「無垢×開放感×ZEH」3点を取り入れたおうちづくり。qu_miiiiiiiさんのお家づくりを探索!【ウォルナット コの字型 】
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ウォルナットで統一された明るいLDK
EIDAIのステンレスキッチンをご紹介したqu_miiiiiii(以下、KUMIさん)さんのお家づくりに関してご紹介していきます。
政府も推進しているZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を採用し、高気密・高断熱のおうちづくりから、無垢とウォルナット中心のインテリア、そしてコの字型の動線設計に至るまでたっぷりとお聞きいたしました。
KUMIさんのEIDAIのステンレスキッチンの記事はこちらよりご覧いただけます。
(※記事の中での規格は建築時のものです。現在の最新の規格はメーカーの商品ページ等をご参照いただけますと幸いです。)
無垢×吹き抜けが創り出す暖かみのあるリビング
圧倒的な開放感を実現したリビング
KUMIさん
リビングは一面吹き抜けとスケルトンの階段を採用したことで、圧迫感なく開放的で広く感じます。また、大きめの採光窓(FIX窓)を取り入れたことで、晴れの日は冬でも電気無しで明るいです。
一般的に吹き抜けは「夏は暑くて、冬は寒い」というイメージがあるかと思いますが、我が家は高気密高断熱(ZEH)にコダワッタつくりですので、冬には1階の床暖房と2階に設置したエアコンのみの稼働でじゅうぶん暖かく、家全体の空調が整っていることを肌で感じています。
また、天井につけているシーリングファンを稼働させることで、空気が循環している点も、夏・冬で快適に過ごせる要因だと思います。
ソファに横になるとFIX窓から空を眺めることができます。夜には月や星が見え1日の疲れを癒してくれます。ちなみに、FIX窓にはロールカーテンがあり、自動で上げたり下ろしたりできます。
デメリットは1階の生活音が2階まで筒抜けになることと、吹き抜け部分だけ2階の部屋数が減ることです。
目を惹くリップタイルは存在感抜群
素材:ウォールナット無垢材
マスターウォールのショールームにリップタイルが使われていたのを見て、私も主人も惚れ込みました。一つ一つの木目や色味の違いや凹凸が感じられ、木の質感がたまらなく気に入り、新居では絶対に取り入れよう!と決めました。
私達より工務店さんに提案し、快く了承していただき施工する運びとなりました。
面倒なタイルの発注も工務店さんで対応いただき、実際の施工も一本一本棟梁がバランスを見て丁寧に貼ってくださいました。
リビングに入ると真っ先に目が行く場所で存在感抜群のリップタイルは我が家のシンボルでもあります。
お手入れが気になるところだと思いますが、普段はダイソンのノズルをブラシに変えてサッっと吸い取る程度です。住み始めて一年経ちますが、目に見えるホコリは溜まっていません。
漆喰の壁もコダワリ
我が家は漆喰の壁を採用しています。
クロスですとのっぺり均一した見栄えになるところ、漆喰は塗り方で独特な風合いになり、それが我が家の個性にもなると思い取り入れました。
コストはクロスと比べて高くなりますが、見栄えだけでなく脱臭効果や湿度を調湿してくれたり、カビにくいというメリットもあります。
お手入れは気になる汚れがある時だけしています。
汚れは消しゴムやメラミンスポンジで落とします。
それでも落ちない汚れは水拭きをし、どうしても落ちない場合はサンドペーパーで削り取っています。
床材は明るいオーク(ナラ)材
家具が全てウォールナットなので、全体的に暗くならないよう明るめのオーク材を選択しました。板幅は120mmの幅広フローリングです。
お手入れは週に一度、固く絞ったペーパーをクイックルワイパーにセットして床拭きをしています。年に一度、工務店からいただいた専用のクリーナー(天然植物性クリーナー&ワックス 「グラノス」)で床拭きをします。
床を無垢にすると、無垢のぬくもりを肌(素足)で直接感じることができるのでオススメです。
ウッドデッキを中心としたコの字型のおうち
どこからもアクセスできるウッドデッキ
KUMIさん
コの字型の我が家は中心にウッドデッキがあります。ここは、壁をつくることで外部からの視線をシャットアウトし、どの部屋からもアクセスができる便利な場所です。
私達はウッドデッキでBBQするのが夢でしたので、家づくりを始める段階でコの字型のつくりで中央に中庭としてウッドデッキを設置するのは夫婦で意見が一致していました。
リビングの広さを取ろうとすれば四角い家になりますが、ウッドデッキが中心にあることで全部屋繋がっているように見え、各部屋奥行きができ、視覚的広さも感じることができます。
また、どの部屋からもアクセスできますので、使い勝手も良いです。
例えば、我が家は各部屋に観葉植物をたくさん置いていますので、水やりの時には全てウッドデッキに出して水やりをしたり、DIYのスペースとして利用したりと、頻繁に活用しています。
夜にライトアップした雰囲気もお気に入りです。
生活空間にメリハリが持てる
先述してる通り、吹き抜け・スケルトン階段と開放感を出す間取りでありながら、生活する場所、くつろぐ場所を分け、生活にメリハリが持てる間取りになっています。
リビング上にある渡り廊下的な通路もその役割を担う一つです。
視覚的には開けていますが、この廊下を渡ることで、各部屋をしっかり分けることができています。
また、この通路ですが、雨の日や梅雨の時期などは手摺に洗濯物が干せる優れものです!(笑)
独立した和室は客間として最適
来客用にと和室は欲しいと考えていました。
リビング併設の和室は広さ的にも厳しいですし、客間としてのプライベート感は出せないため、敢えて独立した和室を採用しました。
和室の入り口を方アーチ状にすることで、曲線が和の雰囲気を醸し出してくれます。
その他にも独立させたことで、インテリアに和室らしさをしっかり取り入れることができましたし、入り口も別になっているため、気兼ねなく利用してもらえて良かったと思っています。
ZEH(ゼッチ)の家づくり
ZEHゼッチ(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは?
地球温暖化ガスの排出量削減が世界的な課題となっており、国内においても住宅の省エネルギー化は最重要課題のひとつとして位置付けられています。
そこで、これまでの省エネに加え「創エネルギー」を導入し、自宅で消費するエネルギー量より自宅で創るエネルギー量が多い= ZEHゼッチ(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の暮らしに注目が集まっています。政府は2020年までに標準的な新築住宅での実現を推進しています。
引用/参照:セキスイハイムHP参照
政府目標
住宅については2020年までに ZEHゼッチ(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を 標準的な新築住宅とすることを目指す。2030年までに新築住宅の平均で ZEHゼッチの実現を目指す。
※参照:経済産業省「エネルギー基本計画」
ZEHの家を建てるためのポイント
◯ポイント1「断熱」
断熱性能を上げて、エネルギーロスが最小限な住宅を建てましょう。(夏は涼しく、冬は暖かい住宅)
◯ポイント2「省エネ」
家で消費する電力量を減らす為に、HEMSや省エネ性の高い機器・照明等を取り付けましょう。
◯ポイント3「創エネ」
家で消費するよりも多くのエネルギーを創るために、たっぷり太陽光発電でしっかり発電しましょう。
ZEHのメリット・デメリット
ZEHのメリットはいくつかある中で、わかりやすいところで言うと下記2点があげられます。
◯メリット1「補助金」
2018年、地域や建物の規模に関係なく、70万円の補助金を受けとることができます。
蓄電システムを導入した場合、1kwあたり3万円、上限30万円まで追加で補助金を受け取ることができます。
※その他、細かな要件によって補助金額が追加されたりしますので、ハウスメーカーや工務店へお問い合わせくださいませ。
◯メリット2「ランニングコスト」
高気密・高断熱の家づくりですので、光熱費を通常より抑えてることができるように設計されております。そのため、光熱費を抑えながら快適な暮らしができる想定になっています。
逆にデメリットと言われてる点は下記になります。
◯デメリット「イニシャルコスト」
やはり高性能な家づくりになるため、コストは高くなるようです。
ただ、ここは施工を担当するハウスメーカーや工務店にも大きく依存しますので、ランニングコスト含め、しっかり検討したいところです。
ZEHはもともと検討されてましたか?
KUMIさん
はい、マイホーム検討段階でZEHには興味を持っていました。
もともと北海道出身の主人が冬を想定した性能に関心があり、その流れもあって私もZEHについて興味を持つ様になりました。
太陽光で作ったエネルギーは自宅で消費し、余った分を電力会社に売電することが可能なのも魅力に感じました。冷暖房の効率を高め、夏は涼しく、冬は暖かい快適な生活を1年中送ることができ、家計だけでなく環境にも優しいというところにもとても惹かれ採用することを決めました。
工務店さんの選択はどうされましたか?
ZEH中心で探したというわけではありませんでした。
やはりデザイン面も重視していましたので、施工をお願いした工務店さんにはインテリアコーディネーターさんが参加していただけた点がとても心強く感じたのが決めてでした。
ZEHに関しては、工務店さんを決めたのち、私達から提案させていただきました。
補助金を得ることができる点も、後押しになりました。
KUMIさんのおうちづくりのコダワリQ&A
おうちづくりのコダワリポイントは?
沢山ありすぎるのですが、インテリアはもちろんのこと、やはりZEHでしょうか。
ZEH(ゼロ・エネルギー住宅)に以前から関心があり、自然の光を採り入れたエコロジーな暮らしがしたい!というのが夫婦の考えでした。
実際に工務店の方がイニシャルコストとランニングコストにどれくらいの違いがあるのか大まかに比較してくださり、長い目で見れば損をする可能性はほとんどないと判断できました。
また、国から補助金も交付されるとのことで後押しになりました。
現状も太陽光パネルを載せてることで、年間の売電額もプラスになっています!
ZEHにするにあたり、特に窓の断熱性にもコダワリました。トリプルガラス、樹脂サッシを取り入れたことで冬は結露もなく、保温性があり、夏も外気の影響を受けにくいと実感しています。
素敵な家具をご紹介いただけますでしょうか。
我が家の特徴はウォールナットで統一しているところです。
◯メーカー:マスターウォール
・デニッシュソファ 3人掛け(ウォールナット無垢材)/DNSO-3S180-WN
ローソファで座面も広いので、ゆったりと座れます。また、クッションはカバータイプになっているので、外してドライクリーニングが可能です。
・デニッシュワンアームカウチ90(ウォールナット無垢材)/DNSO-OACC90-L/R-WN
3Pソファと組み合わせてL字ソファにしています。肘の位置は座って右か左か選択できます。
・ユニゾンアームレスト(ウォールナット無垢材)/UNAR80-WN
ソファの横に置くだけで重厚感が出ます。また、引き出しになっているので、エアコンやテレビのリモコンを収納しています。
・ワイルドウッドダイニングテーブル(ウォールナット無垢材)
無機質なブラックスチールの素材感とウォールナットの組み合わせが抜群です。落ち付いた色合いと木目は長く使いこむことで深みが増していくので、変化も楽しみのひとつです。
・ワイルドウッドベンチ(ウォールナット無垢材)
オール無垢材でダイニングテーブルとの相性はもちろん、木の温もりがあります。
いかがでしたでしょうか。
TV壁のリップタイルは憧れた方も多いのではないでしょうか。
メンテナンスも思っていたほど手がかからない印象ですし、リビングや玄関など設置すればインパクト大ですよね。
コの字型の動線・インテリア設計も具体的でとても参考になります。
そして、ZEHというのは耳にしたことはあるものの、執筆に至るまで正確な情報は知りませんでした。高気密・高断熱を謳ってるHMさんも多い中、私もとても勉強になりました。
正直、ムクリの記事内容だけでは全て把握はできませんし、金額部分は施工会社によっても変わる部分もあります。ムクリでも専門家の話もいずれ記事にしてみたいと思います。
KUMIさん、今回もご協力ありがとうございました!
KUMIさんの日用品はこちらからご覧いただけます。
KUMIさんのインスタグラムはこちら。
EIDAIのステンレスキッチンの記事はこちらよりご覧いただけます!
今後も少しずつ、記事を更新していきますので、どうぞよろしくお願いします。
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