【今までもこれからも。ずっと大切にしたいもの】「家具に魅了させられたあの日の記憶。」(semachin_uusi_kotiさん)
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縁があって受け継いだり自分自身で購入した中で、「ずっと大切にしてきて、これからも大切にしたいもの」ってありますか。
「もの」に対して愛情を持っていたいし、そう思えるもの選びができたら嬉しいですよね。このコラムではそんな「大切なもの」についてお届けしていきます!
前回までの「大切なもの」のお話はこちら
今回は@semachin_uusi_koti(以下、aaako)さんのお話です。
思いを巡らせてくれるヴィンテージ家具たち
aaako
以前は、中古マンションをフルリノベーションした住まいで暮らしていました。
家を買ったら長く使える良い家具を迎えたいと、憧れだったリノベマンション×ヴィンテージ家具の暮らしを叶えるべく、引っ越しを機に家具屋巡りの日々が始まりました。
当時、これといったものを考えておらず、良いものに出会ったらその子をお迎えしたいと代官山、目黒、吉祥寺、都内のいろんなお店を回る日々。
初めてのヴィンテージ家具は、椅子でした。夫はボーエ・モーエンセンの「Model3236」を、私はカイ・クリスチャンセンの「NV31」を。
巨匠たちの作る椅子の座り心地に惹かれ、今でも自然とこの椅子を選んで腰を下ろすことが多いです。
その後、青のファブリックと華奢な骨格が気に入り、デンマークのヴィンテージソファーに惹かれました。有名なデザイナーさんの名がついたものではないけど、我が家のアイコン的存在になっています。
最後まで決まらなかったのがサイドボード。目黒の家具通りを往復し、「たくさん歩いて疲れたから折り返そうか」なんて話していた時に「もう少しだけ歩いてみよう」と進んだ先にあったヴィンテージの家具屋さん。
扉を開けた途端、お店の真ん中に鎮座していたその子に心を鷲掴みにされました。異素材の組み合わせや、ラタンで編まれた接続部分、中の引き戸を開けた時の鏡なんかのディテールがとってもかわいいのです。
旧居では食器棚として使っていたカップボード。新居ではお家の間取り上、2階リビングには上げられないと、写真やアルバム、趣味の楽器関係などの私たちにとって大切にしたいものの収納として使っています。
実は最近、簡単に解体・組み立てができることに気が付きました。子どもたちが成長し、リビングの使い方が変わってきたらまたリビングで活躍してもらいたいです。
あの当時とインテリアの趣向は少しずつ変わってきているかもしれませんが、初めて家具に魅了された感覚やイメージを膨らませた将来の家族像なんかを思い出させてくれる家具たちは、これからも我が家にとって大切にしたい存在(もの)です。
aaakoさんを魅了したヴィンテージ家具たち。インテリアの趣向が変化したとしても、ずっと大切にしたいと思える存在って素敵です。
家具に魅了された日の記憶やたくさん刻まれた今までの思い出も、そしてまたこれから先に刻まれていく思い出も、思いを巡らせてくれる家具たちはaaakoさんの暮らしにずっと寄り添い続けてくれるのでしょうね。
(編集:maki)
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