【今までもこれからも。ずっと大切にしたいもの】懐かしくて新しい。祖父母から受け継いだ築50年の古民家(@___m.h37さん)
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縁があって受け継いだり自分自身で購入したりした中で、「ずっと大切にしてきて、これからも大切にしたいもの」ってありますか。
「もの」に対して愛情を持っていたいし、そう思えるもの選びができたら嬉しいですよね。このコラムではそんな「大切なもの」についてお届けしていきます!
前回までの「大切なもの」のお話はこちら
今回は@___m.h37(以下、mina)さんのお話です。
古いものを残しながら大切に住み継いでいく
mina
これからも大切にしていきたいもの。それは、祖父母が建てた築50年の我が家です。数年前、この家を私が引き継ぎました。
家を守るということ…。それまで当たり前に暮らせてこれたことに、とても感謝ができたんです。
私たち家族を守ってきたこの家もあちこちガタがきて、昨年リフォームをしました。
水回りや間取りが変わっても、唯一変わらないもの…それはこの家を支えてきた「柱」です。
縦にも横にも伸びるこの大切な柱が、インテリアの一部になるような空間作りを意識しました。
祖父が時計屋をしていた場所が今の玄関になります。その名残りが大きな古時計。
今も昔もこの場所にあって、家族やお客様を出迎えてきた我が家のシンボル的存在です。
リビングと和室を仕切るガラス戸は、台所に使われていました。思い出あるガラス戸を職人さんの手によって、新たな場所で再利用できたのはとても嬉しいことでした。
以前は襖でしたが、このガラス戸にしたことによってどちらにいても開放感ある心地良い空間になりました。
家のどの場所にも家族の大切な思い出があって、それはリフォームをしても変わりません。
古いものと新しいものが共存している。そんな懐かしくて新しい我が家で、これからも愉しみながら暮らしていきたいです。
minaさんが祖父母から受け継いだ、築50年の古民家。どこか懐かしくてホッと心が落ち着くような空間に温かさを感じます。
リフォームをしてもそのまま残っている柱や、家族が過ごしてきた時間を刻み続けてきた大きな古時計は時が経った今も、変わらずまるでずっと見守ってくれているかのよう。
古いものを残しつつこれからも大切に住み継いでいくというminaさんの思いが、お家の温かい雰囲気そのものに表れているなぁと感じました。
(編集:maki)
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