【暮らしのインテリア】好きなものに囲まれて暮らす幸せ〜よりよく住める「大人」のリフォーム(happa_to_ieさん)
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注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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「どんな暮らしがしたいのか」そのためのリフォームとは
これまで5回にわたって『大人のリフォーム』のお話をいたしました。最終回は、自分の好きなものに囲まれて暮らしている今の生活についてご紹介させてください。
happaさんの前回までのコラムはこちら
リフォームへの思い
思えばずっと、納得がいかない家で生活に追われていました。そのうち子ども達も大人になり、やっと自分自身の生活を見直すことができて、リフォームを決意しました。
ここ最近は『おうち時間』が主流になってきた世の中ですが、私がリフォームを決意した3年前は50歳を迎えた頃で、また一から家づくりをするのは大きなリスクがあるようにも感じました。
でも、残された人生を自分自身が納得いくように過ごすためには、好きなものに囲まれた暮らしがとても大事で。私、いや私たち家族にとっては必須とも言えるリフォームでした。
家づくりって、『普通』の間取りがあったり『標準』の仕様があったりして、普遍的な部分がありますよね。でも、人にはそれぞれ違う暮らしがあって、好みもそれぞれです。
人生一度きりなら、自分の『今』好きなものだけを取り入れて、好きなものだけに囲まれた暮らしをしてみてもいいのではないかしら。この考えに主人が同意してくれました。
花のある暮らしに憧れて
私は若い頃、花屋で働いていました。生涯花屋で働きたい、もっと言うと花屋を営めたらいいなとずっと考えていましたが、子育てを優先しているうちに結局会社勤めになり今に至ります。
花屋に勤めていた頃、花をギフトにしてくださるお客様が多かったです。でも中には、自宅に飾る花を選ぶため、仕入れを楽しみに来てくれるお客様もいらっしゃって。
私自身も花のある暮らしに憧れていたのに、リフォーム前は生活に追われて半分諦めていました。
そんな思いもあって、リフォームでは玄関やリビングに花を飾れる場所をつくるのを最優先しました。収納よりも花を飾るスペースが優先なんて、変ですよね。
インテリアのメインカラーは、グリーンや花の色が映えるグレーに決めました。
花屋さんにも好みがあるので、自分好みの花を仕入れていらっしゃいます。それゆえ花屋さんによって、同じバラでも全く種類がちがうものを置いてあります。
花屋さんって敷居が高くないですか。そう思っている方もぜひ花屋さんでフレッシュなお花を見て選んで欲しいのです。
一週間に2回ほど仕入れがありますので、いつでも新鮮なお花がならんでいます。ぜひ好みが合う花屋さんを見つけてもらえたらと思います。
そしてフラワーベースはお気に入りのものを。ジャムの瓶やガラスのコップでも充分ですし、器も花器になります。
お気に入りのベースに、大好きなお花を一輪。本当に気持ちが安らぐのを実感できます。
自作の陶芸作品を飾りたくて
自分の手で何かを作り出すのが好きなので、10年前から陶芸をしています。その作品をディスプレイしたいという長年の夢を、リフォームで叶えることができました。
実はリフォーム前から、ここにはあの作品を置こうと決めて家づくりを進めました。
陶芸では同じ作品はふたつと作れません。もちろん腕が及ばないのも原因ですが、その時の気分や、温度・湿度などの条件が全く変わるためです。
花と陶芸作品を飾るスペースを優先した『大人のリフォーム』は、自分の好きを正直に諦めずに取り入れたことで納得のいくものになりました。
ずっと住んでいく家だから
『大人のリフォーム』に欠かせない点。それは、身体が不自由になっても気持ちよく暮らせる家づくりです。
最初は身体が少し不自由になった義母のために考えたことでしたが、今後私たち夫婦も迎えるであろう将来のためにも、優しい家づくりができたと思います。
若い頃には気づかなかった段差や扉の位置など、今までの生活で少しでも不便と思ったところをとにかく全て解消しようと考えました。
その結果、家の入り口という機能だけだった玄関が、くつろぎのためのスペースへ大きく変わりました。玄関扉を引き戸にして、風の通り道を作ることもできました。
またリフォームの際に、水廻りの位置は変えない方が予算がかからないというのは知っていました。
それでも生活を根本的に変えたいと考えていたので、義母の部屋と私たち夫婦の部屋を交換し、キッチンを生活の中心にすることで、家を建て替えたくらいの変化が生まれました。
妄想が現実になる時
皆さんがリフォームをするタイミングはさまざまだと思います。我が家の場合は娘の結婚も大きく影響しました。
口にこそ出しませんでしたが、いずれ孫がこの家に遊びに来たとしたら・・・などと想像して家づくりを考えました。
リフォーム前、私たち夫婦は和室を持っていなかったのですが、赤ちゃんを寝かせたり娘達夫婦が眠る部屋のイメージはやはり和室でした。
私が普段暮らす部屋としても、ごろっとできる和室が欲しいとずっと思っていました。
それを実現したのが20㎝の段差を設けた小上がりの和室だったのです。絵本を並べるための本棚も用意していました。
そして、このゴールデンウィーク。春に生まれた孫がその和室でスヤスヤと寝ていました。
私のさまざまな妄想が一つずつ現実になり、このリフォームが本当に私たちの生活にとってかけがえのないものになったのです。
思えば3年前、主人にリフォームの必要性をプレゼンし、同じ気持ちで進んでくれたことをとても懐かしく思いますし、感謝しかありません。
おうち時間がこんなに充実するとは、思ってもみませんでした。
でも、これで終わりではないのです。これからも暮らしやすい家づくりを自分達のペースで進めていこうと思っています。
こんなわがままな『大人のリフォーム』の話に、お付き合いいただいてありがとうございました。
おうち時間を楽しむための家づくりのお手伝いが少しでもできればと思いますし、リフォームで実現できることがたくさんあると、ぜひ知っていただければ嬉しいです。
お気に入りに囲まれた暮らし。おすすめです。
最終回となったhappaさんのコラム。最後までブレずに、「好き」を追求する姿勢に引き込まれてしまいました。
誰だって「好きなものに囲まれた暮らし」がしたい。でもそれを貫き通すのは時に困難で、つい妥協してしまいがち。
そこを踏ん張って「何のためにしているリフォームなのか」と立ちかえったり、ご家族と話し合ったりする場面がところどころに出てきました。
熱い思いをうちに秘めつつ、冷静にまわりを見る。これがhappaさんのリフィームが成功した理由の一つだと思うのです。
happaさんもおっしゃるように、これからも暮らしは続いていき、「今」に合わせた家づくりも続いていきます。また何か変化があった頃にお話を伺えたら嬉しいなと思いました。
happaさん、ありがとうございました!
(編集:kaori)
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