和室からLDK、そして庭、全てが調和した佇まい。____.mrsyさんのおうちを探索!【積水ハウス シャーウッド パナソニックLクラス】
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和室から玄関やLDKまで繋がる造作天井が印象的なおうちにお住まいの____.mrsyさん(以下yuko.さん)、その設計は最初から最後までほぼ変更がなかったというから驚きです。
和の雰囲気が漂うおうちとそこにあるデザイン性のある家具が見事に調和した空間づくりについても、お話いただいていますので、ぜひ参考にしてみてください。
(※記事の中での規格は建築時のものです。現在の最新の規格はメーカーの商品ページ等をご参照いただけますと幸いです。)
和の心地よさに包まれた住まい
図面に惚れ込んだ広く見える家
yuko.さん
我が家は家造りの際に設計士の方に間取りを描いてもらう前に、玄関から繋がる和室、吹き抜け、ウッドデッキがほしい、などの希望を軽く伝えました。それから、次の打ち合わせで頂いた図面の間取りが、今の我が家です。
我が家の場合は設計をこだわってくれたのは設計士さんであり、夫婦で設計士さんが引いてくださった図面に惚れ込んでいました。その設計士さんが一番最初に書いてくださったイメージがこちらです。
先ほどの写真と見比べてもらうと、細かな部分は変わったところもありますが、間取りはほぼそのままなのが伝わるかなと思います。
我が家は土地も狭く和室も1階に作ったので、元々「広いリビング 」は諦め「広く見えるリビング 」を目指しました。
そのためキッチンの面材をホワイトにしたり、床は明るく見えるタモ材にしました。加えてフラットに繋げたウッドデッキはリビングと床の向きも揃えているので、実際よりも部屋が広く見えます。
庭と繋がるリビング
住んでみてお気に入りポイントになったのはリビングからウッドデッキ、そしてお庭と繋げたことです。通りから見えにくい開口を設計してくださったので、人目を気にせず日中もプリーツスクリーンを上げて庭を見ながら生活できます。
夏は、ウッドデッキや庭で遊ぶこどもたちを見ながら家事ができました。
和室に使うイメージのあるプリーツスクリーンを我が家はリビングにも使用しています。とっても気に入っていて、これからおうちを建てる方にオススメしたいものです。
プリーツスクリーンは上げた時に生地がかさばらず窓枠内に収まるので、窓周りがスッキリします。やわらかい光を取り込むのにもちょうど良く、和紙っぽいイメージがありますが、いろいろな生地があるのでリビングにも合わせやすいと思います。
床材は床暖房が使えるものに
床材はすごく悩みました。担当してくださった設計士さんが無垢好きなこともあり、当初から無垢を勧めてくださっていましたが、床暖房を導入する予定だったので無垢材は反ったりしないか悩んでいました。
それを考慮して設計士さんがオススメしてくださったのが 「マルホンのタモ 床暖房対応の挽板フローリング FTME16−125」でした。スッキリした木目と上品な雰囲気が気に入り夫婦でこれだ!と決めました。
床材の塗装はガラスフィニッシュのものを採用しました。ガラスフィニッシュの塗装だと雑巾で水拭きも可能です。
小さいこどもが2人いるので傷は覚悟していました。実は近寄って見ると凹んでいたりするのですが、タモの特徴なのかガラスフィニッシュのお陰なのか、ほとんど目立ちません。普段のお手入れとしては、毎日掃除機をかけて、2週間に1度くらい固く絞った雑巾で拭いています。
広さはLDK全体で20.8畳(メーターモジュール)、尺モジュールだと24畳くらいかと思います。
インテリアとのバランスを考えた家具選び
リビングのソファはL字のものを置く予定でしたが、設計士さんから「ストレートのソファとパーソナルチェアにしてはどうか?」と提案いただき、今のスタイルになりました。ソファは2600もあるので大人でも余裕で横になれます。
キッチンの天板に合わせて、BKFチェアやソファの足、ダイニングの主人用のYチェアなど家具はどこかに黒が入ったものを選びました。また、部屋がスッキリ見えるように家具の足は華奢なものを置いています。
ダイニングの照明も私のお気に入りです。ルイスポールセンのPH3 1/2-3 glasspendantはシェードがガラスで出来ていて点けても消していても美しいです。
お気に入りの家具屋さん曰く、設置する高さはテーブルから60cmが1番照明が美しく見えるそうです。
リビングから繋がる造作天井の和室
yuko .さん
リビングと繋がっている和室はリビングの雰囲気を邪魔せず、でも 「和 」な部分を取り入れたくて、悩みながら部材を選びました。
造作天井はオーク材を使っていて、リビング側には天井部に間接照明を仕込んでいます。
この天井は和室を中心にしてリビングから玄関まで広がっています。すべて設計士さんの提案でしたが、出来上がりが想像以上に素敵で感激しました。
和室の板間には造作天井に合わせたオークのスプーンカットを敷きました。どうしても取り入れたくてお願いしたものですが、見た目はもちろんのこと触り心地も最高でした。
元々どちらかというと、床の間があるきっちりした和室を目指していたので、クロスは草色や鶯色をイメージしていました。とはいえ、極端に和室だけが浮いてしまうのも嫌だったので、柔らかい雰囲気の鶯色のクロスを採用しました。
インテリアとしては、和室にも床の間の床板や襖の手掛けに黒を少し入れいるので、リビングとの統一感が出ていると思います。
黒いワークトップで決まったキッチン
◯キッチンメーカー:パナソニック/ Lクラスキッチン
◯サイズ:幅3m/奥行45cm/高さ81cm
◯ワークトップ:御影ブラック
◯面材:グレード50/モイストホワイト(マット)
◯IH:パナソニック/トリプルIH
yuko .さん
キッチンをどうするか調べている時に、最初に目に留まったのがこの黒いワークトップでした。これを入れる為にパナソニックのLクラスに決めました。
ワークトップは凸凹していて、汚れがつきにくく傷も目立たない加工なので、すごくお手入れしやすいです。普段はキッチンダスターで拭き掃除するくらいですが、揚げ物をしたあとや汚れが気になったときはIHと一緒にウタマロで丸洗いしています。
トリプルIHのスッキリ感、取っ手のないマットな白の面材、このセミフロートの形、そして黒の薄いワークトップ、全てに惹かれて我が家のキッチンはできました。
またLクラスはお手入れの面でもカップボード側も底がステンレスなので、掃除がしやすいことも嬉しいポイントです。
吊り戸棚とダストボックスワゴンを組み込んだカップボード
◯カップボードメーカー:パナソニック/ Lクラス
◯サイズ:幅3m/奥行40cm/高さ
※吊り戸棚の高さ50cm
※カップボードから吊り戸棚まで75cm
◯ワークトップ:御影ブラック
◯面材:グレード50/モイストホワイト(マット)
カップボードは部屋の中でいろいろな部材を使いたくなかったのもあって、キッチンと同じものを選びました。
また、カップボードの配置にはすごく悩んで、パナソニックのショールームに何度も通ってイメージしました。我が家のカップボードは4つに分かれていて、奥から90cm、90cm、70cm、45cmと並んでいます。
ゴミ箱は70cmの位置にあり、最初はここに市販のゴミ箱を並べて置くつもりでした。でもダイニングテーブルの奥側とはいえ、リビングからもよく見える場所だったのでダストボックスワゴンを採用しました。
ダストボックスワゴンの配置はシンクからも近い、私の席の真後ろになっています。食事中こどもに使ったウェットティッシュなど、すぐ後ろに捨てられてとても便利です。引出しを仕舞えばどこにゴミ箱があるのか分からない点も気に入っています。
そのほか、最初はインスタグラムで見るようなお洒落な飾り棚のあるキッチンにも憧れていましたが、バランスよく飾る自信がないことと、また我が家はパントリーもうまく管理できず物置にしてしまいそうなので、どちらも作りませんでした。
結果、収納重視で吊り戸棚を採用しました。
私は背が高い方なこともあり、吊り戸棚は台に乗らなくても届く高さに設計して頂いたのですごく使いやすいです。奥行きもあるので収納力もあります。
カップボードは最近は引き出しタイプのものが多いかと思いますが、吊り戸棚は開き戸なのでそれも大きな違いだと思います。開き戸は大きく開けられるのでなにかと便利です。
キッチンの裏側にある快適動線の洗面室
◯洗面台メーカー:積水ハウス/KSX
◯タイルメーカー:LIXIL
◯タイル名称型番等:窯変ボーダー/YB1H
キッチンの裏側には洗面室があります。
家事動線についてはこちらからは設計士さんに注文していませんでしたが、出来上がった図面は、我が家の希望を取り入れて、かつ家事動線も考えられていてすごく感動しました。
タイルのお手入れは気になったときに水拭きするくらいで、特にこれということはしていません。カビは怖いので水はねには注意しているからなのか、目地もまだ綺麗です。
モルタル仕上げの玄関やアプローチ
yuko .さん
玄関やアプローチは、当初は洗い出し仕上げにするつもりでしたが、なんとなくイメージと違う気がして設計士さんに相談したところモルタルを勧めてもらいました。
我が家は、家の設計をしてくださった設計士さんが、外構から植栽に至るまですべて関わってくださったので、私たちが好きな雰囲気を本当によく分かってもらえました。
モルタルは実際に使ってみて、特に汚れやすい等も感じたことはなく、普段は箒で掃き掃除をしているくらいです。汚れが気になったときには、玄関土間は濡れた雑巾で拭いています。
アプローチは洗剤等は使わずに外用のブラシで擦って水で流しています。タイルのように目地がないのでお掃除は楽だと思います。
外壁
外壁はベルバーンです。
焼き物のような質感と、光の当たり方や時間によって変わる色合いなどが気に入りました。
クシビキボーダーという種類の利休白をメインに、玄関側だけ同じ種類の織部黒を使っています。周りが白い外壁のお宅が多かったのもありアクセントに使いました。
おうちを彩る豊かな植栽
シンボルツリーは5mのアオダモです。他にモミジやナツハゼ、シマトネリコなどを植えています。上品な雰囲気にしたくて花は白いものにしました。低木にはコデマリやアジサイ、ドウダンツツジが植わっています。
私のお気に入りはウッドデッキのまわりです。
庭は自分たちで手入れしています。本を買って読んだり、担当してくださった造園の方に教えて頂きながらやっています。
夏は10日に1回ほど芝刈りをしました。そんなに広くないので全体を芝刈り用のバリカンで刈って、細部は園芸用のハサミで仕上げていました。芝のエッジが綺麗だと本当にお庭が違って見えます。
積水ハウスで建ててみて
yuko .さん
2人目のこどもが生まれるころからぼんやり考え出したマイホーム。当初から「木の家」「和のおうち」という同じイメージを夫婦でもっていました。
ふらっと行った住宅展示場で出会った営業さんには、土地探しから本当にお世話になりました。この営業さんを信頼して積水ハウスでお願いすることにしました。その営業さんに勧められてたくさん見学会にも参加しました。住宅展示場で見る家は、自分たちの生活に置き換えてイメージするのが難しく、実際に建てられているお宅をたくさん見ました。
すると、ぼんやりしていた家についてのイメージが固まってきて、そこから家づくりを始められたのですごく良かったと思っています。
また、我が家は積水ハウスの設計士の中でも、チーフアーキテクトという資格のある設計士さんに設計していただきました。頼もしい設計士さんに安心してお任せすることができました。
積水ハウスで建ててみて、信頼できる営業さんと素晴らしい設計士さんと家づくりが出来て本当に良かったと思っています。
和の佇まいが素敵なおうちでしたね。最初に拝見したときに造作の天井に目が吸い付けられました。
和を感じるおうちなのに和にかたより過ぎることなく、そこにあるデザイン性のある家具が、アクセントになったり引き締め効果の役割も果たしていますよね。バランスが絶妙でおしゃれなのに落ち着きも感じます。
ガラスフィニッシュの床材、黒いカウンターやモルタル仕上げの玄関周りなど見た目の美しさはもちろん、お手入れもしやすいことは嬉しいポイントだなと思いました。
それから、文章のあちらこちらから溢れている営業さん設計士さんへの信頼感!本当に楽しいおうちづくりをされたんだなということが伝わってきました。
yuko .さん、ご協力ありがとうございました!
(編集:kaori)
yuko .さんのインスタグラムはこちら
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