【暮らしのインテリア】造作と素材へのこだわり、設計に譲れなかった条件〜シンプルでミニマルな余白のある家（ zalala1209さん）

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「シンプルなつくりの家でミニマルに暮らす」を軸として

執筆者：＠zalala1209（めい）さん

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引き算する設計

土地が一瞬で決まったので、本格的に設計もスタートしました。「この建築家さんが設計した家に住んでみたい」そう決めてから数年間、一切心変わりせずに過ごしてきた私。

人生でこんなにワクワクしたことはない。そう断言できるほど、初めての打ち合わせは本当に夢のようでした。Instagramでも日々発信しておりますが「シンプルでミニマルな家と暮らし」これが私のテーマでした。

「できる限りシンプルな設計で、つまらないほどシンプルにしてください！」とお願いしました。すると、建築家さんに「初めてこのようなお願いをされました笑」と言われました笑

家づくりの最初の段階ではきっと、あれもしたいこれもしたいと足し算していくのが通常だと思うのですが、私の場合は最初に引き算から始めました。あれはいらない、これはいらないという具合に。

我が家にとって本当に必要なものだけを取り入れて、余計なものはとことん省いて、「シンプルなつくりの家でミニマルに暮らす」という揺るがない軸を立ててから、設計の打ち合わせを進めていきました。

「お店のようなつくりの家」をイメージして

私たち夫婦が大好きなお店があるのですが、そのお店はびっくりするくらいシンプルなデザインで、しかも潔いシンプルさなのです。インテリアがなく余白だらけ。

必要最小限の物があるだけの空間なのに、空気感がものすごく上質で美しい。何度足を運んだかわからないくらい大好きな空間です。

打ち合わせには、そのお店の画像を持ち込んで参考にしていただきました。生活感がない家というよりは、「お店のようなつくりの家」のイメージにしたくて。建具の位置やパントリーをつくるなど、たくさんの工夫をしていただきました。

明確だった二つのやりたいこと

「本当に心からやりたいこと」が設計を始める前から明確だったので、それも最初にお伝えさせていただきました。

まず一つ目は“造作メイン“にすること。私の好きなイメージ１００%にしたい。でも既製品では売っていないので、キッチンも洗面台も建具も家具も…できる限り造作にしたかったのです。

そして二つ目は”素材にこだりたい”ということ。

◯ガラス

◯木（しかも好みの色味限定で）

◯モールテックス

◯金属（鉄や真鍮）

◯漆喰

私の大好きな素材で構成された空間は譲れない条件でした。

この二つは本当に心からやりたかったことであり、私の強いこだわりでもあったのですが、逆に言うと、 間取りに関しては特にこだわりがなかったので、「LDKとお風呂は一階に」という希望だけお伝えして後は設計事務所さんにお任せしました。

何パターンか提案していただいた間取り。もう全部が良すぎて、決断力の速さに自信がある私が迷ってしまい…本当に困りました笑。

でも最終的にこれがいい！という間取りにたどり着き、間取りが決定してついに模型が登場しました。初めて模型を目にしたあの日。もう想像以上、期待以上のお家で…感動が凄すぎて鳥肌が立つほどでした！

最初は夢を見ているような感覚だったのですが、模型ができてからようやく家づくりの実感が湧いてきて、毎回毎回打ち合わせの時間が楽しくて、それと同時に完成が待ち遠しくて仕方なかったです。

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「シンプルなつくりの家でミニマルに暮らす」という軸をしっかり持ち、設計を進めていっためいさん。

つまらないほどシンプルにして欲しいとお願いするほど、めいさんが求めたのは本当に必要なものだけを取り入れ、余計なものを省いたシンプルな空間設計でした。引き算をして無駄を省いていく…それが洗練されたこの美しい空間につながっているのだなぁと納得しました。

設計を始める前から明確で、譲れない条件だったという造作と素材へのこだわり。それぞれの素材の取り入れ方やディテールなど詳しく知りたくなりました。

めいさん、ありがとうございました！

（編集：maki）

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