てるには土地の相場も比較的高めでした。それもあり、理想の土地に出会うまでは3年もかかりました。
土地と上物の予算とにらめっこしながら継続的に土地探しを続けるものの、理想の土地には出会えず半ば諦めかけて月日だけが経過していきました。
それでもマイホームへの思いは断ち切れず、具体的に支払い可能な返済額、どのような家が建つのか?といった内容を、スーモの相談カウンターで詰めていき、土地探しに強い工務店までご紹介いただきました。
そんな矢先、インターネットで土地情報を調べていると現実的な予算内で理想の土地を見つけたんです!
すぐさま現地へ行き諸条件を確認して、ここ以上に理想の土地には出会えないと思い、すぐに仮押さえをしました。思いが強すぎたためか、本契約までは夜も眠れないこともありました(笑)
落ち着いた上品さの中に可愛らしさをプラスした理想のキッチン
理想としていたキッチンのイメージは、「落ち着いて上品さがありシンプルでカッコいい、だけど少しだけ可愛らしさもあり、あたたかみもある雰囲気」がテーマでした。
理想のタイル探しも時間を要しました。
タイルメーカーを巡った上で、好みのデザインが多かった平田タイルに絞りました(平田タイル/10thirty)。そして馬目地貼りのサブウェイタイルが流行っている中、上品な雰囲気にするためにあえて通し目地にしました。
腰壁の側面はタイルで上部は巾木にするのを設計士さんに勧められ、夫もカウンターになって良いのでは?と賛同していましたが、頑なに断りました(笑)結果、上部までタイルにしてよかったと思っています。
キッチン:タカラスタンダード
工務店の標準で2社選べるうち、面材の質感、お手入れのしやすさ、人造大理石が良かったので、タカラスタンダードを選択しました。
リビング側から見るとタイル一面ですが、キッチン側は掃除のしやすさや利便性を考えてよく似た色のキッチンパネルにしてあります。
他社メーカーさんも同じかは分かりませんがパネルに磁力があるので、キッチンペーパーホルダーやまな板を掛けるフックも付けることができ、日常で利便性を感じ不満はありません。
キッチンには色々憧れはありましたが、予算を抑えるために他のメーカーは見ないよう我慢をしましたが(笑)結果的に不満はありません。
キッチンにアクセントを。背面収納とパントリー
カップボードはパナソニックのラクシーナにしました。全体的にベージュ調なキッチンをブラックが全体を引き締めてくれます。その上で、少しあたたかみを加えたく面材は木目のものを採用しています。
奥にはパントリーがあり、日用品から電子レンジなど家電類を収納しています。ここがあるおかげでキッチン全体がスッキリして見えますし、稼働棚のみのつくりは引き出しを開閉せずにものを取り出せるので、私の性格には合っていると思います。
リビング・ダイニングは落ち着いた大人の雰囲気に
落ち着いた大人の雰囲気が漂う海外インテリアに憧れ、そのイメージに近づくようにしました。
キッチンはベージュが多めですが、タイルとブラックのカップボードの印象が強かったので、あたたかみが少し足りない気がしてウォルナットのダイニングテーブル(アクタスFB/ウォルナット)にしました。
ペンダントライトはレクリントのキャシェを2灯吊るして明るさを出してます。黒だけではまた強い印象が出てしまうのでグレーを色違いで購入して柔らかい印象も足してみました。
海外っぽさを出したかったので、少しコードをたわませてどこからも綺麗に見える角度を現場監督と調整しながらコードハンガーを取り付けて位置をずらしています。
リビングのTVボードはラフィンゲートさんで購入しました。
TVの壁はベージュ色に、そしてチェリー材のTVボードを置きたいと考えていました。加えて、モールテックスもどこかに取り入れてみたいと思いラフィンゲートさんのお店に行った所、夫がこのTVボードをとても気に入り購入を決めました。
ラフィンゲートさんではモールテックスと天然素材の組み合わせを提案いただけるのですが、引き出しの部分が当時店頭にはウォルナットとオークしかなかったところ、チェリーでもオーダーできるとのことで、即決しました。
こちら人気のTVボードですが、チェリー材は我が家が初めてだったようで一段と嬉しくなりました!
想像力を高め、瞑想した日々
瞑想?!といきなりなんのことかと思った方もいらっしゃると思いますが、いかに想像力を高められるか、これが家づくりで大切なポイントだとわたしは結論づけました(笑)
先述したキッチンの色合いとリビングダイニングのクロスは、その他の仕様を決める時間がなくなるほど迷いました。中でも迷ったのが、腰壁のタイルとカップボードと背面クロスの色合いをどうするかでした。
インテリアコーディネーターさんが付いていなかったので、とにかく自分で探して決める、その連続でした。ショールームに何度も足を運び、サンプルや資料の多さに設計士さんが驚かれたのも記憶にあります。
とりわけ、自然光と照明で昼夜雰囲気が変わるため、壁紙は迷いました。最終的に絞ったクロスをアパートの壁に貼り毎日眺めているうちに、コレ!といえる色合いがわかってきました。
ただ、タイルはそうはいきません。平田タイルまでは決まったものの、色味は貼り付けるわけにもいかず、毎日クロスの前で瞳を閉じて瞑想していました(笑)とにかく集中して想像し続けた結果、納得いく結果に繋がったと思っています。
ライフスタイルの違いを間取りへ組み込む
落ち着いたリビングダイニングを意識しましたが、間取りを考える際に「吹き抜けをつくらないこと」が絶対条件でした。
立地条件上、吹き抜けがあると夏場暑くて大変といったアドバイスを設計士さんより頂戴してのもありますが、それ以上にわたしと夫のライフスタイルの違いが大きな理由でした。
睡眠に関して神経質なわたしと、夜遅くまでテレビを見ていたい夫。そして夫はどこでもどんな状況でも眠れるタイプで全く正反対なんです。賃貸の頃はその事でよくケンカになりました。
そのため、寝室まで音が聞こえやすい吹き抜けは無しにしようと最初から決めました。
とはいえ、開放感ある吹き抜けはリラックスもできるでしょうし、お洒落だなと思っていたので、それに代わる設備を取り入れたいと考えた結果、間接照明を南側全体に採用しました。
夜遅くになるとダウンライトはつけず、間接照明だけで毎日過ごしています。夫も夜は心置きなくテレビを見ながらくつろげているようで、リビングダイニングの夜の顔に一役買ってくれています。
土地探しから難航した家づくり。後述したような苦労も多々ありましたが、限られた予算の中で、援助を受けず夫婦のみで建てたい、そんな夫の想いとともに、自分の気に入った間取りやインテリア、そして注文住宅を建ててくれてとても感謝しています。
我が家は今年の1月に引渡しから1年、インテリアや収納がまだまだ未完成ではありますが、おうちづくりやインテリア、どなたかの参考になれば嬉しいです。
ムクリのコラムでも土地探しに苦労された方は多いです。それは当たり前ですよね。優先順位はつけるものの、まだあるのでは?と希望を持ち続ける気持ちもわかります。そして、土地を見つけた時、契約までのハラハラドキドキが伝わってきましたね!
見せる部分、使い勝手を優先した部分、それを合算した全体のイメージ。とてもバランスの取れたおうちづくりだなと伺って感じました。
メインをどこに据えるか。
参考になる方も多いのではないでしょうか。
sugar____home.127さん、ありがとうございました!
(編集:編集長)
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