【今日の読みもの】工夫と好きを取り入れて叶える、狭小住宅でも居心地のいい暮らし(marumaru_homeさん)
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今日の読みものは、狭小住宅にお住まいの@marumaru_home(以下、maru)さんのお話です。
小さなお家でも居心地のいい暮らしを実現されているmaruさんに、どんなことを工夫し意識されているのかを教えていただきました。
狭小住宅に住むことになるまで
元々、東京都23区内で夫と息子と3人でアパート暮らしをしていました。
2歳になってやんちゃ盛りの息子は毎日家の中を駆け回り、成長が嬉しい反面ご近所さんへの迷惑を考え注意することも増えてしまい、「周りを気にせず楽しく自由に生活してほしいなぁ」という思いがありました。
そんなこともあり戸建て物件を探していると、理想の土地にセミオーダーでき何とか予算内で収まる物件を発見。土地18坪、建坪はなんと13坪。
いわゆる狭小住宅でしたが、それでも当時のアパートよりも広くなるし音を気にしなくても大丈夫。私たちの身の丈に合った素敵な物件だと直感し、購入することにしました。
間取りに工夫したこだわり
◯リビング
狭小住宅なので、家族で一番長く過ごすリビングの開放感には特にこだわり、勾配天井を取り入れました。
また、リビングに続けて主寝室を設け、間仕切りは3枚引戸にして2つの部屋に一体感を持たせました。今は、ここをキッズスペースとして使っています。
ライフスタイルの変化に柔軟に対応して、1階の個室に子どもたちが移ったら私たち夫婦が寝室として使うつもりです。
この2つによってLDK全体が実面積より広く見えて開放的な空間になり、子どもたちも元気に走り回ることができるスペースができました。
◯ルーフバルコニー
狭小住宅なので「大きな庭付きの一軒家」は、夢のまた夢。そこで庭の代わりとして使えるよう7畳弱の広めのルーフバルコニーを作りました。
ここでは家族でランチを食べたりおうちプールをしたりと庭付き戸建て感を味わうことができ、やってよかった間取りです。
◯手洗いキャビネット
1階に独立洗面台を作るスペースがなかったため、玄関を入ってすぐのトイレ内に洗面台も兼ねて少し大きめの手洗いキャビネットを設置しました。
これにより子どもたちは「帰ってすぐ手を洗う」の習慣化に繋がり、やってよかった工夫です。
◯収納
勾配天井によって生まれたロフトは、普段使わないものを入れるのに大活躍しています。
キッチンのカウンター横に作ったオープン収納もお気に入り。無印良品の収納アイテムを使って、空間のアイキャッチになるような収納スペースにしました。
もう一つは階段下に作った土間収納。土間はフローリングより20㎝ほど低いので、階段下のデッドスペースを最大限に活用できます。
ここにはコートや靴、ゴルフバック、スーツケースなどの外で使用するものや箱買いのストックなどたくさんのものを収納していて、生活してみると本当に作ってよかった収納スペースだと感じます。
狭小住宅の暮らしを楽しむために
私自身、田舎育ちで広い土地、広い家の環境で育ったので狭小住宅での暮らしは不安がありました。
しかし、ライフスタイルの変化や生活スタイルをよく想像して色々な”工夫”や”好き”を取り入れることで、3年住んでみた今でも「居心地がいい」と思えるおうちにすることができました。
これからもライフステージに合わせて各スペースの見直しを重ね、小さくても家族みんなが過ごしやすいおうちにしていけたらと思います。
建坪13坪という狭小住宅でも、スペースを上手く活用する間取りで居心地のいい暮らしを実現されたmaruさん。すっきりとしたリビングを見ると、生活空間にゆとりがあるようにさえ感じますね。
ネガティブな印象になりがちな狭さを工夫とアイデアで覆せているかのようにも思える、快適な住まいと暮らし。大事なのは広さではなく、いかにそこで住む人たちが快適に暮らせるかなのだとmaruさんのお住まいを見て改めて感じました。
(編集:maki)
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