【今までもこれからも。ずっと大切にしたいもの】「良いものを長く使いたい」という考え方に変えてくれた名作チェア(sen__ieさん)
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縁があって受け継いだり自分自身で購入したりした中で、「ずっと大切にしてきて、これからも大切にしたいもの」ってありますか。
「もの」に対して愛情を持っていたいし、そう思えるもの選びができたら嬉しいですよね。このコラムではそんな「大切なもの」についてお届けしていきます!
前回までの「大切なもの」のお話はこちら
今回は@sen__ie(以下、sen)さんのお話です。
暮らしにすっと馴染んでくれる特別な存在感のある椅子
sen
もともとインテリアが好きではあったもののすぐに飽きてしまったり、色々なテイストに目移りしたり…新しいものを買っては、頻繁に模様替えをしていた過去の自分。
そんな私に「良いものを長く使いたい」という考え方に変えてくれた椅子が、言わずと知れたハンス ・J・ウェグナーの名作、Yチェア。
私が初めて買ったデザイナーズ家具でもあります。
どの角度から見ても美しい曲線の柔らかいフォルム、座り心地、そして暮らしにすっと馴染んでくれる飽きのこないデザイン。
当時の私には少し背伸びをした椅子でしたが、ショップで経年変化したヴィンテージYチェアを見て、初めて「私も育ててみたい!」と思えた家具だったので、購入を決意したのを今でも覚えています。
そして、もう一つ大切にしていきたい椅子。Yチェアと同じく、ペーパーコード仕上げのMG501 CUBA CHAIR。
今の家に引っ越した際に、唯一新しく購入した家具です。この絶妙な角度が心地よく、お一人様時間も少しだけ贅沢にくつろげる気がします。
どちらの椅子も主張しすぎないのに、特別な存在感のある椅子。どんなテイストのインテリアにもすっと馴染んでくれます。
そして何より気に入っているのは、経年変化を感じられるところ。もちろんお手入れは必要ですが、手が掛かる方がより愛着が湧いてきます。
我が家の椅子も、購入した時と比べるとだいぶ色が濃くなり味も出てきました。この先も経年変化を楽しみながら、この家と家族と共に歳を重ねていきたいです。
「良いものを長く使いたい」そんな考え方にsenさんを変えてくれた、名作チェア。洗練された美しい空間と一体感があり、必然であるかのようにすっと馴染んでいます。
ずっと大切にしたいと思う家具と共に、時間も思い出も重ねていくってなんだか素敵です。味わい深さを増して変化していく椅子のこれからも楽しみですね♩
spacialthanks
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