【暮らしのインテリア】広く快適に家族が気持ち良く過ごせるLDKの空間づくり〜子育てがしやすいシンプルな家(eim.oo___さん)
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日当たりや配置、配色、見せる収納。空間バランスに工夫を凝らして
今回のコラムでは、我が家のLDKの空間づくりについてお話します。
minaさんの前回までのコラムはこちら
https://mukuri.jp/article/interior/7331046/
陽の光をたっぷり感じるリビングダイニング
今までいくつかの賃貸に住んできて、日当たりによって家にいる時の気分が大きく違うと感じていました。その経験上、LDKの日当たりは譲れないポイントでした。
ただ前回のコラムでお話しした通り、我が家は南側間口の狭い土地。そこで家の正面の南側部分を全てLDKに当て、玄関は家の側面にしました。
窓もできるだけ大きなサイズを選択したおかげで、朝から陽の光を感じられ、とても気持ち良く毎日を過ごせています。
キッチンを中心に家族を感じるLDK
賃貸暮らしの頃、狭いのに私も夫もなぜかキッチンばかりにいて、作業したりおしゃべりしたり、立ち食いしたり(笑)。
その習性を考えて、LDKの中でもキッチンは大きく中心になるように配置し、作業スペースも多く取りたかったためII型キッチンを選択しました。
ダイニングテーブルも横並びにして、キッチンからアクセスしやすいようにしました。
II型キッチン
LDK全体をほぼ正方形の形にし、その中にキッズスペースも作ることで、キッチンにいる人もご飯を食べている人もソファでくつろいでいてもおもちゃで遊んでいても、家族みんなを感じられる空間にしました。
配色を意識した空間づくり
家を建てるまで全く知らなかったインテリア配色の黄金比、7:2.5:0.5。これをかなり意識して家づくりをしました。
我が家は全体的にスッキリしつつ、ほっこり感もあるイメージ。
これを元にして、ベースカラーの白・ベージュ:メインカラーのグレー:アクセントカラーに真鍮=7:2.5:0.5の比率を軸に置きました。
壁紙と、カーテン、ソファは全てオフホワイト。床はハードメイプル、家具や建具はなるべく色が濃すぎない木製を選びました。
キッチンはメインカラーのグレー。
キッチンを造作で、という夢がありましたが予算を考えて断念し、代わりにモルタルライクなピアノベトンカラーに一目惚れしたキッチンハウスを選択しました。
クールな印象のピアノベトンですが、壁側のキッチンのワークトップを木目調に、ペンダントライトやツールバーに真鍮を採用してほっこり感をプラスしています。
空間を広く見せるために
吹き抜けへの憧れはありましたが、冷暖房の効率を考えて採用しませんでした。
そのため少しでも広く見せるために、キッチンより上の空間にはできる限りものを無くし、見た目をスッキリと。標準で付属するキッチンハウスの吊り戸棚も無しにし、代わりに飾り棚を設置しました。
扉をなくして脱ハウスメーカーっぽさ
当初提案された間取り内に扉付きのクローゼットがありましたが、扉があることで空間に線ができたり、壁紙とは異なる色が入ったり、スッキリしない印象がありました。
また、カタログ品のあまり好みではない取手部分が入ったりして、言い方は悪いですがハウスメーカーっぽさが出てしまうように感じました。
そこでLDK収納部分は全て扉を無くすか、見せる収納にすることでスッキリと。提案されたクローゼット収納は、キッチンの収納量が十分あったため無しにしました。
パントリーの入口も扉は付けず、生活感を出さないようパントリー内に冷蔵庫や電子レンジなどの家電を収納できるようにしました。
キッズスペースの収納入口も扉やカーテンは付けず、あえてお気に入りの壁紙を見せることに。
スッキリといいつつ、ついついお気に入りのものを置いてしまう私の癖で、入居当初よりもごちゃっとしてきていますが、それでも工夫した点のおかげで広く感じられ毎日快適に過ごせています。
リビング、ダイニング、キッチンとキッズスペースそれぞれがゆるく繋がったLDK。ライフスタイルとともに、どこにいても家族を感じられるとても理想的な間取りでした。
クールさもあたたかさも可愛らしさも、それぞれがほどよく調和しバランスの取れた空間。その背景には、インテリア配色の黄金比の意識があったのですね。黄金比があるとは全く知りませんでしたが、これからちょっと意識してみたくなりました。笑
扉をあえてなくすことで、全体の印象もスッキリ。制約がある中でもこういった工夫やこだわりを取り入れるだけで印象もまた変わりそうですし、minaさんらしさを大切に家づくりをされたのが伝わってきました。
(編集:maki)
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