「シックでシンプルなおうちと2匹の愛犬との暮らし」mnmuehueさんのおうちを探索!(クリナップ/セントロ)
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ふと見上げると日差しが気持ちよく、木々も青々として新緑の季節がやってきましたね。窓をあければ気持ち良い風が部屋に舞い込む。5月〜6月のこの時期は暖房も冷房も使わない、家にいながら自然を感じられる貴重な時期です。
真っ白なキッチンにグレーの床、落ち着いたインテリアの中にたっぷりと太陽の光が射し込むmnmuehue(mai)さんのおうちは、思わずソファでゴロンとしたくなるほど居心地が良さそう。愛犬がベッドで寝転ぶ様子も心地よさを物語っていますよね。
色調が統一されたインテリアから、2匹の愛犬との暮らしについてお話を伺いました。時折顔を出すわんちゃんもとても愛おしいので、あわせてお楽しみください。
落ち着いたトーンの中に暖かみあるデザイン
maiさん
我が家は2019年の2月に完成しました。賃貸住まいだった2017年にマイホームを検討し始め、打ち合わせや情報収集を重ねながら進めた家づくり。工務店は夫の同級生といった関係性にも恵まれ、じっくり腰を据えて理想を追求できましたので、どなたかの参考になれば嬉しいです。
設計当時、時間があればInstagramを眺める日々。いつだって目に留まるのは海外のハイセンスな家でした。
そこから理想のテーマを「ホワイトやグレーを基調にしたシックなデザインに、北欧テイストの暖かみを加えたインテリア」にしました。住み始めた現在も少しずつではありますが、自分なりに理想に近づくようアイテムを揃えていくのを楽しんでいます。
デザインに一目惚れしたキッチン
二階リビングの我が家。玄関を開けると目の前には階段があり、登り切る前にキッチンも目に入ってきます。求めたのは存在感のあるアイランドキッチンだけど、シンプルでインテリアに馴染むデザイン。
メンテナンスを考え国内のメーカーに絞り各社ショールームを周りましたが、なかなかコレ!と言えるモノに出会えませんでした。
そんな中、クリナップS.S.がフルモデルチェンジした「セントロ」が発売され見に行ったところ、システムキッチンとは思えないデザインに一目惚れ。
クリナップと言えばステンレス、清潔感と安心感が備わったブランド。そして、セントロは最上級モデルで設備や機能面も充実し、長く愛用するならと決めました。
天板はセラミックを採用。硬質で陶器のような質感が無骨で存在感もあり決め手に。そして面材はマット加工されたホワイトを選択。フロートタイプで脚元はブラックと、イメージしていた海外のキッチンに近づきました。
IHも水栓もデザインを重視しつつ、日本製を採用したのもポイントです。水栓一つでも印象はかなり変わり、使い勝手もよくとても気に入っています。
・キッチンサイズ:間口2580/奥行800/高さ850mm
・キッチン背面カウンター:奥行450/高さ900mm
・キッチン:クリナップ/セントロ
・ワークトップ:セラミック(ベガ)
・面材:シアーホワイト
・IH:三菱ユーロスタイル
・レンジフード:アリアフィーナ
・水栓:三栄水栓/SUTTO
無機質なステンレスが集まるキッチン
当初はオールステンレスを希望していたのもあり、背面収納は無印良品のステンレスユニットシェルフを置き、それに合わせて造作でカウンターを設置しました。
ステンレスの無機質な雰囲気や、清潔に使える利便性が好きで、キッチンツールもステンレス素材がほとんど。
日差しがたっぷり入る2階リビングと、暖かみある北欧家具、マットなキッチンの中にステンレスの光沢、重厚感が交わることで、全体が引き締まります。
オープン収納は見た目やホコリのお手入れなど難しい面があり、キッチンと統一し白のカップボードでもよかったかな、と思う瞬間はありますがうまく付き合っていきたいと思います。
無印良品の棚を後付けしたり、お気に入りの家電や道具、雑貨を足し引きしながら変化を楽しみたい場所です。
キッチンに収納を集約!
LDKに加え水回りも2階に集約し、ほぼ平屋のような暮らしをしています。そこで家事効率を考え、日常で必要なモノ、愛犬のモノはキッチンとパントリーに収納。キッチンには洗剤やツール、パントリーは食品庫のように区分けせず、キッチン&パントリーで我が家にとって使い勝手の良いように工夫しています。
コンロ下はグリルレスなのでカトラリー収納として使っています。
引出し部分には調味料を収納。引き出し下にも収納できますが、今はまだ空の状態です。たっぷりとした収納容量に満足しています。一番下段にはキッチンまわりの消耗品のストックを。
食洗機下には製菓道具などを。
シンクに下にはオプションで付けたトレー式の引出しがあり、まな板や計り、料理本など薄いものの収納場所として便利です。
トレー下の引出しには、網やゴム手袋など消耗品を。引出し下には、ボウルや保存容器などを収納。足元には食品のストック類をざっくり収納しています。冷蔵庫やリビング・ダイニングからも近いので、パントリーではなく動線的にあえてキッチンにしまっています。
続いてパントリーの広さは約1.5畳。可動棚を造作で設置し上段には無印良品のファイルボックスを使用して書類をまとめて保管しています。
中段には食器やケトルなど雑貨中心に収納し、下段はクードスリムのゴミ箱やドッグフードや愛犬グッズを置いています。じゃがいも玉ねぎなどは、通気性のよいバスケット収納で、在庫管理もしやすいです。
収納のポイントは余白。引き出しなど隠せる収納はきっちりと収納容量を無駄なく使う一方で、見せる収納は余白を大切にし、アレもコレもと並べないようにしています。イメージはディスプレイに近い感覚。本当に好きなモノだけを厳選しています。
ゆったり落ち着くリビングダイニング
2階リビングの良さはやはりたっぷりの日差しでしょうか。外からの視線も気にならないので日中はロールカーテンをオープンにして過ごす日も多いです。
階段は吹き抜けのようになっており、上にFIX窓を設置したおかげで玄関下まで明るくなりました。
唯一重たいモノを運ぶのは大変で、とくに愛犬2匹(14kg)を抱えての登り降りは筋トレだと思ってやっているほどです(笑)とはいえデメリットはそれくらいで、いいことばかり。帰宅時に愛犬が階段上からお出迎えしてくれるこの眺めは至福の瞬間です。
ちなみにこの吹き抜け階段ですが、老犬になるにつれ危険は増すのでネットガードなど対策は必要だなと考えています。
“シンプルでスッキリ”を意識したインテリア
愛犬がいるのもありますが、2階に生活空間を集約しているため家具も厳選し、足元もすっきりを意識しています。
ダイニングはHYAのテーブルとチェアです。淡いグレーのテーブルにナチュラルな脚が我が家にぴったり。
リビングのテレビボードはウッドワンのオモイノです。壁掛けにすることですっきりした見た目と床のお掃除も簡単。愛犬にも噛まれないので、わんぱくなワンチャンを飼われている方にはおすすめです。
また犬と暮らす上で滑りにくい、粗相をされた時の掃除のしやすさを考えて、フロアは全て塩ビタイルを採用しました。
その名の通りタイルのような質感と、グレーで全体が落ち着いた雰囲気になること。加えて、ホコリや汚れが目立たないのもメリットです。定期的にワックスをかけて滑りにくさを保つようにしています。
床は面積が広いためインテリアに与える印象も大きく、当初は無垢材やモルタルの床に憧れていましたが、愛犬のためを思い我が家はこの形に落ち着きました。とはいえ、どうしても無垢を使いたくて、天井の一部に無垢材を取り入れました。
どこにいても明るい家づくり
すでにご紹介したとおり、水回り、寝室も2階にあります。やはりどこにも日差しが射し込むのがいいところ。
ダイニングに面した寝室も明るく、愛犬は陽のあたるベッドでスヤスヤお昼寝をすることも。冬はポカポカしていて本当に気持ちがいいですし、春から夏にかけては朝の目覚めもいいですよ。
リビングダイニングと寝室を自由に行き来できるように扉は常に開けっ放し。そのため、ベッドのみとインテリアもシンプルに。
水回りは好きなモノを飾るギャラリーのように少しポップな印象を持たせています。
造作の棚はお店のような見た目に加え、毎日使うモノを飾りながらサッと取り出すこともできる、とても便利な要素も備えています。
洗面台は造作で、水栓はキッチン同様三栄水栓のSUTTOです。フォルムの美しさもさることながら、洗面手前でレバーの上げ下げができるので、水栓周りが汚れにくく使い勝手も◎。
広さを取れなかったので、隣接するお風呂のドアを透明ガラスにして、少しでも明るく開放感を感じられるように設計しました。
かけがえのない存在との暮らし
愛犬2匹は私たち夫婦にとってこどものようにかけがえのない存在です。この子たちはとてもいたずらっ子で、賃貸時代には床、ドアや家具にいたるまでボロボロ。カーテンは引っ張られてレールが曲がってしまったことがあったので、今の家では全てロールカーテにしたほど。
そんな2匹もあっという間に6歳と7歳に。寝ている時間や白髪も増え、少しずつ老犬への道を辿っています。ゆっくりゆっくりと歳を重ねて欲しいなと願っています。
愛犬のアイテムは、2匹が暮らしやすく、我が家のインテリアにもフィットするようなモノを選んでいます。いくつかお気に入りのアイテムも紹介させてください。
動物を暮らすために欠かせないのがゴミ箱。こちらオムニウッティ20Lを使っています。臭い漏れしないので、わんずの使用済みトイレシートなど入れに最適。
トイレスペースにはビニールシートを敷いているので、トイレまわりの汚れは気になりません。ビニールタイルは染みることはなく、汚れもつきにくいので掃除もしやすいです。ただ、無垢床の方が滑りにくく、犬にとっては暮らしやすいかもしれません。素材選び、難しいですよね。
毎日の食事のお供フードボールは、陶芸家yumetourakuさんにネーム入りの器を作っていただきました。ドットやボーダーなどの器がとても可愛い作家さんです。
首輪とリードはfound my animalのモノ。マリンロープをモチーフにしていてカラーも豊富。耐久性にも優れているので、何年も愛用しています。
首輪に付けている迷子札はhinametalworkさんで購入。裏側に連絡先が記載されているので安心です。少しずつ真鍮の味が出てきました。
たまごの形をしたおもちゃはわんずの大好きなおもちゃ(LANCO)見た目も可愛らしく種類も豊富なので、飼い主が買い集めてしまうほど。
犬服は衣装ケース3つ分を占めるほど。ほとんどは受注生産品でお気に入りのネットショップでオーダーしています。
時には飼い主とお揃いにしてみたり…と、家族の一因として一緒に暮らしを楽しんでいます。
ご紹介してきたとおり、私たち家族にとって居心地の良い空間ができあがりつつあります。そのため、昔は外に出てキャンプを楽しんだりしていましたが、この家ができてからはおうち時間が自然と増えました。
これからも犬にとっても人間にとってもゆったりと落ち着く家づくりをしていきたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
人間でも動物でも気持ち良さそうに寝る姿は共通でしょうか。愛犬がぐっすり眠る様子から、心地よさ、安心感が伝わってきましたね。
クリナップS.S.がフルモデルチェンジしたセントロ。カッコいいですね!セラミックは強度も強く、お手入れもきっと楽だと思います。オールステンレスのイメージが強いので、印象もガラッと変わりました。このデザイン性はこれから人気もでそうです。
そしてキッチン含め、トーンが統一されたインテリアも素敵でした。床材を無垢にすると和風に寄ったり、濃い色を選べばシックよりはモダンになりがち。明るい床材はナチュラルに寄る。
そこでグレーの塩ビタイルの採用が光りますね。わんちゃんの快適さを求めた上で理想の海外風インテリアを追求するセンス、抜群です。
2匹の愛犬がお出迎えするようすも印象的。本当可愛らしいですし、大切な存在なんだなと、maiさんの愛情たっぷりの内面まで伺えたほっこりする内容でしたね。
maiさん、ありがとうございました♪
(編集:編集長)
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