【暮らしのインテリア】飾る場所と飾り方。私なりのインテリアディスプレイのルール〜勾配天井のあるシンプルな家(ari_tei_noteさん)
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好きなインテリアを楽しむために。ものを飾る時に意識していること
4回目のコラムは、私なりのインテリアディスプレイのルールについてお話ししたいと思います。
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壁一面の飾り棚
2階リビングには、ギャラリー感覚でお気に入りのものを楽しむため、飾り棚の設計をお願いしました。リビングとフリースペースの間にあるコーナーの壁一面に、4つの棚を設置しています。
2階は開放的にするため間仕切りがない作りにしているので、ここも壁で仕切らないように通路側の壁はオープンにしました。
壁がないことで高窓からの光が入り、ディスプレイスペースも開放的な空間になっていると思います。
◯棚のサイズ約:W900mm×H400mm×D300mm
飾り棚には、視覚的な美しさだけでなく、実用的なものから旅先で見つけたものまで置きました。
記憶として残しておきたいものや意味のある要素を目につく場所に置いておくと、ふとした時に頭を切り替えることができます。
飾り方はよく取り入れられている「三角形を作って高低差を出す」という手法を実践しました。限られたスペースなので飾るものは最小限に、余白を大切にバランスを考えて配置しています。
補色を取り入れる
自分なりのエッセンスとして白い空間に補色(色相環で正反対に位置する関係の色の組合せ)を取り入れ、意識的にメリハリを作りました。
面積の大きな壁や床、ソファやラグ、存在感のある家具はベーシックなカラーにして、本やポストカード、クッションなどの小物で色を足したり引いたりしています。
私は補色のインテリアが好きなのですが、コントラストを強めすぎないように色数と割合を考えて配置しています。
具体的な例としてはビリジアンやブルーグリーンなど寒色系の割合を多めにした場合、ビビッドな赤やピンクの暖色系を小さく取り入れるなど、色数と範囲を抑えれば補色同士でも不思議と馴染んで空間が引き締まって見えます。
アート感覚で壁面ディスプレイ
フリースペースにあるウォールストレージは機能性もデザイン性もある収納アイテムです。壁に取り付けたおかげで油性ペンやカッターなどを、子どもの手が届かないように収納できました。
◯壁面収納
・Uten.Silo(ウーテンシロ2) W520mm×H680mm×D70mm
もともとリズムのある形なので何を入れても様になるのですが、ここにも色を取り入れてアート感覚で収納しています。
天板を使ったディスプレイ
USMハラーの白い天板もディスプレイスペースになっています。洋書を横に重ねて高さを出したりコードレスの照明を置いてみたり。
ここは今、子どもが遊ぶスペースになっているのでおもちゃが沢山あるのですが、出しておいても見た目が美しく、デザイン性が高いおもちゃを厳選して置いています。
いつの間にか息子も飾り方にこだわりが出てきて、たまに私が動かすと怒ったりします。ふと見ると「なかなかいいなぁ」と思うディスプレイを作っていてとても面白いです。
キッチン背面棚のディスプレイ
キッチン背面棚はカウンターや家電が黒メインなので木製、ガラス、白い食器で少し柔らかさを持たせました。
寝室はダルトーンで落ち着きを
寝室は面積の大きいベッドリネンをダークグリーンにして枕を補色のピンクに。ベッドリネンはベーシックな白とカラーのものにしたりと、その時の気分によって色々楽しんでいます。
キッチンと寝室はリビングとは違う落ち着いた空間にしているので、それに合わせてダルトーンの差し色を取り入れました。
飾ることでお気に入りのアイテムの居場所を作り、目立たせてあげ、しばらくしたらそれらを別の空間に移動させて新鮮さを保てるようにしています。
フレキシブルに動かせるものをベーシックな空間に置くと、長くインテリアを楽しめるのだと思います。
落ち着きやベーシックな部分がありながら、キラリと個性が光るhoriさんのディスプレイ。
補色のお話では「コントラストを強めすぎないように色数と割合を考えて配置」されているとお伺いして、それが絶妙なバランスに繋がっているのだなと感じました。
ダルトーンは初めて聞いた言葉で、今回のコラムをきっかけにトーンについて少し検索してみたりと勉強になりました。horiさん、ありがとうございました!
(編集:kaori)
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