【暮らしのお掃除】これは鉄板!お掃除グッズ〜クエン酸/重曹/セスキの使い方基礎編〜
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いつもムクリをご覧いただきありがとうございます。
現在ムクリではおうちのコダワリにフォーカスをして記事を配信しておりますが、今後は「暮らし」をテーマにしたコラムや記事もご提供していきたいと考えています。
特に、整理収納、お掃除は住み始めてからもわからないことや知らない事も多く、手順から洗剤や使用する商品名、加えて動画があれば尚嬉しいと感じてる方も多いのではないでしょうか。
そこで、インスタグラム中心におうちだけに限らず日々整理・収納、お掃除を実践されている方にご協力いただき、コラム形式で配信していきます。
ご存知の内容もあるかと思いますが、ぜひ復習も兼ねてご覧いただければ幸いです。
整理収納・お掃除コラムの内容について気になることや、聞いてみたいことがございましたら、インスタグラムのコメント欄にお寄せくださいませ。
※記事をご覧いただき実用する際には商品(洗剤等)の使用上の注意を必ずご確認いただき、また使用するもの、場所によっては対象物の注意書きもご確認いただくようお願いいたします。
お掃除・整理収納コラムは一覧はこちらよりご覧いただけます。
クエン酸・重曹・セスキの使い方基礎編
クエン酸、重曹、セスキを使用した「ナチュラルクリーニング」という言葉、インスタグラムでもよく見かけます。
ムクリの読者様の中にはご存知の方も多いかと思いますが、どういった汚れや、どの場所に使えば良いのかわからず、うまく使いこなせない!という声もよく耳にします。
今回、そんなナチュラルクリーニングに関して執筆のリクエストをいただきましたので、性質〜使い方・活用できる場所についてまとめたいと思います。
私はインスタグラムでも「#lilyナチュラルクリーニングまとめ」というタグで投稿もしていますので、お時間あればそちらもご覧いただけると嬉しいです。
念のため前提として、私は専門家ではないので、ネットで調べた情報と日々のお掃除の体験を元にご紹介していきますので、細かい分量などは参考までにお願いします。
ナチュラルクリーニングの性質について
今回は性質について基礎的な内容をご紹介します。
クエン酸、重曹、セスキを使ったナチュラルクリーニングとは化学反応を元にしたお掃除のことです。
アルカリ性の汚れを酸性で、酸性の汚れはアルカリ性で中和させて落とす掃除方法です。どこかで聞いたような。。。そうです、昔(笑)理科の授業で習ったリトマス紙と同じ構造です!
クエン酸/重曹/セスキの図解
字が汚くてすみません!
pHなんて久しぶりに聞いた方もいるかもしれませんが、洗剤類はpH値によって分類されたり、法律によってパッケージの液性欄に記載することを義務付けられております。
参考
・pH3.0未満:酸性
・pH3.0以上 6.0未満:弱酸性
・pH6.0以上 8.0以下:中性
・pH8.0を超えて 11.0以下:弱アルカリ性
・pH11.0を超えるもの:アルカリ性
逆にややこしくしてしまいましたでしょうか。pH値が高いものを使用する際には手袋が必要だったりしますよね。
それでは、具体的な効用を解説していきます。
クエン酸
性質:酸性
消臭殺菌効果◎
有効な汚れ:水垢・カルキ・トイレの黒ずみ・アルカリ性の悪臭(アンモニア臭)等
クエン酸水スプレー:水100mlに対して小さじ2分の1(2.5g)
重曹
性質:弱アルカリ性
有効な汚れ:鍋等のコゲ(クレンザー効果有り)/酸性臭いの中和(冷蔵庫・生ゴミ・靴箱・排水口)等
重曹水スプレー:水100mlに対して小さじ1(5.0g)
セスキ
性質:弱アルカリ性
有効な汚れ:血液汚れ/油汚れ/手垢等
セスキ水スプレー:水500mlに対して小さじ1(5.0g)
重曹とセスキの違い
アルカリ性の強さ、水溶性、油汚れはセスキが優れており、研磨成分は重曹にのみ含まれます。どちらも煮沸すると炭酸ソーダに変化し、炭酸ソーダになった時がアルカリ性が一番高くなります。
炭酸ソーダに変化する際に出る泡は重曹の方が多い点と、セスキの方が価格が高いので煮沸の際(鍋の焦げ落としなど)は重曹でOKです。
(参照元:石鹸百科)
クエン酸+重曹
酸性+アルカリ性なので混ぜると化学反応で二酸化炭素が発生し炭酸水になります。
冷蔵庫の製氷機や水栓など、洗剤が使いにくい箇所、使えない箇所に使用しています。
セスキに食用はありませんが、重曹、クエン酸については食用のものがあると知ってからは食用を使うようにしてます。きちんと洗い流せば食用でなくても問題なく使えます。
発泡の過程ををわかりやすく食紅で色付けして簡単な動画も撮ってみました。
横からの様子はあまり見る機会が無いですよね?
「クエン酸+重曹」動画
動画ではわかりやすいようにクエン酸と重曹の割合は計測していません。
いかがでしょうか?
実はこの動画はTAKE3でして・・・後から加える重曹を多めに入れすぎて水色の炭酸水がコップから溢れる事件を2回も繰り返しました(笑)
インスタグラムでも沢山使われてる方いるのを見かけますが、少なくても効果は十分にあります。
詳細はまた別コラムで書かせていただきますね。
私は汚れに適してる箇所にだけこの3種類を使うようにしています。
前回のコラムでご紹介したように、セスキスプレーの代わりに水ピカを使ったりもしています。
ナチュラルクリーニング推しというわけではなく、沢山ある洗剤の中でうまく使い分けていければいいですよね。
色々情報が飛び交う中で、情報を整理し日々実践していくと案外簡単に覚えていけると思います。
私も今回のコラムを通じて勉強できましたので、みなさんのお役に立てれば嬉しいです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ゆりさん、ありがとうございました。
今回は少し専門的な内容になりましたね。pHは本当久しぶりに聞きました。
私もナチュラルクリーニングしますが、一番最初はシュワシュワがみたいという浅はかな動機でした(笑)
最近では割と中性洗剤が主流になりつつあるかと思いますが、取りにくい汚れには酸性、アルカリ性分の洗剤が効果的です。
あれもこれもと、洗剤が手元に増えてしまうと掃除効率も落ちますし、間違った使い方をしていても汚れは落ちず、逆に素材を傷つける恐れもあり、これまた非効率です。
pH値まで覚える必要なないと思いますが、汚れに対する効用を正しく理解し、日々使っていければ自然と身につくと思います。
使い方とか少し困った時は、ぜひご参照いただければ幸いです。
ゆりさんはこの他にも多数洗剤やお掃除道具をご紹介されています。
こちらよりご覧いただけます。
ゆりさんのインスタグラムはこちら
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