【暮らしのインテリア】大事にしたいのは何か?自分らしく過ごすために必要なことを見極める〜小さな平屋と大きな庭のある暮らし(hikaniwaさん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア・整理・収納・お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
今回からコラムがスタートするのは、以前、【あの人の暮らしが素敵な理由】のコラムをお願いした@hikaniwa(以下、hikaru)さんです。
その際には、外との繋がりを大切にしたおうちとお庭づくりについてお話してくださいました。あえてシンプルに建てられたおうちはお庭をより引き立たせ、暮らしと自然がうまく調和している様子がとても素敵です。
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お庭メインのコラムでしたので、ぜひおうちについても詳しく伺いたくなり、今回連載をお願いする運びとなりました。
初回は「庭を作ること」を前提とした土地探しの条件、どんな家を建てたいと思っていたかなどを中心にお話いただいています。 それではhikaruさん、よろしくお願いします。
はじめに自己紹介
はじめまして、hikaruと申します。2021年12月末に23坪の小さな平屋のマイホームが完成し、家族3人で暮らしています。
このコラムでは私たち夫婦の家づくりに対する思いや小さな平屋を選んだ理由、小さな家だからこその工夫についてお話しできたらと思います。
家づくりをされている最中の方や今後検討中の方、小さな家を考えていらっしゃる方にとって様々な制限がある中で何を優先したらいいのか、我が家の家づくりが何か少しでもヒントとなれば幸いです。
自然と触れ合い過ごす時間を優先するために
庭づくりを見据えたマイホーム計画を
私たちがマイホームを計画することになったきっかけは「早く庭づくりをしたかったから」。
夫婦ともに園芸学校を卒業しており、植物や花に関わる仕事をしてきました。植物が大好きで自分のお庭を持ち、毎日お庭で過ごすのが夢だったのです。
庭づくりにはとにかく長く時間をかけ、植物と触れ合ったその経験から理解が深まるものだと思いました。
そして建築士さんと共に土地探しがはじまりました。お庭が中心の家づくりになるので、土地探しがとても重要であり、かなり難航しました。
元々自然素材でつくられた日本家屋がすきだったので良い建物があればリノベーションも視野に入れて探していましたが、条件が合う建物が見つからずやはり土地から探すことに。
私たちが土地探しで重視したのは以下の点。
・200坪くらいある広めの土地
・植物を育てるための日当たりの良さ
・自然豊かな環境
・通勤や通学がしやすく、買い物や実家にも車で行きやすい
難しい条件ではありましたが幸いなことにご縁があり、自然豊かである程度便利な場所にある、220坪の土地に巡り合うことができました。この土地に出会うまでに20箇所ほど探しに出向いたかと思います。
小さな平屋になった理由3つ
1つ目は「予算と素材のバランス」。
私たちは広さよりも使う素材を優先したいと考えていました。限られた予算の中で出来るだけ自然のものを使いたいという思いがあり、無垢床や木の造作建具、収納などを自然の素材でつくるためにとにかく小さく建てることに。
2つ目は「庭との繋がりを持たせるため」。
平屋は屋根や基礎面積が大きくなるため費用が少し高くなるかと思いますが、庭への出やすさや将来の暮らしやすさを優先し、平屋にする分小さく建てることにしました。
3つ目は「ミニマムに暮らすため」。
暮らしの中で特に大事にしたいことが人それぞれにあると思います。私たちにとってはそれが「庭で自然や植物に触れて過ごす時間」でした。
限られた時間の中でその時間をできるだけつくるために、暮らしをミニマム(必要最小限)にすることにしました。
家が小さくなれば所有するものも少なくなり、掃除をする時間や管理する時間、ものを購入するお金も少なくなっていく。その時間で自分たちの好きなことが出来たなら、凄く幸せだと感じます。
23坪の家は、一般的には狭いと感じる方が多いかもしれません。
しかし私たちにはとても快適な大きさで、自分たちの大事にしたいことを本当に大事に出来る暮らしが叶う家。ここで暮らし始め、改めて大切なことに気付かされた気がします。
自分たちが家づくりで優先したいものやことは何かを考えたとき、一番に思い浮かんだ広い庭のあるおうちでの暮らし。hikaruさんご夫婦の思いは明確で、そこでどのように暮らすかを大切にした設計士さんとの出会いがあってこその家づくりは、最初からブレることなく進んでいきました。
23坪の小さな平屋は「小さくなってしまった」のではなく、小さいからこそ今の暮らしがあって幸せなのだと感じさせてくれる、家族みんなの好きが詰まったおうち。次回以降のコラムでは、そんなおうちの工夫やこだわりについてもぜひお伺いしてみたいです♪
hikaruさん、ありがとうございました!
(編集:megu)
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