高低差で家族がゆるやかに繋がるLDK。maicohomeさんのLDKを探索!【へーベルハウス 永大産業】
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陽射しが差し込む北欧風インテリア
北欧ナチュラルなインテリアで統一された中で、ダウンフロアのリビングや、タイル壁など随所に変化もあるおうちにお住まいのmaicohomeさん(以下maicoさん)のLDKをご紹介していきます。
キッチンを中心とした動線設計に加え、LDKには仕切りはなく、吹き抜けも加わることで家族の気配を常に感じることができる造りになっているそうです。
一方で目線の高さを意識した異なる空間を創り出す全体設計もとても参考になります。
そんなmaicoさんですが、扶桑社さん発行の雑誌「ESSE」 で収納インテリア部門のグランプリを受賞されたそうです!11月号の「ESSE」に掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧いただければ嬉しいです。
(※記事の中での規格は建築時のものです。現在の最新の規格はメーカーの商品ページ等をご参照いただけますと幸いです。)
ダウンフロアが空間を創り出す
仕切りがなく、家族の気配を感じる
maicoさん
LDKのコダワリは各部屋・場所に仕切りをつくることなく、一つの空間でどこにいても家族の気配を感じられるような設計にしました。
我が家は共働きなので、家にいる時間のほとんどをキッチンで使います。
そのため、キッチンに立った時に、右側を向けば和室で遊ぶこどもの様子、キッチン後ろにはお風呂や洗面所の洗濯機の様子、さらには吹き抜けで2階の様子(遅く起きてくる夫の様子など笑)など、家事をしながら心配れるようにと考えました。
目線が違うことで生まれる空間
一方で、落ち着く空間も作れたらと、リビングはダウンフロアにしました。少し下がっていることで篭られた空間となり落ち着きます。
ダイニングと空間としては繋がっているのですが、高さでゆるやかに仕切られて、ちょうどよい距離感で過ごせてます。
例えば、こども達が寝た後、今も夫はダウンフロアリビングでサッカー鑑賞、私は2段上がったダイニングで読書やネットを見たりすることが多いです。
勿論、すぐ後ろにいるのでお互いの様子は分かるのですが、それぞれ違うことを集中できるのは、この縦空間がお互いの目線をずらしてくれてるお陰かなと思います。
将来、こども達が勉強したりリビングで遊んだりと、それぞれ違うことをすることがあっても、なんとなく家族を感じられて、安心できたり、お互い気にかけれたり、そんな風になったらいいなと思います。
ダイニングとフラットなウッドデッキ
こども達がお庭で遊ぶ姿を見ながら暮らすのが夢でした。また、共働きで一緒にいる時間が限られているので、少しでもこどもとの時間を楽しむために、どこにいてもお庭の様子が見えたらと思ってました。
夏はプールを出して遊んでる様子を見ながらキッチンに立ったり、声が届く距離感がお気に入りです。よくお友達も呼んで遊びますが、こどもの様子を見ながらママ達は涼しいダイニングでお喋りできるのも嬉しい点です(笑)
そして、ウッドデッキの高さを室内フローリングと同じ高さにしたことで、室内にいても広がりを感じられるし、こども達も庭と室内を行ったり来たりして、外と中が一体化してる感じです。
お庭と言うより、部屋の一部のような感覚です。窓を全開できるものにしたもの良かったと思います。
収納たっぷり、回遊できるアイランドキッチン
永大産業特徴
素材にこだわる、美しさのために表に見えない部分まで丁寧に仕上げる。使いやすさはキッチンだけでなくLDK全体の快適性に目を向けていく。
「心地よい」という見えない価値観こそが一番大切だと考えています。
EIDAIのキッチンに派手な主張はありませんが、使えば使うほど満足できるキッチンであることをお約束します(HPより一部抜粋)
maicoさんのキッチンサイズ
全長:2800mm
奥行き:970mm
高さ:850mm
デザイン
永大産業(ヘーベルハウスオリジナル)
天板:人造大理石
その他
食洗機:リンナイ浅型
水栓:浄水器一体型
レンジフード:富士工業
ガスコンロ:リンナイ
maicoさん
キッチンにいることが多いので、アイランドキッチンという形状にして、左右どちらからも入れて、回遊できるのでとても便利です。
デザインはキッチン自体が大きいので主張しすぎないように、壁と一体化するホワイトを選びました。
キッチン前収納は本当に採用して良かったと思います。
中の収納は住みながら少しずつ作り込みましたが、動線の中心にこのようなスペースを作ったことで、家中に散らかるものが片付けやすく、こども達も自分で出し入れできて、すっきり暮らすための我が家のキーポイントとなってます。
収納ケースは無印良品を中心に使っています。
あまりまとめて収納することはせず、細かいですが小物を一つ一つわけて出し入れしやすいように意識しています。
キッチン側の収納は、あまり物は多く持たず使いやすいもの使い、適度に買い替えのサイクルを保つようにしています。
キッチンツールは背面に収納しているので、こちらはお掃除道具を中心に収納しています。
背面収納も容量たっぷり(へーベルハウスオリジナル)
カップボードの選択もキッチン同様で、キッチンに居る時間も長いため、動作効率を考えてカップボードの収納容量を多めにしました。
もちろん、今インスタグラムを見ていて、造作の背面収納や飾り棚などオシャレなデザインには惹かれますが、キッチンで使うものはほぼ収納できるので、とても活躍してくれています。
毎日使うお皿やコップ類や、調理器具にタッパー、それからお米(夏場は冷蔵庫)や食品ストックといったパントリーに近い役割も兼ね備えています。
ゴミ箱の位置
ゴミ箱はキッチンシンク下にあります。それ以外にはおいていません。
キッチンで一番ゴミが出るので、キッチン下に納めました。またほかの場所に置かない理由は、ゴミはここって決めた方が、あちこちにゴミを散らかすことがないかなと思ったからです。一番は、私がラクするためかもしれません(笑)
キッチンのお手入れ
キッチンは食器を食洗機に入れ、入らなかったものは手洗いでシンクしたのかごに置きます。五徳も食洗機に入れちゃいます。
ガスコンロはセスキで拭き、その後は、ダスターとパスとリーゼでカウンター拭いて終了です。
週一くらいで念入りにリセットします。
寝る前に、キッチンとダイニングテーブル上を何も無い状態にすることで、朝起きた時気持ちがいいんです。
maicoさんのLDKに関するQ&A
LDK全体で収納で意識されてる点はなんですか?
収納は「すぐに取り出せて、すぐに片付けられる」 ことを第一に考えています。
もともとずぼらなので、すぐに散らかります(笑)こどもも小さいので散らかします(笑)散らかることは家族がいて仲良く暮らしている証拠なのでウエルカムです!その分、散らかっても、すぐに片付けられる仕組みを作るように心がけています。
そのためにも、散らかりがちなところに収納場所を作ったり、家族が協力しやすいように仕分けしたり、テプラしたり。こども達の様子を見ながら、適宜変えることも楽しんでます。
TVボードの下はおもちゃ収納のみにし、ざっくりでも遊んだら片付けられるようにしています。
床は無垢材ですか?
無垢材です。
もともと傷のような加工がされており、後からついた傷が目立ちにくいのがとても良いです。傷も味わいと感じられる家が理想でしたので、それを代表するような素材だと思います。
お手入れは、正直何もしてないです。たぶんした方がいいんだと思いますが、今のところワックスもしてません。
リビングのカーペットを採用した理由は?またお手入れはどうされてますか?
もともとカーペットの温かみが好きでした。
またダウンフロアで床面が下がるので、違う床材にすることで インテリアにも変化がでて面白いんじゃないかと思い採用しました。
汚れは、中性洗剤に浸したダスターで吹いてます。加えて、重曹水に浸したダスターで拭くことで消臭対策もしています。
ダイニングの壁の素材はなんですか?
ダイニングテーブルの壁は素焼きタイルです。
「ジャポネーゼブリック」というタイルになります。
お気に入りの家具をご紹介ください♪
ダイニングテーブルとソファです。
長く愛着を持って暮らしたかったので、シミや傷も味になるような素材の家具を選びました。
ダイニングテーブルはチェリー材で、時間とともに、深い色合いとなって味わいが出てきます。
ソファはアルフレックスの本革で、こちらも同じように経年変化を楽しめます。
住み始めて5年経って、こども達がつけたひっかき傷や水シミも、家族の記録かなとおもって楽しめています。(付けてすぐはめっちゃキレますけど笑)
ヘーベルハウスを選択した理由
当初よりLDKを大空間にしたかったので、ヘーベルハウスの大空間が実現できる構造に惹かれました。長く愛着を持って暮らしたかったので、耐久性やメンテナンスの充実さも決め手でした!!
吹き抜けやダウンフロアなど空間の遊びが実現出来たことや、先日5年点検を迎えましたが、すごく丁寧な対応で選んで良かったなぁと思いました。
こうすれば良かった!など後悔ポイントはありますか?
夏に設計したせいか窓が多かったかなと思います。
窓は掃除も大変ですし、壁はインテリアを楽しむ重要なファクターになります。もう少し窓と壁のバランスは考えても良かったかなと思います。
ただ、窓があるおかげで冬場でも陽射しが差し込み、LDKはいつも明るく晴れた日はポカポカ暖かい良さもあります。
あと、収納スペースの棚板はすべて可動出来るものにすれば良かったなと思います。
暮らしとともに収納するものも変わりますので、収納内部の可変性は大事だと思います。棚板も標準枚数だと足りないので(細かく仕切った方が使いやすい) 多めに注文しとけば良かったです(笑)
いかがでしたでしょうか。
ダウンフロアは最近ちょこちょこ見かけますが、LDK通して5年前に設計されたのはとてもセンスを感じます。
確かに、目線が違うだけで異なる空間になりますよね。
私ならこのソファでサッカー観戦をしながらうたた寝する自信があります(笑)視線を感じないととてもリラックスできそうです。
キッチンフロントの収納も魅力的ですよね。奥行きはそこまでないものの、LDで使うものをみっちり収納できるので、すっきり暮らしたい方、LDに物を少なくされたい方にはオススメです!
maicoさん、ご協力ありがとうございました♪
(編集:編集長)
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