【暮らしのインテリア】住宅購入の際に大事にした点〜空間を活かすスキップフロアのあるお家(annapple_houseさん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
住宅購入の際に気にしたことって何がありますか。
以前、おうちを探索する記事で主にキッチンのお話をお伺いしたannapple_houseさん(以下annaさん)に、今回からコラムでご協力いただきます。
冒頭の質問ですが、annaさんの土地の希望条件、工務店の絞り方、おうちへのこだわり等をそれぞれ項目をあげてお話してくださっています。
思いが明確だったからこそ、出来上がったおうちには納得感が溢れています!コラム終盤のおうちのお気に入りの場所の写真もあわせてご覧くだいね。
それではannaさん、よろしくお願いいたします。
はじめに自己紹介
はじめまして。この度、コラムを書かせて頂くことになりました、annaと申します。
我が家は共働き夫婦と愛犬の「はな」で暮らしていて、この家に暮らし始めてから今年の6月でちょうど5年目になります。
コラムでは、私たちが家を建てようと思ったきっかけや、家づくりのポイントなどをご紹介できればと思います。これから家づくりをされる皆さんに少しでもお役に立てたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
我が家の始まりのために私たちが考えたこと
土地、建築会社〜きっかけと出会い
私たち夫婦が家を建てようと思ったきっかけは、以前住んでいた築40年の古い社宅から引っ越したかったのと、住みたいと検討していたエリアの土地が、あと数年でほぼ売れてしまうと聞いたからです。
元々、結婚をして家を建てるならば私の実家近くがいいと主人と決めていました。その理由は自然がたくさんあり、子育てもしやすくて、治安もよく、2人の要望にぴったりなのが実家付近だったからです。
私たちの希望のエリアは都市開発が進み、ほとんどの土地を大手ハウスメーカーが所有しているようで、「条件なし」の土地は今後もっと減っていくと聞き、急いで土地探しをはじめました。
毎日ネットや折り込みチラシで探すこと3カ月、以下の条件にあった土地がみつかりました。
◯我が家の土地の希望条件
・50坪程度
・家から緑が見える
・日当たりが良い
・学校、病院、バス停、スーパーなども歩いて行ける距離(10分以内)
また、土地探しと同じタイミングで、建築会社もどうするか検討していました。
「家を建てるなら絶対に注文住宅!!」と私の強いこだわりがあったので、設計の自由度が高い設計会社や工務店に候補を絞り、予算面も考えつつ最終的に工務店に方向を定めました。
その中からどうやって1つの工務店に決めたかというと、「 1.対応の速さ 2.デザイン力 3.性能性 4.自社大工 5.予算」でした。
我が家がお願いをした工務店は、1級建築士と自社大工がいるので、最初から最後まで担当が変わらず家づくりができるところも、安心感があって魅力的でした。
その他にも対応の良さはもちろん、パンフレットの郵送やメールでの対応がとても早く、外観や内観のデザインに自由度があったことです。家の性能(特に断熱)も良く、予算も私たちが決めていた金額内で納まりそうだったことから、この工務店にお願いしました。
家づくりで苦労したこと
内観はある程度こういう感じにしたいとデザインは決まっていたのですが、外観がなかなか決まらず苦労しました。最初は白い家にしようと思っていましたが、だんだん迷いが出てきて最終的に真っ黒な家になりました。
そのほかに苦労した点は、壁紙とタイル問題です。白い壁紙だけでもたくさんの種類があり、その中から1部屋1部屋決めていくので、連日夜中までイメージ画像を探して完全に壁紙難民になっていました。
またタイルも同じで、タイル会社まで見に行ったのですが、ありすぎでどれにしたらよいのか本当に迷ってしまいました。キッチン、床材、建具もそうですが、出来上がっていないものをイメージしながら作り上げていくことがとても大変でした。
ですが、土地を見に行くのも、設計士さんとの外観・間取り作りも、ショールーム回りも家具選びも、本当に家づくりの全てが楽しかったです。
その中でも1番楽しかったことはたくさん時間をかけて考えてきたものが、少しずつ形になっていくのをみられる現場見学です。
大工さんにはかなり迷惑だったかもしれませんが、1週間に必ず1、2回は現場に足を運び、図面をみながら出来上がっていく様子は毎回わくわくしました。完成した我が家を見た時の感動は今でも忘れません。
こだわりと参考にした点
我が家のこだわりは以下の通りです 。
・1日中日が当たりとても明るい家
・限られた空間を最大限に使用した点(スキップフロア・吹き抜け)
・外観と内観のギャップ
・家具や小物が引き立つ、温かみのある内観
・造作家具
・かくせる収納/見せる収納
・断熱材(FP工法)
当時参考にしていたのはピンタレストでした。キーワードを入れるとそれに近い画像がたくさん出てくるので、その中から自分に近いイメージのものを建築士さんに見せて、デザインの共有をしていました。
他にはタイルや壁紙など気に入ったものをインターネットで見つけた時は、直接お店に電話をしてどこの壁紙・タイルを使用しているか聞いたこともありました。
後悔しない家づくりのために
よく周りからこうすればよかった、とか、後悔しているところはないの?と聞かれることがありますが、特にこれといって思い浮かぶ失敗や後悔した点は見当たりません。それはきっと思ったことを大工さんや建築士さんにすべて伝えたからだと思っています。
現場に何度も足を運び、イメージと違うことはその場で大工さんや設計士さんに伝えて急遽仕様を変更してもらったことも多々ありました。「こうしてください」と言うのは、最初はとても心苦しく、言おうか迷った時もありました。
ですが、大工さんや設計士さんから「気になる点があればどんどん言ってください。完成してからこうしてほしいと言われても出来ないこともあるけど、今ならまだやり直せるので」と言ってもらい、それからは希望をきちんと伝えるようにしました。
現場に足を運ぶと図面上ではわからなかったことなどもたくさんあるので、現場見学を定期的にされるのをお勧めします。
気に入っている部分と意識したこと
我が家の気に入っているところは以下の通りです。
・寝室のアクセントクロス
・飾り棚
・キッチン
・洗面所
・スキップフロア
長年住む家なので、飽きのこないデザインにするように意識しました。木をふんだんに使い、優しいデザインに仕上げ、家具が引き立つような色合いにしています。
そして、より空間を広く見せられるようにリビングをスキップフロアにしました。スキップフロア部分は5畳しかないのですが、スケルトン階段や吹き抜けにすることで5畳と感じさせない造りになっています。
他にも生活感をあまり感じさせないようすっきり暮らすために、収納をかなり多く作ってもらい、隠したいものは隠せるようにしてもらいました。
初回ということで、自己紹介を兼ねて建築時の気持ちに戻って、我が家について大まかにご紹介いたしました。次回からは少し具体的なお話をしていきたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
考えやお話されていることがしっかりと整理されていて、明確で、これはいいお家づくりに繋がる訳だなと思いました。
「いっぱい希望はあるのに、結局どうしたらいいのか決められない」そんな風になる時ってありませんか。私はあります(笑)そして、本人がわからないのに周りに伝わる訳が無いとも思います。
とても印象に残ったのは「こうしてください」と言うのは、とても心苦しく言おうか迷ったと言う部分です。とても気持ちがわかりますし、本当に言いにくんですよね。annaさんが言えたのは、大工さんや設計士さんといい関係にあったからだと思います。
それが、全てが楽しかったという家づくりに繋がっているのですね。
気に入っている部分のお写真をたくさん見せていただいて、これからのコラムがとても楽しみになりました。個人的には「はなちゃん」グッズの収納や、インテリアとどう両立されているかなど伺ってみたいなと思っています。
annaさんありがとうございました!
(編集:kaori)
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