【あの人の暮らしが素敵な理由】毎日が新しいときめき。何年経っても色褪せない日々を〜築17年の家で暮らしを楽しむ(yururi_no_ouchiさん)
- コラム
- 読みもの
【あの人の暮らしが素敵な理由】
“インスタグラムでつい憧れてしまうあの人”の暮らし方のヒントやモノ選びなど、暮らしにまつわるアレコレをご紹介いただきます。
今回は「築17年の家で暮らしを楽しむ」をテーマに、@yururi_no_ouchi(以下、tomo)さんのお話をお伺いしていきます!
住宅密集地でも自然を感じながら暮らしたい
tomo
はじめまして、tomoと申します。17年前に建てた、螺旋階段と吹き抜けのあるお家に暮らしています。 家族は夫とわたしと3姉妹 (大学生の長女は現在ひとり暮らし、高3の次女、小5の三女)、それから文鳥のペンちゃん。
今回は“築17年の螺旋階段と吹き抜けのあるお家のこと”と、“住宅密集地でも実現した自然を感じる暮らし”についてお話しさせてください。
螺旋階段と大きな吹き抜け
わが家を訪れた人に必ず「わぁー!」と驚かれる、部屋の真ん中にどーんと出現する螺旋階段。
子どもの頃からインテリアが好きで、新聞に入っている住宅チラシの間取り図を見ては、あれこれ妄想するのが大好きでした。
そんなある日、雑誌で見かけた螺旋階段のあるお家にひとめ惚れ。そして「わたしも将来は自分で考えた螺旋階段のあるお家に住みたい!」と夢見るようになりました。
このお家を建ててください!
学生時代に少し設計の勉強をしていたことがあり、本格的な構造設計はできないけれど平面図だけはなんとか描くことができたんです。
家を建てることになった時、まずは夢を実現する為の理想の土地探しから始めました。土地が見つかると、そこに建てたい家の間取り図面を自分で描き、無謀にもそれを工務店に持ちこんで「このお家を建てて下さい!」とお願いしたのです。
その図面をもとに設計士さんと相談しながら、なんと、ほぼその通りに家を建ててもらうことができました。「自分で考えた螺旋階段のあるお家に住む」という子どもの頃からの夢が本当に実現したのです。
わたしのわがままに付き合ってくださった工務店さんには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
わが家のシンボル、螺旋階段。壁は家族の思い出写真のギャラリーに。
家の中でピクニックをしているように暮らす
それ以外にどうしても実現したかったことがもうひとつ。それは自然を感じながら暮らすということ。
実はここは住宅密集地。家の横にも前にも、住宅がびっしりと建ち並んでいます。でも吹き抜けの窓は、昼も夜も一日中カーテンを開けっぱなしで暮らしています。
このプランを実現するために「家の裏に何もなく、吹き抜けのプライバシーが確保できる土地」を限られた予算の中で探すのが必須条件だったので、条件に見合う土地を時間をかけて本当に根気よく探しました。
吹き抜けの窓からは空が見えるので、雲が形を変えながら流れていくのをぼーっと眺めたり、夜には月や星も見えます。部屋の中にもグリーンを置いて、外と中の繋がりをより感じるように工夫しています。
庭を緑でいっぱいに
住んだ当初はなにもなかった庭に自分達で苗木を植え、コツコツとDIYで作ってきたお庭。その木々が17年間でずいぶん大きく育ちました。
気候のいい時期は、庭でごはんを食べたり、お茶の時間を楽しんだりも。
しかし、いいことばかりではありません。さすがに築17年も経つと木製のウッドデッキやフェンスも朽ちて腐ったりもします。
今までも何度となく塗り直したり張り替えたりとメンテナンスは大変ですが、それを直すのもまた暮らしの愛しい一部分。自分たちで楽しみながらできればいいなと思っています。
とは言いながらもやはり大変なので(笑)今回ウッドデッキは少しでも長持ちしてくれたらと初めて樹脂製のものにしてみました。
木漏れ日に癒されて
この家で一番大好きなのが晴れた日の朝、東向きの吹き抜けの窓から太陽の光が差し込む時間。庭の木々たちが風に揺れ、部屋にゆらゆらと優しい木漏れ日を作ってくれます。
光や影もインテリアの一部として、生活の中でふとささやかな癒しや心の潤いを与えてくれます。
自然を感じる窓辺のカフェスペース
模様替えが大好きなので、季節ごとに部屋の雰囲気を変えて楽しんでいます。今回は“自然を感じる窓辺のカフェ”をテーマにしてみました。
普段は慌ただしく過ぎていく毎日ですが、休みの日やゆとりがある時はキャンドルを灯してゆったりとした時間を演出してみたり。
同じ窓辺でも時間帯によってどんどん雰囲気が変わっていきます。 そんな何でもない日常の風景が愛おしく、幸せを感じる瞬間です。
築17年のお家。経年でメンテナンスしないといけない所もたくさんでてきましたが、吹き抜けの窓から見える空や自然の風景は毎日変わり続け、1日たりとも同じ日はありません。
明日はどんな景色が見れるのかな。と思うと17年経った今も、毎日新しいときめきで暮らしがわくわくするのです。
まるで物語に出てきそうな自然いっぱいで気持ち良さそうなtomoさんのお家。とても住宅密集地の中にあるとは思えません。
螺旋階段に大きな窓のある吹き抜け、17年も前にこんなにお洒落なお家を建てられていたことにも驚きましたが、tomoさんが子どもの頃に夢見たお家をそのまま実現されていたのもすごいです。
1日たりとも同じ日はないとおっしゃっていたのがとても印象的で、17年経っても毎日新しいときめきでわくわくするってなんて素敵なんでしょう。
日々の暮らしをそんな風に過ごせたら幸せですし、お家も暮らしも色褪せることなく心地よく過ごされているのが伝わってきました。
(編集:maki)
specialthanks
Article / 読みもの
Category
daily mukuri / アイテム
Category