【暮らしのインテリア】 ライフスタイルの変化にも対応できるシンプルさを求め「３役」をこなすひと繋がりの造作スペース〜余白を楽しむ暮らし（drawing_stさん）

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段差をうまく活用してそれぞれの場所で使い方が変わる棚

執筆者：st_____.（＠drawing_st）さん

前回のコラムでは我が家のシンボル的な存在でもある箱型キッチンについてお話しました。

今回はキッチン横からリビングまで繋がった造作棚についてお話します。

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drawing_stさん

drawing_stさんの一覧。【暮らしのインテリア】緩く空間を区切り、子育て世代にも優しいキッチン〜余白を楽しむ暮らし（drawing_stさん） – いつもムクリをご覧いただきありがとうございます。「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。

コストを抑え、見た目にもこだわって

ここは我が家のスタディコーナー。子どもたちの成長に合わせて対応出来るように天板と収納棚のみの非常にシンプルな作りになっています。

スタディコーナーの天板はフロアの端から端まで繋がっていて、植物棚と化している造作棚コーナーからスタディコーナーへ続き、スキップフロアを経てリビングでは造作ベンチとして使用できるようになっています。

天板はキッチンが入る箱と同じ素材のフレキシブルボード。元々天板にはモルタルやモールテックスを希望していたのですが、またも予算の壁が…。そんな時に設計士さんが提案して下さった「フレキシブルボード」を採用することに。

建築当時、この「フレキシブルボード」というものは室内で使われることが珍しかったようで実例を見ることがなく、仕上がりのイメージがピンと来ませんでした。

実際に使ってみて、採用して良かったと思える点は

・見た目が良い

・掃除やお手入れがしやすい

・丈夫で経年変化も楽しめる

ということ。一石二鳥以上の素晴らしい素材だったのです。

緩く区切って用途に合わせて使う

ご覧の通り、このスタディコーナーも扉や仕切りなどがないオープンな空間。ざっくりとスキップフロアから先はリビングという感じで空間を分けていて、非常に小さなスペースではありますが閉塞感は全く感じません。

スタディコーナーから植物棚にかけてのウォールランプはtaiga lampの真鍮のブラケットにエジソンランプをつけたもの。

ベンチの下はものを収納出来るようになっていて、ブランケットをカゴに入れて置いたり、持ち帰りの仕事道具を一時収納したりと、色々な使い方をしています。

リビングではベンチとして使用しているので、ここからワンニャンズは普通にスタディコーナーへと移動して行きます。

収納棚には書類やファイル類、長男の勉強道具や教科書などが入っています。扉の内側は時間割、そして次男作の絵が沢山貼られている自由なコーナーとなっています。

この収納があることですっきりとした空間を保つことができています。

箱型キッチンからの眺めはこんな風。横を向くとすぐ隣がスタディーコーナーになっています。

子どもたちがスタディコーナーで勉強や作業をしている姿を見守りながら自分も調理出来て、わからない所があったら直ぐに見に行けるというのが利点です。

夏休みの宿題をしている長男とモフ。タブレット学習中にお邪魔するモフにデレデレしながら「モフくん邪魔ー♡」と言っております（笑）

ちなみに、その昔は次男がベンチからスタディコーナーを駆け抜けてしまうなんて事もありました…。そんなことを思い出し、子どもの成長を感じています。

植物と動物たちとの憩いのスペース

植物棚コーナーは大きな窓があるので日中は陽が射して気持ちが良いのか、猫たちがここでよく寛いでいます。

ここは外からも見える位置なので、外出先から戻ると猫の姿が見えます。それだけで愛おしさで胸が締め付けられる思い。ワンニャンが気持ち良さそうに寛いでいる姿を見るととても癒されます。

今は植物棚＋スタディカウンター＋ベンチという使い方をしていますが、子どもたちが巣立った後はこのカウンターの端から端まで夫婦共に好きな植物を並べるのも良いねと主人と話しながら、その光景を想像してワクワクする日々です。

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部屋の端から端までひと繋がりになっているフレキシブルボードの天板。無骨なのに冷たい印象を与えない柔らい雰囲気が、キッチン同様st_____.さんのおうちのアクセントになっています。

建築当初はまだ採用されている方が少なかったという素材ですが、耐衝撃性・耐水性に優れた不燃ボードなので強度・防火・防湿性などに優れ、汚れてもさっと拭き上げられる点などはベンチやデスク、植物棚に使うのにもぴったりの素材。

スキップフロアの段差を生かしてベンチとして使うなど、天板の高さを全て揃えることによって奥行きが感じられるようになり、お部屋をより広く見せてくれていますよね。

お子さんがリビング学習するときにキッチンからすぐにアクセスできるというのも嬉しいポイント。ママの夕方は忙しいからこそ、家事をこなしながら必要な時はすぐに見てあげられるのはとても使いやすい動線だと思います。

ワンニャンズたちも思い思いの場所で寛いだり、時にはお勉強のお供をしたり（笑）繋がっているからこそ家族を感じながらも自分の時間が過ごせる造作スペース、とても素敵でした。

st_____.さん、ありがとうございました！

（編集：megu）

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