オキシクリーンの使い方まとめ〜キッチン/お風呂/洗濯槽など〜
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いつもムクリをご覧いただきありがとうございます。
突然ですが、大掃除は始めていますでしょうか。いよいよ12月に突入し重い腰をあげる方も多いのではないでしょうか。そんな大掃除から普段のちょっとしたお手入れにも役立つ「オキシクリーン」の性能・成分についてご紹介していきます。
インスタグラムではよく目にするオキシクリーンですが、使い方が自己流だったり、効用まで正確に理解できていなかったりすることもあるかと思います。
そこで、今回はグラフィコ(@graphico_oxiclean)様に許諾をいただき、オキシクリーンの成分・効用から、よくある質問や間違いまで、まとめてみました。
※本件、ムクリより依頼をしておりますのでグラフィコ様のPRではございません
オキシクリーンが得意な汚れと、苦手な汚れ
得意な汚れ
油汚れ
タンパク質の汚れ
手垢/足垢
皮脂の汚れ
生ゴミの臭い
苦手な汚れ
水垢
石鹸カス
カルキ汚れ
アンモニア臭
たばこの臭いなど
オキシクリーン溶液はアルカリ性ですので、酸性の汚れ落としを得意としています。
水垢やカルキ汚れは水道水に含まれる「炭酸カルシウム」が原因です。お風呂の鏡に付着する水垢や、空気清浄機の中にあるフィルターに付着する白い汚れですね。
これらはアルカリ性ですので、オキシクリーンでは落とすことができません。
クエン酸など酸性の洗剤で対応しましょう。
オキシクリーンNGの素材
・ウール製品/ウール混紡/ウール製カーペット
・ペルシャ製カーペット
・畳
・シルク
・革製品などの水洗いできない素材
・宝石/金属製のアクセサリー類
・金属のサビ
スチール製のキッチン用品
レンジフードなどスチール製でできたキッチン器具があったりします。ついついオキシ漬けをしてしまいがちですが、まずは取扱説明書をご確認いただいた上でご判断ください。
スチール製品をオキシ漬けしますと、コーティングが剥げたりします!(実体験済みです。。。)
オキシクリーンの用途と容量の目安
今回は「界面活性剤不使用」のオキシクリーンの分量を目安にしています。
バケツタイプのスプーンと、ボトルタイプのキャップは1杯は同じ分量に相当します。
分量:1/8杯(約3.5g)
布巾の漬け置き
40〜60度のお湯500mlにオキシクリーンを溶かします。
10〜30分程漬け置き、水でよくすすいだ後、通常の洗濯をしてください。
シミ抜き
40〜60度のお湯500mlにオキシクリーンを溶かします。
シミ汚れを拭き取った後、シミに直接つけます。5〜10分置いてから柔らかい布で拭き取って十分に乾かしてください。
分量:1杯(約28g)
洗濯洗剤として
洗濯機を回す前に、1杯を洗濯物の上に振りかけてください。
水量は40リットルが目安ですので、汚れの度合いや水量に応じて調節をしてください。
食器の汚れ落とし
40〜60度のお湯4リットルにオキシクリーンを溶かします。
食器を入れて10〜30分漬け置きをします。最後に綺麗な水でよく洗い流してください。
そのほか汚れが落ちにくいもの
洗濯槽(10リットルあたり3〜4杯)
洗濯槽の高水位まで水を入れた後、オキシクリーンを入れ、3分間「洗い」を運転します。
3〜6時間漬け置きした後、浮いてきた汚れをすくい取り、また3分間「洗い」を運転します。
排水後、通常の洗濯を1度行ってください。
汚れが酷い(あまり頻度よくお手入れしていない場合)は、漬け置き後は空の状態で洗濯をすることをオススメします(筆者経験より)。すぐに洗濯物を入れて洗濯をしますと、取りきれていない汚れが服やタオルに付着して、干す時大変なことになりがちです。
お風呂の蓋や椅子など漬け置き(ボトル1本)
残り湯(約85リットル想定)にオキシクリーンを溶かします。
洗面器や椅子、バス蓋を浴槽に入れ一晩漬け置きをします。その後、シャワーでよく洗い流してください。残った汚れはブラシ等で擦ると落ちやすいです。
ムクリでもキッチンのオキシ漬け、玄関のお掃除を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
詰め替え容器にはご注意を!
オキシクリーンは常に微量のガス(酸素)を放出しているそうです。(人体に有害になる量ではございませんのでご安心ください。)
インスタグラムでは別の容器に詰め替える方も多く見受けられます。その際には、気密性の高い完全密閉タイプの容器は避けるようにお願いします。
大爆発!!ということは無いそうですが、蓋が取れて粉が散乱する場合も有りうるそうです。
日本オリジナルパッケージ版には、キャップ部分にガス抜きの小さな穴が空いています。
よくある質問や誤解まとめ
ここでは、グラフィコ様よりよくある質問や、誤解、注意事項をお聞きしましたので、掲載させていただきます。
泡立たない
日本オリジナルパッケージ版には「合成界面活性剤」が入ってないので泡立ちが弱いです。口にする食器や肌に直接触れる洗濯物、子ども用品には特にオススメです。
アルカリ焼け
金属製品に使用すると変色(アルカリ焼け)を起こす可能性があります。素材の状態や漬け置く時間にもよるようですが、注意が必要です。
換気の必要はありますか
オキシクリーンを溶かして出るのは「酸素」なので有害な気体がでるわけではありません。
ですが、熱気や湯気を吸いこむのは好ましくないので換気は必ずするようにしてください。
お風呂場の汚れが落ちない
オキシクリーンはアルカリ性の漂白剤で酸性の汚れを中和して落とします。お風呂場の汚れでは「皮脂」「湯垢」が得意とします。苦手な汚れは「石けんかす」や「水垢」です。
キッチンシンクのオキシ漬け
防汚コーティングが施されたシンクはコーティング剤によって剥がれるなどの不具合が出ます。ご使用される前に、シンクの取り扱い説明書を見るかメーカーに問い合わせを推奨します。
ディスポーザー付きのシンクのオキシ漬け
中性洗剤(いわゆる食器用洗剤)以外の洗剤の使用は推奨されてない物が多いそうです。ディスポーザーの取り扱い説明書を見るかメーカーに問い合わせを推奨しています。
大理石に使えるか
天然大理石と人造大理石には溶解する恐れがあるので使用しないでください。人工大理石は使えますが、目立たない箇所でお試しいただくことを推奨しています。
いかがでしたでしょうか。
今回取り上げた内容以外にも用法があったり、シンク・メーカー毎に異なったりしますので、ムクリでは引き続きコラムにてオキシクリーンを使ったお掃除方法をご紹介していきます。
正直言うと、対象の汚れが酸性か、アルカリ性かってわからないですよね。。
ですから、オキシクリーンの使い方でお困りの時はこのページをチラッとご覧いただければ幸いです。
また、グラフィコ様のインスタグラムアカウントもございます。
12月4日から「オキシクリーンEX」という商品を発売したそうです!
洗浄成分をプラスした商品で、主にホームセンター、ドラッグストアでお求めいただけます。
知ってるようで、案外知らない情報をムクリではまとめて行きたいと考えております。
これ知りたい!という内容がございましたら、お気軽にコメント欄にお寄せくださいませ。
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