【暮らしのインテリア】家の中心に情報と快適さを集約したスタディースペース〜生活感を感じさせない家づくり(mitsu20170805さん)
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生活感は壁の向こうに・使いやすさを追求した場所
前回コラムでは家で過ごす時間を大切にしながらも、生活感を感じさせない家づくりについてお話させていただきました。
今回は生活感を隠しつつ、利便性も併せ持ったスタディースペースについてお話したいと思います。
mitsuさんの前回までのコラムはこちら
私がスタディースペースに望んだこと
以前住んでいた家のスタディースペースは、LDKの一画にカウンターを造作した一般的なスタイルでしたが、忙しい日々の中でカウンターの上を常にスッキリ保つのは、私にはとてもハードルが高いと感じていました。
LDKから見える位置にあるので、片付いていないのは気になって落ち着かないのですが、一方で予定表など全て隠してしまうと、やらなければいけない事を忘れてしまう、という悪循環を繰り返していました。
そこで私がスタディースペースに望んだのは
・片付いていなくても気にならないLDKから見えない場所にある
・予定の管理がしやすいスペース
ということでした。
色々と考慮した結果、仕切られた書斎のような場所をイメージして、少し贅沢に“家の中心”にスタディースペースを設けることにしました。
実は家づくりを始めた当初は、このスペースは畳コーナーで、キッチンの背面収納の一部にスタディースペースとしてカウンターを設ける予定でしたが、家事動線を考えたときに、家の中心に当たるこの場所には畳よりも収納も兼ねたスペースの方が使い勝手がいいのではないか?と考え、思い切って変更しました。
実際に完成したこの家で暮らし始めてみて、「あの時、畳コーナーを諦めて良かった!」と思えるくらいに使い勝手のいい場所になっています。
帰宅後はシューズクロークで靴・上着を脱ぎ、スタディスペースのカウンター下の定位置にカバンを戻したら、郵便物のチェックや携帯の充電をするといった流れで、動線にも無駄がありません。
無印良品のソフトボックスを置いてバッグの定位置を決めたことで、家計簿をつけるのに財布や通帳の出し入れがすぐに出来てとても便利だったり、提出書類もここで作ってそのまま鞄に入れるといった流れが自然と出来るようになり、忘れ物も少なくなりました。
サッと隠せて安心出来る場所
他の作業をしながらも隙間時間にプリントや郵便物のチェックが出来て、カウンターの上に置きっぱなしでも気にならず、荷物の一時置き場所にも使えるなど、とても使いやすいスペースになっています。
家にある書類は、ほぼ全てスタディースペースに集約して収納しました。書く作業などもほとんどここでするので、文房具の収納もこちらにまとめています。
設計前から無印良品の収納を使用すると決めていたので、あらかじめファイルボックスやスタッキングチェストに合わせた寸法で棚を造作してもらいました。
カウンター前の壁はマグマジックを採用して磁石が付くようになっているので、カレンダーや保育園の献立表・予定表などを貼り、スケジュール管理をしています。
よく使うマスキングテープなどもマグネットタイプのテープホルダーを壁に付けたりなど、マグマジックの壁は様々な用途に使える所が気に入っています。
片付ける時間がない時はカウンターの上にズラリと物が並んでいることもあり、スッキリ片付いている日のほうが少ないくらいです。
実は今も離乳食の本や電池交換待ちのオモチャが放置されていますが、これには理由があって、すぐ手を付けないといけないものなどは、あえて目に付くようにカウンター上に置いたり貼り付けたりすることで、やり忘れを防止するようにしています。
インスタグラムなどでもLDKにオープンタイプのスタディスペースをよく拝見しますが、常に片付けられていて本当に尊敬します。
我が家のスタディスペースは、忘れっぽくめんどくさい事は後回しにしがちな私の性格にピッタリのカタチで、モノを出しっ放しでも扉を閉めてしまえば気にならず、片付いていないと落ち着かない私が唯一心の許せる空間になっています。
配線類もあらかじめ想定しておく
インターホンのモニターや給湯器のリモコンはLDKから見えにくい場所に設置しました。ここはどこからもアクセスしやすく、モニター類を配置するのにもベストな場所だと思います。
カウンターと壁との間には3㎝の隙間をあけて、下に設置したコンセントが使いやすいようにしたりと、配線やコンセントの位置などにも拘って場所を決めました。
この隙間のおかげで、上に置いた携帯電話の充電コードや太陽光発電のモニター、ベビーモニターの配線類がごちゃつかずにスッキリして見えます。
レコーダーやルーター類はカウンター下に全て納まるようにスペースを設けました。
しかし設計時にはまだ置くモノのサイズがわからず、おおよそのサイズで棚を作った為、思っていたようにモノが入らなくて少し使い辛いと感じていてます。ここは可動棚にしておけば良かったなと後悔している場所でもあります。
レコーダーにはリモコンベンダーという電波が届きやすくなる中継機を使用し、壁の向こう側からも操作できるようにしました。このおかげでリビングのテレビ周りはとてもスッキリとしています。
近々パソコンを購入予定なので、カウンターの上に設置できるようにあらかじめコンセントも多めに付けてもらいました。
暮らし方に合わせた活用方法
スタディースペースの壁の一部を、こどもの作品のギャラリーとして飾って楽しむ場所にしました。今はここでお絵かきを娘と一緒にしているので、カウンター上にお絵描きセットも常備しています。
広々としたカウンターは、並んで作業してもゆとりがあるので、いずれはこどもの成長に合わせて学習コーナーとしても使えたらいいなと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
“家の中心”にあるスタディースペース、家中のどこにいてもアクセスが良くて本当に使いやすそうですよね。
見えてしまうとどうしても気になってしまうカウンターのごちゃごちゃも、LDKから見えない位置にスタディースペースを設けることで解決するというのは目から鱗でした!
あらかじめ収納するモノや置きたいAV機器を決めておく事で、そのサイズに合わせた棚を付けたり配線の逃げ道を作ったりと、暮らし始めた後の快適さも変わってきそうだなと思いました。
寛ぎのスペースと壁1枚隔てた空間に、暮らしの便利さが集約されたスタディースペース、とても参考になりました。
mitsuさん、ありがとうございました!
(編集:megu)
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