【暮らしの中のお花】梅雨のジメジメをミントグリーンの色合いで爽やかに〜生け方と長持ちのコツとは(紫陽花)
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日々の暮らしの中で欠かせないもの、大切な家具から雑貨、お花、珈琲なんて方もいるかと思います。
家具を買うときに、材質の種類やメンテナンス、塗装の特徴と言ったことや、お花屋さんに寄った際に、季節の花や生け方、日持ちするの?なんて、値段に差こそあれど、ちょっと知ってるだけで選択肢が広がることが沢山あると思ってます。
そう言った、ちょっと知ってると暮らしに広がりが出る、そんな「へ〜、なるほど〜、そうだったんだ!」と思ってもらえるようなコラムを「暮らしの中の◯◯」シリーズとしてお届けしていきます。
「暮らしの中の〇〇」シリーズはこちらからご覧いただけます。
部屋の雰囲気を一気に変える紫陽花の存在感
6月に入り、いよいよ梅雨の季節を迎えました。梅雨というと雨や湿気に悩まされるという方も多いかもしれませんが、大地を潤すしっとりとした雨の季節も四季の美しい日本の魅力の1つです。
そしてまた、この季節に楽しめる美しいお花の1つに紫陽花があります 。
今回は梅雨の雨を沢山受けて花開く「紫陽花」についてお話したいと思います。
紫陽花
・英名:Hydrangea 和名:アジサイ(紫陽花)
・ユキノシタ科アジサイ属
・ 原産地:日本/アジア
原種は日本に自生するガクアジサイですが、みなさんがお庭やお花屋さんでよく見かけられるコロンと丸いフォルムのものは、日本原産のアジサイがヨーロッパで品種改良されたものです 。
とても興味深い植物で、紫陽花の色は土が酸性だと青くなり、アルカリ性だと赤くなると言われています 。ヨーロッパなどの雨が少ない地域では、土壌がアルカリ性になりやすいためピンク色のアジサイが多く、日本のように土壌が弱酸性の地域では青や紫のアジサイが多く見られます。
そして、みなさんがお花と思われている色のついた花びらのような部分は、実はガクと呼ばれるお花を守る働きをするところで、実際のお花は中央の丸い玉の部分です。
花言葉とおまじない
紫陽花の花言葉は青色は「移り気」。これは紫陽花が色を変化させながら咲き進めていく姿に由来しています。ピンク色の花言葉は「元気な女性」です。
また6月の6のつく日に、紫陽花を玄関や軒下などに吊るしておくと、魔除けや厄除けになり健康運や金運がアップすると言われたり、トイレに吊るしておくと女性の婦人病の予防のおまじないになるとも言われています。
生け方とポイントをご紹介
では紫陽花を飾ってみましょう!
◯用意するもの
・紫陽花:グリーン×1(今回はハイドランジアグリーンを使いました)
・ナズナ(1本が大きいので枝わけして使用します)
・レモンリーフ×3
・クリアのガラス花器
1.まず紫陽花を飾りますが、頭が大きいので花器にもたれかけさせるように配置します。
2.次にナズナを少しダイナミックに長さを出して飾ります。
3.それから足元の空間を埋めるようにレモンリーフを入れます。
紫陽花を長持ちさせるには
紫陽花を長持ちさせるポイントは2つあります。
1つ目は紫陽花はお水を好むので、花瓶の水は深水にしてください。
2つ目はアジサイの茎はナイフで斜めにカットをして、茎の断面が多く水に触れるようにします。この時、茎の中にある白い部分はナイフで掻き出します。
そうすると水が上がりやすくなり、元気に長持ちします。
梅雨のジメジメした空気も、爽やかなミントグリーンの色合いのアジサイを飾って、気分をリフレッシュしてくださいね!
私が小さな頃は、青や紫の紫陽花を見ることが多かったのですが、気づいたらミントグリーンの紫陽花を見かけることも多くなっていました。
ジメジメした梅雨から初夏にかけて、清涼感があるカラーが爽やかな風を運んでくれて、季節的にぴったりですね。今回の他のグリーンと組み合わせるいけ方は、より爽やかさが際立って感じました。
6月の6のつく日に紫陽花を吊るすのは、実家がしていましたが、私自身はしたことがありませんでした。6月の6がつく日ってもう26日だけですよね!せっかくだから、一緒に吊るしてみませんか。
(編集:kaori)
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