【暮らしのインテリア】床が家の雰囲気を作り出す~自然素材の家で暮らす(__teruru__さん)
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裸足が気持ちいい無垢の温もり
家の中でも床は面積が広いため、色味や質感で家の雰囲気作りが大きく左右される大事なパーツです。我が家の家づくりに於いて素材の中で一番拘ったと言っても過言ではないのが床材です。
今回はそんな我が家のコダワリの詰まった床選びについてお話しさせていただきます。
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無垢との出会い
数年前に友人が家を新築したときに、初めて無垢材の床というモノを知りました。それまで私たちが住んでいたハイツの床は硬く冷たいフローリングで、冬になるとスリッパ無しでは歩けないほどだったので、無垢の床の温もりや質感に実際に触れてみて、すごく素敵!と感激したのを覚えています。
この時から自邸建設の際には、見た目が素敵なだけではなく、自然の木の温もりを生活する中で感じたくて、床は無垢材にしたいと強く思うようになりました。
木の特徴を知って床を選ぶ
無垢の床について調べてみると、一括りに無垢と言っても沢山の種類があり、その木の個性や特徴がそれぞれ違うことがわかりました。
例えば、杉は柔らかく温かみはあるが傷がつきやすい・オークは硬いので傷がつきにくいなど、それぞれの木の良さがあり、その特徴に適した場所もあります。
他にも、チークやブラックチェリーなど色々と目移りもしましたが、新居に購入予定だった家具の材質がオークだったので、素材を合わせた方がまとまりも出るだろうと思い、床もオークに決めました。
自然のモノなので、同じオーク材といっても色々な表情のモノがあり、節ありの少しワイルドなモノから長さがバラバラなモノ等まで様々でした。
その中でも我が家は以下の条件のもと探していただき、幅150㎜×長さ1820㎜のオーク材を採用することにしました。
・肌触りがなめらかで落ち着いた質感
・出来るだけ幅広のモノ
フローリングの貼り方として一般的によく用いられるのは3尺ずらしというもので、2列に1度ラインが揃う別名「レンガ貼り」とも呼ばれ、最もポピュラーな貼り方です。
しかし我が家は2尺ずらしという、3列に1度ラインが揃う貼り方を選択しました。この貼り方をすることでランダム感が出て、とても気に入っています。仕上げはオイル塗装にしました。
因みに、私たちが幅広でなめらかな材質にこだわったので、床材は工務店の社長さん独自で探していただきました。
暮らしを快適にするために採用した事
この家に引っ越してきてからは、木の肌触りがとても気持ちが良いので、自然と裸足で過ごすことが増えました。裸足で歩いた時に無垢の床の良さを実感できます。
しかし無垢の床は水に弱いので、水滴などには気を付けなければいけないという注意点もあります。落ちた水滴など、気付いた場合はその場ですぐに拭き取れば問題ありませんが、拭かないまま時間が経ってしまうとシミになってしまいます。
キッチンや洗面所はどうしても水滴が落ちてしまうと考え、我が家はお手入れの手軽さからフロアタイルやタイルを採用しました。
洗面所のフロアタイルを探すために、採用するオーク無垢材の切れ端をサンゲツのショールームへ持参し、無垢の切れ端と見比べながら、沢山あるサンプルの中から一番似ているものを選びました。
完成したモノは、無垢床との継ぎ目も違和感なく仕上がり、大満足です。
・フロアタイル:サンゲツ/ヨーロピアンオーク 型番WD-318(現在WD-719)
キッチンの床は、建築当初からタイルにしようと思っていたので、名古屋モザイクタイルのショールームで選びました。
採用したのはモルタルのような質感と雰囲気が落ち着いたイメージの、大き目なタイルです。こちらは掃除もしやすくとても気に入っています。サブの洗面所とトイレにも同じタイルを施工してもらいました。
・タイル:名古屋モザイク/コットメント600角平(型番PS-X4230)
また、生地を切ったりアイロンをかけたりと、私は床に長時間座って作業することが多いため、一部に畳を敷いた部屋を設けました。
最近は洋室に合う畳も豊富にあり、自分好みの畳を選ぶことができ、張替えも適時できます。
一方で、床は簡単に取り変えられないのに加え、常に肌に触れる部分でもあり、インテリアを決める大切なポイントになりますので、実物を見ながら慎重に選ぶことが大切だと思います。
我が家の床材選びが少しでも参考になれば嬉しいです。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
床に特にコダワリを持って建てられたteruruさんのお家は、同じオーク材で床と家具の統一感を持たせることにより、空間もより広々と感じられるような気がします。
中でも感動したのが、無垢の床とフロアタイルの繋ぎ目が全く違和感のないことです! 我が家も無垢の床を採用する際に水周りはメンテナンスが大変だという理由で、キッチンこそ無垢の床で強行しましたが、洗面スペースとトイレにはクッションフロアを採用しました。
異なる床材の繋ぎ目があるのは仕方のないこととばかり思っていたので、全くちがった色や素材のモノを選んでしまったことを、今回のコラムを読んで少し後悔しました(笑)
家を建てる際は沢山の事を短期間に決めていかないといけないので、ついまぁいいか!と決めがちです。そんな時こそブレない考えが重要になってくるのだと思います。
床材を持参して素材を厳選する・実際に見て合うかどうかをじっくり判断するなど、teruruさんのお家づくりに対するコダワリが詰まったお話、これからお家づくりをされる方にぜひ参考にしていただきたいと思いました。
teruruさん、ありがとうございました♪
(編集:megu)
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