【暮らしのインテリア】ゆるく区切って「見せると隠す」を両立するウォークインクローゼット〜夫婦ふたりの平屋暮らし(mhome0811さん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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暮らしながらアップデートしてく収納のカタチ
前回のコラムではシンプル且つ、景観にもこだわった外構と玄関周りについてお話しました。
今回はあまりインスタグラムでも登場しない「ウォークインクローゼット」についてお話します。
ma-naさんの前回までのコラムはこちら
動線を意識した収納スペース
我が家のウォークインクローゼット(以下、WIC)は、ベットルームの奥。ベットルーム→WIC→造作洗面台・トイレへと繋がる回遊動線の間取りは、設計の段階で外せなかったこだわりのポイントです。
黒格子に囲まれたベットルームとWICがひと繋がりの空間になるよう、入り口にはあえてドアを設けずオープンに。
ここにドアがない分、ごちゃついてる感じに見えないように棚やラックの配置にもこだわりました。
シンプルに使いやすく
WICは棚とラックと引き出しを組み合わせ、ベースは極力シンプルなイメージで仕上げてもらいました。
私たちがお願いした工務店の見学会で見たWICは、可動棚とラックの造作で作られてるものが多かったような気がします。
造作でお願いするのであれば、家族以外には見えない場所ではあるけれど「スッキリとした見た目にしたい」という思いがありました。
そこで設計の段階でどこに何を収納するか、収納グッズも具体的に決めてから棚のサイズをオーダーすることに。
例えば季節ごとに衣替えするものはIKEAのSKUBBに収納して一番上の棚に置きたいなど、あらかじめ収納する場所も決めておくことでぴったりな棚のサイズをオーダーすることができました。
そして実際にものを収納したことも想定し、他の棚のサイズにもこだわりました。
最上段の奥行きのままで二段目の棚も設置してしまうと、通路幅的に圧迫感が出るかもしれないと夫と相談し、あえて奥行きを変えた棚を二段目にオーダーしました。
こういった細かな部分も見た目はもちろん、使い勝手の良さに繋がる大事なポイントになっています。
後にWICには服以外のストックなども収納するようになりましたが、そのまま棚に置くと生活感が丸出しに。
そこで二段目の棚にもSKUBBのサイズ違いを買い足し、その中に色々と入れて隠す収納にしました。
この買い足した収納ケースが二段目の棚にまさかのピッタリサイズ!ここにストックを置くことを想定しておらず、事前に測ってはいなかったのですがとても嬉しい誤算でした。
理想を叶えるために妥協しない
WICを設計する際「入ってすぐの棚の下は引き出しにしたい」と思い、先にイメージ通りのチェストをネットで探し、そのチェストに合わせて他の棚のサイズをオーダーしました。
その段階で私の頭の中では完成したイメージも膨らんでいたので、工務店の方に打ち合わせの時にも棚についてお伝えはしていましたが、言葉では中々伝わりづらい部分でもありました。
別の打ち合わせの際に提示された間取りを見て「棚やラックのイメージが少し違う気がする」 と気づき、再度棚のサイズ感や枚数を細かく依頼するなどイメージの擦り合わせをしていきました。
「施工後だから増額になる」とは言われましたが、そこは妥協せずにイメージ通りのものをつくっていただきました。 「ここは絶対にこだわる」と決めたところは、きちんとこだわり抜きたかったのです。
統一感を持たせてスッキリ見せる
暮らしていくうちにどうしても洋服は増えていくので、季節ごとのの衣替え時には断捨離をするように心掛けています。しかしそれでも思っていたように収納がうまくいかず、未だにものが溢れる季節もあります…。
そこでどうしたらスッキリ収まるか悩んだ末、使っていたチェストと同じシリーズのサイズ違いのものを追加購入することに。
そして偶然にもこのチェストも置きたい場所にピッタリ収まってくれたので、計画にはなかったものではありましたが、結果オーライです。
「隠す収納」に使うアイテムは、同じシリーズのサイズ違いなどで揃えると見た目にも統一感があってオススメです。
他の収納箇所は無印のボックスを活用し、中が乱れていても外からの見た目はスッキリ・キレイを保てています(笑 )
生活してみてわかる便利さ
WIC以外にも「見せる収納」がある我が家。中でもお気に入りなのはトイレニッチのトイレットペーパー収納!
ニッチのサイズはかなり悩みましたが、完成したスペースにはトイレットペーパーがぴったり入りきり、まさにイメージ通り。
設計当初はトイレ奥に収納スペースや棚などを設けるというのもアリかなと思いましたが 、あえて見せて見た目もスッキリ、出し入れも非常に楽ちんになり、 言うことなしの大満足の収納になりました。
建築前になるべく多くの収納スペースを確保したり収納箇所を増やしたりするのはもちろん、建築後にどう工夫していくかも重要。
実際に暮らしてみて分かったのは、家を建てる前にイメージしていた場所に必ずしもイメージしていたものを収納するとは限らないということ。
今は限りある収納スペースに収まるよう断捨離をしたり、長く愛用できて愛着が湧くものを厳選したり、ものをどう管理していくのかも大切だと思っています。
「見せる収納」も「隠す収納」も、どちらもうまく取り入れたい!それが今の我が家の収納の課題です。
「収納スペースは多ければいい」。そんなイメージがありますが、多いだけでなくどう活用できるかが重要ですね。ma-naさんのように設計の段階で何をどこに収納したいか、どんな収納グッズを使いたいか、いかに具体的にイメージできるかが後のスッキリさにも繋がってくるのだと思います。
更に、家が完成して終わりではなく暮らしは続いていくもの。その時々に必要なものの量や管理の仕方を常にアップデートしていくのがスッキリした収納のコツなのかもしれませんね。
ma-naさん、ありがとうございました!
(編集:megu)
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