【暮らしのインテリア】開放感溢れる造作キッチンが主役!コミュニケーションが取れて一番落ち着く場所へ〜家族みんなが寛げる空間づくり(____s913さん)
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広い空間を活かした、こだわりのキッチン
前回のコラムでは家族皆がそれぞれに集うことができる本棚スペースと2階のインテリアについてお話しました。
今回は、家作りにおいて一番悩んだキッチンについてお話したいと思います。
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全体を見渡せるキッチンに出会うまで
デザインと実用性、両方を追求すればするほど何を優先すべきかがわからなくなることもありましたが、ここでも最終的に重要視したのは、”家族みんなが寛げる空間”作りでした。
主婦の私にとって一日のほとんどの時間を過ごす場所がキッチンのため、キッチンに立ちながらリビングやキッズスペース全体を見渡すことができ、ダイニングテーブルなど近くでも勉強を見てあげられる環境作りを考え、我が家はアイランドタイプのキッチンを選びました。
実際暮らしてみるととても使い勝手が良く、テレビを観ながら料理できるのもよかったです(笑)
当初とあるメーカーのステンレスキッチンを希望していたのですが、ハウスメーカーで取引のない会社で諦めることに。泣く泣く他のキッチンメーカーをいくつか見て回ったのですが、結局好みのデザインには出会えませんでした。
また、設計士さんが提案してくれたプランはキッチンスペースを広くとってあり、壁側のカウンターにいたっては既製品でフィットするものは無し。それならば全て造作にしようと思い、担当コーディネーターさんが紹介して下さったインターテックさんに依頼する流れになりました。
十分な作業スペースの確保
造作にあたり外せないポイントは2つありました。
1つ目のポイントは、こどもと並んでお料理やお菓子作りなどが楽しめる十分な作業スペースです。
そのためⅡ型キッチンにして、コンロを壁側に設置しました。そうすると、必然的にレンジフードも壁側に設置され、圧迫感なくすっきりとまとまります。よりすっきりと見せるため、シンプルでスリムなデザインが多いアリアフィーナのレンジフードを採用しました。
また、シンクは大きめのもの(横幅828mm)を採用しましたが、それでも十分な作業スペースが確保できています。他にも、シンクとコンロの作業同線が短くなり、効率良く調理できていると感じます。
家全体の雰囲気に溶け込むデザイン
2つ目のポイントは、壁側の調理カウンターを良い意味でキッチンらしさのない、家全体の雰囲気に溶け込むデザインです。
とくに冷蔵庫や炊飯器などの調理家電はなるべく隠したいと思っていました。幸い、壁側のスペースが横に7mほどあったので家電を収納するスペースだけでなく、食器や調理器具を入れるトール収納の他、キッチン用品以外も入れることが可能です。
さらには、CD・DVD・メイク用品などを入れることも想定し、引き出しのサイズを考えていきました。
実際、壁側のカウンター収納の右端には、上段にメイク用品やハンカチなど、中央にはCDとDVD、下段にはカメラやホームビデオを収納しています。メイクをダイニングテーブルですることが多い私にはこれが非常に便利です。
調理家電の目隠しについては、設計士さんの提案で、冷蔵庫は隅に設置し、対面にパントリーを設けてリビングからは見えないように。
炊飯器は、フリッパー扉にしてスライドできるようにし、使用しない間は隠せます。コンロ下にはビルトインガスオーブンを、その左は調味料ラック、右側には電子レンジ、炊飯器の順に置いています。
トースターやコーヒーメーカーは、使用頻度も多くデザインも馴染むため調理カウンターに乗せ見せる収納へ。
アイランド側のシンク下には、KEYUCAのダストボックスを2つ、その隣には憧れだった海外の食洗機を設置しています。我が家はMieleを採用しました。
「水のMiele、火のGAGGENAU」という言葉をキッチン担当者さんから聞き、迷わずMieleに。大は小をかねると60cmにし、おかげで家事が随分楽になりました。
統一感を出すためのこだわり
色や素材に関しても随分悩みました。
ステンレスのキッチンを諦め、次に希望したのはマーブル模様の大理石キッチンでしたが、今度はコスト面で断念しました。キッチンの打ち合わせが最後の方になってしまい、その時既に予算オーバー…ここからはなかなか決まりませんでした。
そんな時、担当コーディネーターさんが背面の壁全体にマーブル模様のタイルを貼る提案をして下さり、早速ADVANへタイルを見に行きました。採用したのは、メガタイルのベナートカラカタスムースタイプ(FR744301)です。
もともとマットな質感が好きな私は、マーブル模様のタイルもマットを選んだため、それに合わせ両カウンターもツヤ感のないメラミン化粧板を探しました。採用したのはAICAです。(壁側K-6300KN、アイランド側K-6304KN)
壁側カウンターは家具っぽさを出すため、取手にもこだわりました。当時同じものを採用している方を見かけたことがなかったので、特別感があってお気に入りです。
天板は、キッチンで叶わなかったステンレスを使おうと考えていましたが、全体的なバランスや機能面を考え、傷の付きにくい人工大理石エコプリモ(EPWH)のホワイトに落ち着きました。あえて厚みを出して壁側のカウンターとの相性を良くしています。
カウンター側面には、料理本などが並べられるようマガジンラックにしました。これがとても便利で、それでいてリビングからは見えない部分なのでごちゃごちゃした感じにもならず気に入っています。こういったアレンジができるのは、造作ならではだと思います。
ダイニングテーブルについては、旧居で使用していたものがまだ新しく使うつもりでいたのですが、新居で使うにはサイズが小さいのと、採用したフローリングとの相性が合わず諦めることにしました。
しかし、インテリアに興味の無い夫に”テーブルを新調したい”とは言い辛く、苦肉の策でキッチンの費用に入れてしまえば良いのではないかと考え、キッチンと一体型のダイニングテーブルに変更しました。高価な家具を購入するとなれば躊躇する夫ですが、建築費用となると特に気にしない様子だったので助かりました(笑)
Yチェアを3脚並べてもゆとりがあるよう2m幅にしています。素材は、お料理や器が映えるような温かみのある木材で、尚かつ既に決めていたフローリングとも相性の良いカラーを選びました(オークラスティック突板ウレタン塗装)。
壁側の飾り棚やリビングのキッズスペースカウンターも同じ木材を使用し統一感を出しています。
また、テーブルでお鍋を囲む時やミキサーを使う時のために、キッチン横にコンセントを設置しました。スマホやiPadの充電にも大変役立っています。
ここ以外にも、壁側のカウンター上に3ヶ所、電子レンジの奥に1ヶ所、炊飯器の奥には両端2ヶ所と多めにコンセントを設置しています。家電の場所を考えずに置けるので大変便利です。
照明は、アイランド側にはダウンライトを3つ、ダイニングテーブル側には大きめのペンダントライトを2つ取り付けました。
ペンダントライトは、担当コーディネーターさんがいくつかピックアップしてくれたものの中から、当時発売してまだ間もないルイスポールセンのアバーヴを選びました。
サイズは設計士さんのお勧めのφ400mm。大きすぎないか不安でしたが、取り付けてみると全体を見た時バランスが良いです。
ダクトレールに取り付けると場所の移動も可能になり、ドライフラワー造りにも役立っています。
我が家は、玄関からリビングに入ると一番初めに目につくのがキッチンです。まさにキッチンが主役の家なので、何度も何度も打ち合わせを重ねて決めていきました。
コスト面では妥協も多く、納得のいく仕上がりになるまでは長い道のりでしたが、出来上がった時の感動は今でも忘れられません。おうちの中で一番落ち着く場所になりました。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
壁の色や素材、タイル選びなどキッチンづくりにおいて、妥協しながらも結果的にYukaさんのこだわりが詰まった空間になっているのが分かります。
7mもある収納スペースを余すことなく使いこなしていらっしゃるのも、事前に何をどこに収納するのかを考えていたからこそ実現できたのだと思います。
やはりこだわるポイントがあると悩んだ末に辿り着く場所があるので軸がぶれていないのが伝わってきます。
そして、この開放感溢れるキッチンと大きなダイニングデーブルで家族の時間を過ごしていらっしゃるのを想像するととても羨ましいです!
Yukaさん、ありがとうございました♪
(編集:saya)
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