【あの人の暮らしが素敵な理由】大変さ以上の喜びや癒しをくれる愛おしい存在〜9匹との暮らし(hy___home21さん)
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【あの人の暮らしが素敵な理由】
“インスタグラムでつい憧れてしまうあの人”の暮らし方のヒントやモノ選びなど、暮らしにまつわるアレコレをご紹介いただきます。
前回までのコラムはこちら
今回は「9匹との暮らし 」をテーマに、@hy___home21(以下、yumi)さんのお話をお伺いしていきます!
自然に囲まれた家で犬猫と過ごす日々
yumi
はじめまして yumi と申します。パートナーと大学生の娘、3匹の犬・6匹の猫と一緒に小さな平屋で暮らしています。
9匹との出会い
13年前、たまたま娘と入ったペットショップで特価になっていた仔猫、スコティッシュフォールドの「コタロウ」。立ちミミ&真っ黒で売れないからという理由でした。
一度は諦めたものの、あの子はどうなるんだろうと気になりお迎えしました。この出会いがきっかけとなり、後に暮らしが変化していくことなど想像もしていませんでした。
コタロウと暮らし初めて2年間で、茶トラの「ちょび」、黒パグの「だん吉」、 茶トラの「みぃちゃん」、パグの「こうめ」と順に保護。その後みぃちゃんが生んだ茶トラの「がんちゃん」「でんちゃん」、キジトラの「ルル」が加わり賑やかに。
当時は息子2人もいて、3人の子どもと犬猫8匹と暮らしていました。
山奥に小さな家を建てて、犬猫たちと暮らす
20代後半から建築の仕事に従事していた私は、少々不便になってもいいから、いつかは自然豊かな山奥で、犬猫たちと穏やかに暮らせる小さな家をつくれたらいいなと、土地情報だけは常にアンテナを張っていました。
そして10年以上の年月を経て奇跡的に出会った土地に、昨年の夏この子たちと暮らすための小さな平屋が完成。ここからパートナーと黒ラブの「りんちゃん」も仲間入りしました。
ちいさな家に9匹と3人
人はもちろん、動物たちが直接肌に触れるもの、口にするものはできる限り自然素材のものをと考えました。サンゴ漆喰の壁に、床材と窓枠・巾木などの造作部材は無垢材に自然オイルで塗装。
木目の温かみを残したままニュートラルな雰囲気にしています。素材や質感にこだわると、やはりコストはあがるもの。
そのため建物は極限までコンパクトにし、床面積を抑えながら縦空間もしっかり使うことで、人と犬と猫が程よい距離を保ち快適に暮らせるようになりました。
細部にまでこだわった猫の脱走防止扉
玄関から土間、LDK と仕切りがなく一間続きで心配だったのが、猫の脱走。
イメージはヨーロッパのアパートメントの入口のような華奢で抜け感のあるデザイン。格子はダイニングのシビルチェアの背もたれと同じ太さ、金具も大好きな真鍮製です。
タモ材の無垢板でつくったキャットステップ&ウォーク
くるくると回りながらゆっくり上り下りする子、軽やかに飛ぶように上り下りする子。3 方向にキャットウォークをつくり、カップボード上は 1.5帖分のスペースに。
ここにネコベッドやごはんを置いているので、わんこ達に邪魔されず、それぞれがお気に入りの場所で寛いでいます。爪とぎは梁に巻いた麻ロープが大活躍。
想像以上に快適な「薪ストーブがある暮らし」
薪ストーブ=贅沢品だと思っていました。奈良の中では断熱地域区分が厳しい地域なのですが、夜の薪ストーブ以外の暖房器具は使うことなく、 快適な冬を楽しみました。
猫たちがいつもストーブの前を陣取ってぬくぬくタイム。
9 匹のお世話をする毎日
9 匹の動物と暮らしていることに驚かれ、どんな風に生活しているのか良く聞かれます。答えは「大変だけど楽しい!」です(笑)大変さ以上の喜びや癒しをくれる愛おしい存在なので苦にはなりません。
わんこのお散歩は毎朝、近くの森へ。
掃除機はもちろん毎朝の習慣。マキタを長年愛用し、週一は床の雑巾がけをかかしません。
猫のトイレは新築を機に自動トイレにしたのですが、これは便利!迷われている方はぜひ使ってほしいです。
猫たちのごはんはカリカリですが、犬たちは人間の赤ちゃんの離乳食完了間際と同じような食事を毎朝手作りしています。
犬や猫と暮らすのは経済的にも負担がかかりますし、お世話も大変。常に命を預かるっているということを一番に心に置き、13年が経ちました。
もし生まれ変わってもきっと同じことをすると思います。
この子たちがいるからこそ、かけがえのない日々になっています。これからもこの子達とともにこの家での暮らしを楽しんでいきたいです。
9匹との暮らしについて、周りの方がどんな風に生活しているのか聞いてしまう気持ちがよくわかります(笑)私もコラムを拝見するまでは想像しにくかったです。
キャットウォークは広々としていて、これだけあると猫が6匹いても余裕ですね。おいしい空気の中をお散歩して手作りのごはんを食べている犬たちも幸せそうでした。
みんながくつろいでいる様子はたまりませんね♪
(編集:kaori)
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