【暮らしのインテリア】自分たちの手も加えながら工夫して作った造作の洗面所〜古い物と趣味嗜好が調和する家(y_______mvvvgさん)
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手探りで進めながら完成したオリジナルの洗面所
私の家は中古住宅をリノベーションして暮らしていますが、中でもどんな空間にするか悩んで作った箇所があります。それは洗面所です。
初めての住宅購入・リノベーションで、わからないことだらけの私たちでしたが、洗面所は造作を強く希望していました。
お願いした工務店は地域密着タイプで、造作はあまりやったことがないとのこと。どんなデザインにするか、設備は何を使うか、手探りで進めていった洗面所について今回は紹介します。
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清潔感とリノベらしさを大切に
大きな鏡に大きなシンク、清潔感のある洗面所が私たちの憧れでした。おしゃれが大好きな娘もいるので、将来洗面所をよく使うことになりそうなのも見越して、洗面所は少し広めにスペースをとりました。
ただ、私たちの情報源はInstagramでの写真がほとんど。漠然すぎる希望ではなかなか実現することが難しく、家族で話し合い、色々なメーカーのショールームに行ったりして素材や設備を決めることにしました。
私があまり掃除が得意ではないので、それでも清潔感が出るように洗面台は無機質なモルタル調を、鏡と台の間の壁にはタイルも貼って、リノベらしい洗面所を作ってもらうことにしました。
工務店には私たちのイメージや希望が伝わりやすいようにイラストを描いたり設備の品番を指定して工夫しました。
そんなプロセルを辿って私たちの中でのイメージも具体的になっていき、やっと洗面所の工事がスタート。
ですが、工事中に希望していたタイルの在庫が切れしてしまい、泣く泣く希望していたタイルは諦めることになってしまいました…。
他のタイルを貼るという選択肢もありましたが、結局タイルは貼らないことにしました。当時はとてもショックな出来事でしたが、今ではタイルが無くてもシンプルで良いなと思っています。
反省点としては、希望していたタイルは数に限りがあることは知っていたので、事前に自分たちで購入し施主支給しておけば良かったなと思っています。
気になった寒さと収納問題をDIYで
そんなアクシデントもありながらも、リノベは完成。これからは色々悩んでできあがった洗面所で快適に過ごそうと思っていましたが、生活が始まるとまた新たに気になるところが出てきました。
それは洗面所の寒さと収納面です。リノベ完成当初は、既存の間取りの関係で洗面所には勝手口がついていました。
引っ越して来た時期が12月ということもあり、勝手口から外のひんやりとした空気が入ってきて洗面所での脱衣は毎回震えあがっていました。
それに加えて洗面所のリノベでは洗面台のみ作ってもらったのでほとんど収納がなく、細々とした日用品やタオルの収納に困っていました。そんな不便を毎日感じ、あるとき自分たちでDIYしてみることに。
勝手口にはドア枠に2×4材を2本アジャスターで差し込んで、隙間にはアルミの断熱シートを貼りました。その上からラワン合板を貼ると、簡単に勝手口を塞ぐことができました。
どの素材もホームセンターで切ってもらったので用意は楽でしたが、合板に間違えて屋外用のペンキを塗ったりDIY初心者ならではのうっかりミスもしながら、なんとか自分たちで完成することができました。
できあがった壁に棚受けをつけて、ホームセンターで切ってもらった木材を乗せたら、収納棚もできあがり。寒さ問題と収納面のどちらも解消できた一石二鳥なDIYでした。
好きなように作り替える楽しさ
そしてこの壁のおかげか、Instagramで洗面所の写真を載せたら他の箇所の写真より沢山の方に反応がいただけて、DIYした甲斐があったなと思っています。
このことから、自分たちの手で家を好きなように作り替えていく楽しさも感じることができました。
一から計算して建てた新築の注文住宅なら少しDIYに挑むハードルが高そうですが、元々チグハグなリノベーション住宅なら自分たちの手を加えるハードルも低く、完成後はなんとなくDIY箇所とその他の箇所が共存してくれている気がします。
これからも、子どもが大きくなった時、自分の好みや習慣が変わったタイミングで自分たちの手を加えて、さらに生活に馴染む家にしていきたいなと思っています。
わからないことだらけの中で作り上げていった過程や完成したデザインに、yumeさんらしさと工夫が表れている造作の洗面所。
もともとあった勝手口にラワン合板をはめ込み、そこに棚までつけてしまうという発想もさすがでした。
そういったアイデアが思いつくのがもすごいですし、自分たちの手で好きなように作り替えていく楽しさはDIYならではですね。洗面所にも、yumeさんの個性が光っていて素敵でした。
yumeさん、ありがとうございました!
(編集:maki)
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