【暮らしのインテリア】家族で手間ひまかけることも楽しみに。薪ストーブのある暮らし〜素朴さの中に小さな贅沢を散りばめた21坪の平屋(hy___home21さん)
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ストーブのある暮らしがくれるスローな時間
家を建てる時に一番に考えたのは、人はもちろん3匹の犬と6匹の猫が快適に暮らせる環境にしたいということでした。
今回はそれを叶えた、薪ストーブと庭へつながる通り土間についてお話したいと思います。
yumiさんの前回までのコラムはこちら
薪ストーブと庭へつながる通り土間
私たちがどうしても欲しかった薪ストーブと庭へつながる土間空間。
エアコンが苦手だったので、前宅では石油ストーブやガスファンヒーターを使用していて、その頃から犬も猫もストーブの前を陣取るくらい人気でした。
周辺のお宅の煙害にならないように風向きなども考慮しながら、「薪ストーブをどこに配置するか?」がプランニングの始まりです。
東西に長い敷地だったので、あれこれ迷うことなく玄関と通り土間の位置が決まり、必然的にストーブは周辺のお宅と隣設しない山側の西南に。
帰宅すると三角屋根と煙突、そして高窓から猫たちが迎えてくれるという最高な配置となりました。
ドイツの薪ストーブ
わが家の薪ストーブはドイツ・バイエルンのブルナー社の「IRON DOG No07」という機種です。
燃焼効率が良く、設置場所を選びません。ストーブまわりに不燃材を使わなくても大丈夫で、土間と漆喰壁には最適。そしてガラス面が大きくインテリアに馴染みやすいシンプルな形。
何よりストーブを販売している方なら迷わず自分の家につける機種というのを聞いて、私たちも一択でした。メンテナンスもしやすいので、これから薪ストーブを考えている方にはぜひおすすめしたい製品です。
薪の調達もまた楽しい時間
薪ストーブって、素敵だけど薪の調達やお手入れが大変そうなイメージがありますよね。確かにスイッチ一つで操作できる暖房器具に比べると手間はかかります。
我が家の場合は、その大変な部分はもっぱら彼が担当してくれます。元々機械いじりや DIYなど手のかかるものが好きな人なので、その手間さえも楽しんでいるよう。
薪の調達は廃材や倒木をいただいたり、伐採を手伝いに行ってお礼にいただいたり。車移動している最中も目を光らせて、伐採現場を見かけたりすると迷わず声をかけてみます。
そしたら意外にもいただけることが多いのです。木材やDIY 用の材料をよく運ぶので、わが家に軽トラは必須アイテム。
立派な桜の木をいただいたこともあるのですが、それはさすがに薪にはせずテーブルや椅子を作れたらいいなと思い、色々な厚みにスライスして乾かしています。
私と娘は「はぁ~ストーブ暖かい~。癒されるよね~」と犬猫とともに良いところどりだけをして楽しんでいます(笑)
ストーブの周りに家族が集まる
冬はストーブの前に犬や猫たちが座れるように踏み台を出してきます。ここに並ぶ動物たちの後ろ姿を見ながらの食事タイムは至福の時。
薪ストーブの炎の揺らぎ、色。薪が燃える音やストーブの上でお湯が沸く音、スープをコトコト煮る音。そしてストーブ本体とガラスから放出される遠赤外線による輻射熱の暖かさ。
土間は蓄熱もしてくれるので真冬でも他の暖房器具を使うことなく過ごせています。
ストーブのある暮らしは、情報過多な日々に流されそうになる中で、流されないようにしてくれるスローな時間、便利な世の中に吸い込まれないようにしてくれる時間をもたらしてくれます。
スイッチひとつでなんでもできる世の中ですが、散歩の時に着火剤になりそうな枯れ枝を拾ったり。「火が消えかけてる!」「空気調整しないと!」「薪割りちょっと手伝ってみる?」などと、家族で手間ひまかけることを楽しんでいます。
画面越しに見ているだけでも温もりが伝わる気がして、心までポカポカしてくる薪ストーブの炎。眺めていると時が経つのを忘れてしまいそうです。
シンプルなデザインがyumiさんのお家にぴったりですし、メンテナンスがしやすいのもポイントが高いですね。手のかかるものが好きな彼の存在の大きさを感じつつ、動物たちの後ろ姿にキュンとしました♩
yumiさん、ありがとうございました!
(編集:kaori)
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