【暮らしのインテリア】小さな家で楽しく暮らすには。今のおうちを即決できた理由〜54m2のマンションに工夫して暮らす(ouchinokoto_ekさん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
今回よりコラムがスタートするのは、築年数を重ねたマンションにお住まいの@ouchinokoto_ek(以下、ERI)さんです。
タイトルにもあるようにERIさんのご自宅は54m²と少しコンパクト。しかしながらInstagramの写真からはそれを感じず、工夫して暮らしを楽しまれているのが伝わってきました。
コラムを通じてそのコツに触れられたらと思っております。
初回は自己紹介と今のおうちに住むようになった経緯、玄関インテリアについてお話いただきました。それではERIさん、よろしくお願いします。
はじめに自己紹介
はじめまして、今回からコラムでお話するERIです。都内にある団地のような雰囲気の築古マンションで夫と私のふたり暮らしをしています。
広さは54m²とややコンパクトですが、工夫しながら温かみのある部屋づくりを楽しんでいます。
コラムでは、そんな「小さな家でも楽しく暮らす工夫」について綴っていけたらなと思います。どうぞよろしくお願いします。
100点満点の理想通りでなくても。玄関インテリアもご紹介
おうちとの出会い
今暮らすおうち、実は100点満点の理想通りではありませんでした。
結婚して4年が経つ頃、賃貸暮らしを継続するよりも「中古マンションをフルリノベーションしておしゃれで使い勝手のいいおうちに住みたいね」と、夢ふくらんでいたふたり。
しかしながら、話を重ねるうちにお互いの実家と勤務先がある都内での家探しが必須なことに気がつきました。
いろいろな物件を内覧しても、エリアが限られているせいか理想のおうちに出会えず諦めかけていたとき、今の54m²のおうちに出会い即決しました。
「部分リノベーション」というひらめき
立地や管理体制、予算など大事な条件はもちろんですが、なによりの決め手は54m²と小さいながらも「ここをこうすれば……」と工夫するアイディアがわき、自分たちの理想に近づけられる!と感じたことでした。
そう感じられたのは以下の3つの点でした。
・白やアイボリーで統一された床や壁、建具などの内装
・死角のないスッキリとしたLDK
・WIC、寝室など最低限ある充分な間取り
シンプルなフルリノベーション済み物件だったからこそ、自分たちにとっての「ちょっと気になる」が見つけやすく、自然と工夫するアイディアがわいてきたのだと思います。
そのほかに以下の点も54m²のコンパクトさを感じづらくしていて、決め手となりました。
・これまでに内覧してきた濃い色味の内装にくらべて広く感じた
・LDKに朝日が差しこみ明るく広く感じた
これまで”中古マンションをフルリノベーションする”発想にとらわれすぎていたため「フルリノベーション」か「リノベーションしない」かの2択だけだと思いこんでいました。
ひらめいた「部分リノベーション」という選択に、ウキウキが止まらなかったのをおぼえています。
室内窓で玄関に光をつないで
どうしても妥協できなかったのは玄関がコンパクトなところでした。閉塞感のある薄暗い玄関だけは入居前に手を加えると決め、ほかの部分は住み始めてから考えることに。
玄関の薄暗さを解消するために玄関隣の寝室にある窓から採光をねらおうと、工務店さんに
室内窓の設置をお願いしました。室内窓は最初からtoolboxのものと考えていたので、現物を見にショールームへ行きすぐにオーダー。
お気に入りポイントは以下の3点です。
・温かみのある木枠
・上部開閉ができ、風通しが良くなる
・寝室の中が見えにくいようにチェッカーガラスが選択できる(現在は廃番。販売再開時期未定)
窓を開けると心地よい風が通ったり、夕方には西陽で窓ガラスがオレンジになったり。部屋の灯りが廊下にもれる夜は、穏やかな印象になります。
アクセントクロスを使った、室内窓両面の壁
室内窓を設置するには壁紙もはがす必要があったので、せっかくだからと新しい壁紙を選びアクセントクロスにしました。
落ち着いたブルーグレーなどに憧れていましたが、当初の目的だった閉塞感は解消されるのか?と悩み、ショールームでサンプルをかき集めたり、ときには自分で絵を描いて見くらべてみたり、繰り返し想像する日々でした。
最後は初心にもどり、玄関側の室内窓まわりの壁紙は明るく広く感じられる白系のヘリンボーン柄に、寝室側から見た壁紙はやさしいグリーンに決まりました。
◯玄関側から見た室内窓まわりの壁紙
◯寝室側から見た室内窓まわりの壁紙
どちらの壁紙も最初に選んだお気に入りの壁紙でした。時間はかかりましたが大満足です。
玄関ホールと土間を使いやすく
玄関ホールは不便さを感じていたので可能なかぎり広くできないか工務店さんに相談し、上がり框を斜めにカットすることに。あわせて土間をグレーに変えました。
◯before
◯after
入居前にあわただしく手を加えた玄関。住んで半年が経つころに利便性を兼ねてIKEAのミラーを取りつけ、さらに広く明るく感じられるようになっています。
次回は、暮らしながら部分リノベーションした台所とリビングについてご紹介します。最後までご覧くださりありがとうございました!
出会った時に「ここをこうすれば……」と工夫するアイディアがわくって、なかなかないと思います。自分たちの理想に近づけられる!と感じた時点でもう購入に向けての道が繋がっていたのですね。
家との相性が良かったのだと思いますし、だからこそ即決もできたのでしょうね♩
玄関の壁紙やタイルを選ぶ場面では、並んだサンプルや手書きのイラストに、ERIさんの悩む気持ちやできることをしたい思いが感じられて共感いたしました。
玄関インテリアは広さは変わっていないのに、広がりを感じる空間に変化していました。
玄関を明るくしたいと思っても、家の向きやマンションでは光を取り込むのが難しい場合も多いですが、室内窓を使う方法をとれば、それが可能な方も多くいらっしゃるのではないかと思います。
次回以降のコラムも楽しみです。ERIさん、ありがとうございました!
(編集:kaori)
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