【今までもこれからも。ずっと大切にしたいもの】いつも家族の中心にあるヴィンテージのダイニングテーブル(kana_casaさん)
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縁があって受け継いだり自分自身で購入したりした中で、「ずっと大切にしてきて、これからも大切にしたいもの」ってありますか。家で一番居心地の良い場所
「もの」に対して愛情を持っていたいし、そう思えるもの選びができたら嬉しいですよね。このコラムではそんな「大切なもの」についてお届けしていきます!
前回までの「大切なもの」のお話はこちら
今回は@kana_casa(以下、kana)さんのお話です。
60年以上の時を経て。わが家のインテリアのはじまり
kana
白いカーペットに映えるわが家のチーク材の家具たち。その中心にあるのが、ヴィンテージのダイニングテーブルです。
1960年代にイギリスのgplanで作られたこのテーブルは、60年以上の時を経てわが家にやってきました。
もともとインテリアに無頓着だったわたしがインテリアに目覚めたのは、緊急事態宣言がきっかけでした。新社会人になって1年もしないうちに在宅ワークを余儀なくされ、おうち時間が急激に増加しました。
当時賃貸で同棲をはじめたばかりだったわたしたちは、より快適で充実した時間を家の中で過ごせるようにと、インテリアに興味を持ち始めたのです。
なんの知識もない中でまず惹かれたのは、拡張式のラウンドテーブルでした。
これからおうち時間が増えると友達を家に招くことも増えるかもしれない、これから結婚して家族が増えるかもしれない、だから、まずは主役となる拡張式のラウンドテーブルが欲しい。
そんな思いでさまざまなアイテムを調べている中で、大阪の70bさんで出会ったのがgplanのダイニングテーブルだったのです。
ダイニングテーブルがわが家にやってきてからは、このテーブルの色味とデザインにあわせて、ダイニングチェアやチェストなどの家具を揃えていきました。
賃貸で制約がある中で、ちょっとずつ自分好みのこだわりのアイテムが増えていく過程はとてもワクワクして、もっとインテリアを好きになりました。
そういう意味で、このテーブルはわが家のインテリアのはじまりであり、中心であり、欠かすことのできないアイテムなのです。
家族が3人と1匹になり、賃貸から分譲マンションに引っ越した今でもそれは変わりません。食事をしたり、仕事をしたり、友達を招いておもてなしをしたり、いつも家族の中心にあります。
これまで60年間どこかのだれかに大切に使われてきたこのテーブルを、これからはわたしたちが毎日大切に使っていきたいです。
スタイリッシュな空間にヴィンテージの重厚感のあるダイニングテーブルがかけ合わさったインテリアがとても素敵で、kanaさんがインテリアに無頓着だったとはとても思えず驚きました。
60年間どこかのだれかに大切に使われてきたこのテーブルを、また大切に使っていきたいという思い。使い手が変わってもこうして大切に使われていくことで、家具も良い味わいに育っていくのだなと温かい気持ちになりました。
(編集:maki)
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