【暮らしのインテリア】無垢の味わいを存分に感じるリビングダイニング〜温かみを感じる木のおうちで長く暮らす(eri_____710さん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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夏は涼しく冬は暖かく。一年を通して快適に過ごす家
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前回のコラムでは、シンプルさと使いやすさを重視して家族みんなに寄り添ったキッチンについてお話しました。
今回は我が家の中でも自然素材や無垢をふんだんに取り入れたリビング・ダイニングについてお話します。
eriさんの前回までのコラムはこちら
味わい深さが愛しい無垢床
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私は元々結構な冷え性でアパート時代のフローリングがどうも体に合わず、靴下生活を送る日々。そんな中訪れた工務店のオープンハウスで無垢床の気持ちよさと暖かさに魅了され、我が家も無垢床を採用しようと決めました。
我が家のリビングダイニングは長尺の一枚板でできた杉の無垢床で、工務店オリジナルのもの。自然の温かみとサラッとした触感は本当に気持ちよく、一年を通して快適で今でもお気に入りの箇所になっています。
無垢床を見て「木は傷付かないか」とよく聞かれます。正直に申し上げると、傷はよく付きます(笑)
子どもが動き回るし、ものを落とすことも。フローリングに比べて無垢床は柔らかく、普段生活しているだけでも傷は避けられません。
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無垢床のメリットの一つはメンテナンスが簡単にできるということ。「自然の木」なので、傷付いてしまった上から専用のワックスを塗れば目立たなくなります。
ワックスを塗り経年変化によって深みを増した無垢床は、むしろ雑貨屋さんやコテージのような味のある雰囲気になり、できてしまった傷もなんだかお洒落に感じるほど。
だからこそ生活する上でできた小傷はそこまで気にしておらず、やはり無垢床にしてよかったなと思うところ。
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実はここ数年ワックスはおさぼり気味なので、今年は念入りに行なえればと考えています。
子育て世代に最適なリビングダイニング
初回のコラムでも少しお話しましたが、縦長の土地に建つ我が家。 間取りはシンプルにリビング、ダイニング、そして間仕切りを開放すればひと繋がりになる隣の部屋を合わせて約20畳ほどになります。
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縦長の家のいいところは家具の配置が自然と壁に寄せられがちなので奥行きが感じられ、部屋が広く見えること。
どこにいても部屋全体が見渡せますし、子どもも走り回れるのでまだ小さなお子さんがいるご家庭にもおすすめの間取りです。
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お気に入りの雑貨などを飾るニッチ棚は、キッチン付近に設けたのが私の小さなこだわり。キッチンに立っていても手を伸ばせば届くようにとのお片付け精神でこの場所に(笑)
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キッチンIHの前面・ダイニング側には壁があります。そこには鉄の板が入っており、黒板カラーにしてもらってものをマグネットで貼ったり書いたりできるようになっています。
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建築当初はここに幼稚園の書類やお便り、写真などを貼ろうかなと思ってつくったスペースでしたが、今は書類などはホルダーを貼って管理しています。
書類ホルダーには幼稚園の書類はもちろん、検診などの大事な用紙や集金袋など隠したいけれど割と大事なものを入れて目隠ししています。
そして黒板スペースの端っこにはハサミとボールペン、油性ペンを常備していていつでも戦闘態勢バッチリ。急な書きものや提出物があっても大丈夫!
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他には大好きなポストカードやマグネット、鏡や作家さんの作品など飾って楽しんでいます。
気が向いた時にレイアウトをチョロっと変えたり、新しいものを飾ってみたり。些細な変化でも気分転換になります。
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こうした「好きなものを楽しむ場所」が一つでもあると、小物の居場所になったり、旅先の思い出アイテムが飾れたり、暮らしの中に心温まる空間が生まれます。雑貨や小物が大好きな私はつくって本当に良かったと思えるスペースなので、個人的にはとてもおすすめ。
寒冷地ならではの工夫と設備を
北海道の冬はとても寒く、暖房は家を建てるにあたり最優先事項でした。そこで採用したのがセントラルヒーティングのパネルヒーター。
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家全体を温めるパネルヒーターは「輻射熱」を利用したもの。冬は24時間弱運転でずっとつけっぱなし、じんわり暖かいのが特徴です。
デメリットは乾燥するところ。寝室は加湿器を置くなど、しっかり対策をしています。今ではパネルヒーターの無い生活など想像できません。
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ダイニングの玄関近くの扉横や、キッチンの入り口、リビングの横など、家中あらゆるところについています。つけるところも工務店の方に最適な場所を考えてもらいながら話し合って施工してもらいました。
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日の入り方と空気の流れ道でよく考えたのが「窓」。対角線上に窓が来るように設計し、空気の流れを意識して施工してもらいました。
縦長の家なので、つけるところはほぼ対角線になるのですが(笑)対角線上に無い部分にも窓は多めに設置しました。
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夏は涼しく、冬は暖かく、そして「シンプルに心地よい家」を意識してつくった我が家。この家でどの年もどの季節も無事に快適に過ごしていきたいです。
温かみを感じる見た目、触れた時の心地よさ、魅力がたくさんの無垢床。自然素材故に傷がつきやすいというデメリットもありますが、それを「味」と捉えるとその傷も愛おしく感じますよね。手軽に自分でメンテナンスができるという点を知ると、無垢床へのハードルが下がりそうだなと思いました。
一年を通して快適に過ごすために暖房を設置したり風の通り道を考えて窓をつけたり、設計時にしっかりとした計画をしたことが、シンプルで心地よい家づくりい繋がっているのですね。
eriさん、ありがとうございました!
(編集:megu)
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