【暮らしのインテリア】見せる部分は好きなものを追求して。生活感を見せないダイニングのつくり方〜居心地の良さを求めた暮らし方(my__.home__iさん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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「片付ける場所」を設け、隠しても使いやすいを目指す
前回のコラムでは「リビング」について、一つ一つのサイズや妥協しないもの選びについてお話しました。
今回はダイニング周りについて、収納などにも触れながらお話していきます。
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コンパクトでも機能性抜群の収納を
LDKはひと続きになっていて、縦長の形をしている我が家。どこからでも全体を見渡せるところがメリットではありますが、だからこそ家づくりの際は収納に少しこだわってつくりました。
私がダイニングの収納で意識したのは
・ダイニング周辺ではなるべく生活感を出さない工夫をする
・細々した日々使うものが収納できる場所を設ける
この2点を押さえつつ、収納や間取りを考えていきました。
整理収納が苦手な私は「片付ける場所」をしっかりつくり、扉をつけた中にものを入れて収納したいと思っていました。
そして「PCスペースもつくれたらいいな」と同時に考えていて、リビング収納兼・パソコンデスクといったスタイルで幅78cmの収納の中に可動棚を設け、観音開きの扉が付いたPCスペースを確保しました。
今まで押し入れをデスクに変えてPCスペースにしている方は何度か見かけたことはあったのですが、このように横幅が狭い収納スペースをデスクにしている方をあまり見たことがなかったので、完成するまでは正直どんな感じになるかが想像出来ず、少し心配でもありました。
いざ完成したPCスペースは、可動棚にしたことで高さを自由に変えられるので、椅子に腰掛けた時にちょうどいい高さにデスクの位置を持ってくることが出来ました。
すぐ側にダイニングテーブルもあり少々騒がしい場所ではありますが、扉がパーテーションの役割も兼ねてくれるので、緩く空間が区切られおこもり感も出て、落ち着いて作業をすることが出来ています。
PC以外にも日常でよく使う救急箱や子どもの文具などもこちらに収納しています。
モデムもこちらに収納することをあらかじめ想定してLAN配線を収納の中に設けたので、奥行き30cmの棚を有効的に使えていると思います。
木の温もりを感じるダイニング
我が家のダイニングテーブルはマージナルオリジナルのもので、 素材はオールドチーク。
古材をつかっていて塗装などしていないテーブルですが 、日々の汚れも味わいとして少しずつ雰囲気のあるテーブルになればいいなと思っています。
またこう見えて両サイドにちょっとした収納が付いていてとっても便利。日々使う文具や体温計などテーブルの引き出しの中に収納しています。
椅子はマスターウォールのYU UC1 DINING CHAIR。全て木でできた椅子ですが、座面が曲線になっていてとても座り心地がよく気に入っています。
テーブルはオールドチーク、椅子はオーク材と木の種類が違うものの、いい具合に色味が合って馴染んでくれています。
よくご質問いただくダイニングの照明は、蠣崎マコトさんの作品。お家を建てる前にインスタグラムで見かけて、どうしても欲しいと思ったもの。念願叶って購入することが出来た思い入れのあるガラスの照明です。
生活感はまとめて隠す
ダイニングには使う頻度の多いものを置きつつ、生活感が出ないように収納することを一番に考えてつくった場所。
生活感をなくすため、特にこだわったのがスイッチニッチ。
ここには玄関インターフォンと給湯器や床暖のスイッチを配置し、扉をつけて隠せるように造作してもらいました。一箇所にまとめて扉をつけることでかなりスッキリしたように思います。
このように生活感の出やすいものをまとめて扉をつけて見えないようにしたり、スペースがない中でPCスペースを確保したり、家具に収納があるものを選んだり。あまり例のない挑戦的な部分もありましたが、上手くまとまってくれてよかったなと思っています。
5回にわたりコラムを書かせていただき、こうして文字に起こすことで家づくりのことを改めて思い出したりドキドキワクワクした気持ちが蘇ってきたり。とても良い経験になりました。
この機会をくださったムクリの皆さん、そして読んでくださった方に感謝の思いでいっぱいです!最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。
スペースが限られた中でいかに「ものを見せないで収納するか」をテーマにつくったダイニング。
maiさんがすごいのは、ものを減らしたり置かないのではなく「片付ける場所」をしっかりとつくって日常生活ですぐに使いたいものがサッと手に取れるような収納をしているということ。隠す=使い辛いになってしまわないところが流石だなと思います。
そして「生活感を見せない」ということも、スッキリした暮らしにとって欠かせない永遠のテーマですよね。スイッチニッチも近年の家づくりでは取り入れる方が多くなってきているイメージですが、扉をつける方はまだまだ少ない印象です。
洗面所にも採用した扉付きのニッチは、閉じてしまうと本当にフラットで壁に馴染んで全く目立ちません。これはやはり造作ならではのクオリティですね〜。生活感を隠す家づくりを目指すのであればぜひ間取りの段階で取り入れたいアイデアだと思いました。
木の温もりを感じる素敵なダイニングや作家さんの照明も生活感がない空間だからこそより引き立って見えますね。
こだわり一つ一つが形になり、細やかな工夫が今の暮らしをつくりだす。居心地の良さを求めるmaiさんの思いが随所に生かされた家づくりは毎回勉強になることばかりで、これから家づくりをされる方が正直羨ましいです(笑)
コラムは今回で終了となりますが、maiさんが発信される素敵な暮らしの様子をこれからも楽しみにしています。ありがとうございました!
(編集:megu)
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