【暮らしの整理・収納術】自分だけでなく、家族全員が使いやすいキッチンに〜ひとりで頑張らない家事シェア暮らし(zuurii1984さん)
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「暮らしの整理・収納術」はインスタグラム中心に日々整理・収納、お掃除を実践されている方にご協力いただき、コラム形式で配信していきます。
目的や手順、使用しているアイテムに至るまで実践形式でご紹介していきます。ご存知の内容もあるかと思いますが、ぜひ復習も兼ねてご覧いただければ幸いです。
※記事をご覧いただき実用する際には商品(洗剤等)の使用上の注意を必ずご確認いただき、また使用するもの、場所によっては対象物の注意書きもご確認いただくようお願いいたします。
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キッチン周りの役割分担を仕組み化する
夫と家事をシェアするのは、私が一番自分らしく暮らせる選択肢の一つでした。
前回コラムでは、家事シェアを始めるに当たり、どんな事をしたのかについてお話しました。今回は実際に我が家が行った、家事シェアの仕組み作りについてお話していきたいと思います。
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料理という家事を仕組み化する
夫はキッチン周りで使いにくいところがあっても、新しいアイデアを出したり改善するのは苦手なのですが、逆に私にとっては得意分野でした。
収納系でいえば、私が夫にコンサルをして改善案を提案し、OKが出たら整理収納までを私が担っています。他にも何かアイデアを考える必要がある場合は私が担います。
料理はほぼ夫の担当です。週末に大量の作り置きをすることはあまりなく、こどもが寝てから翌日の朝や夜のご飯を作るパターンが多いです。夫にとっては料理を作りながら晩酌する時間がストレス発散に繋がっているそうです。
料理は以下4つの工程に分類できるかと思いますが、夫はアイデア系の家事である1、2をするのは好きではありません。
1. 献立検討
2. 買い出し
3. 作る
4. 後片付け
それゆえ、私が献立を考えて買い出しをするところまで行い、夫に作ってほしいレシピをLINEで送っています。
夫と私のLINEはほとんどCOOKPADのレシピのURLです(笑)
このように家族に家事をシェアするときはざっくりお願いするのではなく、なるべく細分化して具体的にお願いするよう心掛けています。
完全な私の主観ではありますが、男性は「察する」のは得意ではないと思っています。昔は私も「察してちゃん」になっていましたが、それでは動いてくれない上、こちらもストレスが溜まるのがよく分かったので、明確に依頼して、情報をしっかり伝達するようにしています。
ホワイトボードで情報をシェアする
調味料などなくなったモノはホワイトボードに書く→なくなったモノをカウンターに置く。この2つの仕組み化によって、自分以外の誰かに情報をシェアでき、我が家の家事シェアを効率的にしています。
ホワイトボードには一ヶ月の予定、週末のTODOリストも書いており、夫も家の予定を把握できます。また、私が帰りが遅い時は今晩の献立も書いておきます。
私の夫だけかもしれませんが、家事を急に頼まれるのが嫌なようで、週末も事前にリストで何をやるのか把握していると逆にすぐに取り組んでくれたりします。
例えば、昨日私が思い立って「1階の整理収納を手伝って!」と言ったところ「え!今から急に!?予定してないでしょ」と。夫曰く、散歩から帰ってきたらのんびりしようと思っていたようです。
「私は常に思い立ったらすぐに行動派、夫は計画していないと動かない派」。夫婦性格は異なるため、このホワイトボードは情報・意思整理に役立っています。
キッチン周りを仕組み化
義母はミニマリストのような方なので夫はモノが少ない環境で育っています。夫はとにかく、ぎゅうぎゅうでモノが多い状態が苦手なので、キッチンもスペースを空けて収納するようにしています。
以前はたくさん食器を持っていましたが、2人の子育てをしながらフルタイムだとゆっくり盛り付ける暇もないので食器やツールも厳選しました。
収納する際に考えている点が、「自分以外の家族のことを考えて収納を配置する」です。男性の方が手が大きかったり、こどももぎゅうぎゅうの収納だと取り出しにくいものです。
コンロ周りもキッチンツールは少なくして、夫がよく使うツールを置いています。
私は料理をする際に何でも菜箸で作ろうとしますが、夫は木べらやスパチュラのような平たいものをよく使っているのを目にしました。それまでは菜箸しか置いていませんでしたが、スパチュラもすぐに取れるところに置くように配置しました。
シンクも常に使いやすく
シンクもなるべくモノは少なくすることを心掛けています。以前はシンク備え付けのソープホルダーがありました。これも夫は邪魔だと思っていたようで、あまり大きいシンクでなかったこともあり、もっと広々と洗い物をしたいようでした。
そこで私が取り外しても使いやすいようにしたのがこちらの仕組みです。
すると、夫から「これは使いやすくていいね!」と一言があり、「やったー!」と心の中で喜びました。
これまでの経験から夫が使いやすくなったと感想があると、その度に家事シェアが進む実感があるので、これはまた夫にお願いできることが増えそうだ、と心ではニヤニヤしています(笑)
前回に言及した「干渉しない」は、好き勝手やるの意味ではなく、お互いの性格や特性・習慣を考えて、それに適したやり方を見つけることを指しています。
それゆえ、自分にフィットした動線・収納のままパートナーに家事シェアを依頼してもなかなかうまく行かないケースもあると思います。なるべく役割を細分化できるときっと前に進めるでしょう。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
今回は「料理」という家事シェアを軸に、家族全員が使いやすいキッチンの仕組み作りについてお話ししていただきました。
あずさんが家族の目線に立って、日々を送られていることがよく分かる内容ばかりでとても感動してしまいました。一人で抱え込まず周りを巻き込み、仕組み化するのはそう簡単ではなかったと思います。
旦那さまの性格が分かっているからこそ、考えられた家族シェアですよね。それが、家族にいい循環を生み出して自分自身も笑顔でいられる!素敵です。
家や家族の情報をシェアし、上手にお願いしながらお互いに満足なパフォーマンスを得られる仕組みづくり、次回のお話も楽しみです♪
あずさん、ありがとうございました!
(編集:saya)
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