【暮らしのインテリア】自然素材をふんだんに使った家づくりのはじまり~ぬくもりと成長を楽しめる木の家(yu_mi_hoさん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
今回ご協力いただくのは無垢の木材をふんだんに使った「木の家」にお住まいのyu_mi_hoさん(以下yumihoさん)です。
初回は、木の家づくりをすることになったきっかけや、材質や工法、それからお手入れについてまでお話いただいています。木の香りが漂ってきそうな優しいインテリアも合わせてお楽しみくださいね。
それではyumihoさん、よろしくお願いします。
はじめに自己紹介
はじめまして、yumihoと申します。我が家は夫と私、8歳の男の子、6歳と4歳の女の子、そして9歳のチワワの5人と1匹で暮らしています。
様々なハウスメーカーがある中、私達が選んだのは自然素材をふんだんに使った「木の家」です。そんな「木の家」のおうちづくりのことや暮らしについてお話していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
無垢材と珪藻土を使った優しいおうちづくり
家づくりのきっかけと工務店との出会い
我が家がおうちづくりをしようとしたきっかけは私の親との同居です。私が一人っ子なこともあり、主人が父親との同居を提案してくれました。
家を建てるにあたり、父の部屋を作り、引き戸を多くし、バリアフリーを取り入れたり、勿論自分達の希望もあったため、必然的に注文住宅という選択に行きつきました。その流れで、最初は住宅展示場に見に行ったりしていましたが、予算のこともあって「木の家は程遠い…」と感じていました。
そうした中、主人がインターネットで偶然たどり着いた、経営者自らが棟梁という工務店さんとの出会いがありました。
実は、他にもいくつか同じような木の家を作っている工務店さんに相談し設計図などを書いていただいたりもしていたのですが、いまいちしっくりきていませんでした。ところが、そのインターネットで出会った棟梁さんの工務店に相談したところ、その日に提案してくださった案にビビっときたんです!何より主人が棟梁さんの考え方や心意気に惚れ込んだ感じです(笑)
しかも、棟梁が全ての工事に携わることにで作業費を抑えることができ、木の材質についてもこちらの希望、予算をふまえて考えていただくことが出来ました。
また棟梁のご自宅がモデルハウスでしたので、実際に木の家の暮らしを目の当たりに出来たのも良かったと思います。
我が家に使っている木材
「木の家」にしたいという思いは夫婦共通のものでした。
私は元々、木の雑貨などが好きで、主人は「和」な雰囲気を好んでいて、二人の希望を相談していたら自然と「木の家」になりました。そのような理由で木をふんだんに使っている我が家が採用している木の材質について、お話したいと思います。
まず構造や柱については、床構造は4寸ヒノキ、大黒柱は6寸ヒノキ、柱は主に4寸スギを使用しています。
工務店の方針として、構造材に集成材を使用していないのも魅力的だなと思いました。柱等の材質については希望を出したと思いますが、同時に予算の相談もしつつ決めていくことができました。
それから、床は最初はタモ材を希望していましたが、似たような素材で少しでも安いナラ材を提案して下さいました。
天井は棟梁のご自宅兼モデルハウスを見て気に入っていたので、割高でしたがスギ材にしました。ここは妥協しなくて良かったなと思っています。
壁と壁の工法
壁は珪藻土を採用しました。こどもがアレルギー持ちだったので、自然素材を使ってあげたかったのが一番の理由です。
珪藻土は調湿性能に優れている機能面を持っていて、かつ見た目、雰囲気の面でも質感が素敵で、塗り壁なのでツブツブ、ザラザラした感じが光の当たり具合で微妙に変わります!クロスよりコストはかかりますがオススメです。
我が家は真壁工法なので、スギの柱が綺麗に見えます。
真壁工法については、私は全く知らなかったのですが、主人の希望で採用しました。構造体を見えるようにすることで木材が呼吸しやすくなり、それによって長持ちするのだそうです。
真壁工法は木のぬくもりや自然をより身近に感じられる工法で、これは他の造りでは感じることは出来ないことだと思っています。綺麗な木目の柱が均等に並ぶ姿は見ていて気持ちがいいです!
木材のお手入れ
木の多い家は、お手入れに手間がかかると思われるかもしれませんが、我が家の場合は実際はお手入れはあまりしていません(笑)たまにワトコオイルや、みつろうクリームを気になるところ(水周りなど)に塗布している位です。水が垂れてもすぐに拭けば、シミも付きません。
ワトコオイルとみつろうクリームの使い分けについては、ワトコオイルは床や柱など面積が広い部分に使っていて、布に染み込ませて拭いて馴染ませます。
一方、みつろうクリームは少し固いテクスチャーなので、ちょっと気になった部分や木の雑貨などに使います。みつろうクリームは楽天で購入していますが、見た目もレトロで可愛いのでお気に入り!リビングのすぐに手に取れる場所に布と一緒に収納しています。
当然、木なので傷がつくと思われるかもしれません。たしかに傷はつきますが、不思議と気にならず、こどもがつけた傷は何年後かに見れば「あぁ、あの時の…」と思い出にもなりますので、そんなに気にすることはないかなと私は思います。
木の家にして良かったこと
木の家にして良かったなと思うのは、木のぬくもりにを感じながら生活が出来ることです。無垢材の木目や色味、風合いは他のものに変えられないと思います。
年数が経ったときに木の家は「劣化」ではなく「変化」します。白っぽい木が飴色になり、住めば住むほど味わい深い家になっていき、家族と共に家も成長していると実感することが出来ると私は思うのです。
初回は家を建てるまでのことと、「木の家」についてお話いたしました。最後まで読んでいただきありがとうございました!
昔ながらの真壁工法が印象的なおうちでしたね。
私自身の家造りの時にも、真壁工法にするか大壁工法にするかとたずねられた場面がありました。その時に真壁工法は、より丁寧に造ることを意識しなくてはならない、所謂手のかかる仕事だという話をお聞きしました。
yumihoさんのおうちを見ているとその「丁寧に造る」というフレーズが思い出されました。丁寧に造られたおうちに丁寧に住むことで、年月が経つことを古さではなく味わいに変えていく、、素敵なことだと思います!次回以降のお話も楽しみです。
yumihoさんありがとうございました♩
(編集:kaori)
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