【あの人の暮らしが素敵な理由】築50年の使い込まれた家を住み継ぐということ〜古民家リノベーションで暮らしを楽しむ(to.m._____さん)
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【あの人の暮らしが素敵な理由】
“インスタグラムでつい憧れてしまうあの人”の暮らし方のヒントやモノ選びなど、暮らしにまつわるアレコレをご紹介いただきます。
今回は「古民家リノベーションで暮らしを愉しむ」をテーマに、@to.m._____(以下、tomomi)さんのお話をお伺いしていきます!
「古くて新しい」両方を叶える住まいで家族との豊かな暮らし
tomomi
こんにちは、tomomiと申します。主人の祖父が住んでいた築50年の小さな古民家を住み継ぎ、リノベーションと増築をして家族と暮らしています。
家族は主人、私、娘が2人、息子が1人の毎日騒がしい5人家族です。今回は、家のことやインテリアについてお話する機会をいただきました。
私たち夫婦が古民家リノベーション、増築という家づくりを選んだ経緯をお話しようと思います。
「リノベーションと増築」という家づくりの選択
実は、最初から古民家リノベーションをすると決めていた訳ではありませんでした。
ただ、家について思うこととして夫婦で使い込まれたものに惹かれる、木の雰囲気が好き、サイドボードが置きたい…など何となくこんな雰囲気が好きという共通したビジョンがありました。
そんな漠然とした希望を建築士さんと話す中で提案していただいたのが、今の家のリノベーションに増築という形です。
まっさらな新築への憧れも、使い込まれた家を住み継ぎ活用するワクワク感もどちらも叶えてくれる選択肢があるんだと夫婦2人で即決。こうして我が家は、リノベーションと増築という少し珍しい家になりました。
住み継ぐということに対しては、正直、祖父の家は立派とは言えない小さな古い家で、家をもらうというよりは土地をもらうくらいの感覚でした。
ですが、家を残したことで以前の思い出も一緒にここにある様な気がして不思議な感覚はあります。義理の祖父なので私自身多くの思い出があるわけではないですが、家を残すことに関しては祖父もとても喜んでくれました。
住みはじめてからの変化と楽しみ
冒頭で書いた通り、我が家は家族が5人で末っ子の息子はまだ3歳。正直、家の中をずっと綺麗な状態で保つのは至難の業です。
もともと私も掃除や整理整頓が得意でも好きでもないですし、それは主人も同じ。
はじめは子どもも居るし…とものを積極的に増やさなかったのですが、今は何もなかった我が家に少しずつインテリア小物や観葉植物が増えはじめています。
それはきっと、子どもたちが一緒に出かけて両親が選んだものを同じように大事に思ってくれたり、植物の成長を一緒に喜んだり、家が変わっていくのを楽しんでくれていると気付いたからだと思います。
外出先で「これあそこに置いたらどう?」と気になるものを見つけてきたり、新しく増えたものを「いいね」と一緒に眺めたり。家族みんなで、家の変化を楽しむようになりました。
増築部分とリノベーション部分を普段は意識せずに過ごしていますが、それぞれ雰囲気が違うのでインテリア小物を選ぶ時にも幅が広がる気がしています。
部屋数は少ないですが、広めの土間が家の真ん中にあることでキッチン、リビング、和室など家族を感じながらそれぞれの居場所で過ごせる点も気に入っています。
ジャンルにとらわれずしっくりくるものを
話し合って決めたことではないけれど…どういうジャンルか、何ていうインテリアなのかでなくて住人が単純に好きと感じたり、生活の中でしっくりくるものを選ぶのが我が家のもの選びなんだと思います。
そうやって選んだものが時を経て、また私たち夫婦が惹かれる使い込まれたものになっていくのが楽しみでもあったりします。
うちには3人の子どもがいるので、生活はこれからどんどん変化していくと思います。今は、日々の暮らしを楽しむ余裕があったりなかったりだけど、それも私にとっては家族との豊かな暮らし。
こんな風に、この家で暮らすことを楽しんでいけたらと思っています。
リノベーションと増築という形で、築50年の家を住み継ぐ選択をされたtomomiさん。使い込まれたものに惹かれるとお話されていたように、その選択は必然的だったかのようにも感じました。
古いけど新しい…両方を楽しめる良さは古民家リノベーションでしか出せない魅力。次の世代に住み継がれていくということも、ご祖父様にとっても嬉しかったことと思いますし、なんだか温かい気持ちになります。
思い出と歴史が重なり合い、味わいを増しながらtomomiさんご家族の思い出がさらに積み重ねられていくのもまた楽しみですね♩
(編集:maki)
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