【暮らしのインテリア】理想を求めた情報収集と運命の出逢い~どこにいても家族を感じるセミコートハウス(________uuummさん)
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「暮らしのインテリア」ではすてきなお家やインテリア、整理・収納、お掃除を体現されてる方にフォーカスし、普段インスタグラムでは発信しきれない実体験をコラム形式で配信していきます。
注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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コラム執筆者のご紹介
生活動線がシンプルで、且つスムーズなことで住みやすいというのが魅力の平屋暮らし。
高齢化や核家族化、世帯人数の減少などの住宅問題を解決してくれる家としても、いま平屋住宅が注目を集めています。
今回ご紹介するのはモルタルのキッチンにセンスの光る照明選びが印象的なセミコートハウスにお住いの________uuummさん(以下uuummさん)です。
家づくりのプロセスにて取捨選択したことや、インテリアなどのモノ選びに至るまで、uuummさんのコダワリをお伺いしていきたいと思います。
それではuuummさん、よろしくお願いします。
はじめに自己紹介
はじめまして、この度コラムを書かせていただくことになりましたuuummと申します。
私たちは、夫31歳・妻29歳の夫婦です。
マンション暮らしの時から飼っているウサギと一緒に、今年の6月に完成した平家のセミコートハウスで暮らしています。
最初は漠然としたイメージしかなく、家を建てたい!という気持ちだけで始まった家づくりですが、家を建てるまでのことやインテリアのことなど、私なりの考え方をコラムにできたらと思っております。
どう暮らしたいのかを考える
自分の理想のイメージを引き出す
私たち夫婦は、結婚当初からいつかは家を建てたいという考えを持っていました。
あまり強いコダワリや深く考えることもないまま、ローンを組むことや年齢など様々なことを考慮して、とりあえず住宅展示場を見に行ってみよう!となったのが2016年の秋頃のことでした。
何件かハウスメーカーを見たり訪問してみたりしましたが、どこもしっくりする要素がありませんでした。
当時まだ家づくりに対する考えが漠然としており、家を建てはしたいが自分たちの本当の住みたいカタチが分からない、というのが正直なところでした。
そこで私たちは住みたい家のイメージや情報をとにかくたくさん集めてみることから始めてみました。
具体的に条件を挙げてみる
夫婦で話し合った結果、私たちが家を建てる際に考えた条件は以下の3つでした。
1.注文住宅にすること
2.平家であること
3.コートハウスであること
1の理由は、ゼロから自分たちの希望を組み込んだ家を建てたかったということから注文住宅にしたいと考えるようになりました。
2については、私の強い希望とコダワリがありました。
こども部屋を2階に配置したとすると、将来こどもが巣立った時に2階を使わなくなることも大いに考えられます。
加えて、収納するモノを2階に置くか1階に置くかをモノ単位で迷いたくないということ、階段を上り下りする動線や掃除・お手入れの面で、将来的に見ても階段が無い方が楽というのが平屋のメリットだと私は考えていました。
当初夫は2階建ても検討したいと言っていましたが、最終的に私たちは平屋を選択しました。
3のコートハウスとは、建物や塀に囲まれた中庭を持つ住宅のことです。
このような造りだと、周囲からのプライバシーを確保しつつ開放感もあります。私たちは庭を中心に部屋を配置して、各部屋から漏れる灯で家族の気配が程よく感じられる間取りにしたいという想いがありました。
家づくりに役立ったモノ
住みたい家のイメージをまとめるのに、fevecasaという住宅建築サイトと、Pinterestという、写真がたくさん載っているサイトを活用しました。
後に私たちは自邸の建設を個人設計事務所へお願いする流れとなりましたが、実はこの設計事務所との出会いもfevecasaで偶然見つけたことからはじまりました。
Pinterestは自分の好みの写真をリスト化できるので、好みの家をとにかくたくさん集めては並べて取捨選択を繰り返し、イメージ作りに欠かせない存在でした。
そうして取捨選択を繰り返していくうちに、最初はバラバラだったイメージにも統一感が出てきたように感じます。
優先順位をつけてベストを探す
自分たちの建てたい家のイメージが段々ハッキリとしてきたところで、住みたい場所に関してもイメージを膨らましました。
私たちが考えた理想の場所の条件は以下の5つでした。
1.夫の職場から車で30分以内で通勤できる場所
2.周りになるべく建物や遮るものが少ない・住宅に挟まれない土地
3.大通りから一本入った車の音が聞こえにくいところ
4.土地50坪以上で中庭が作れる広さがあること
5.できれば角地
元々通勤時間に関しては、駅に近ければ土地の値段も必然的に高くなるなど予算の関係もあり、理想は車で30分以内というように考えていました。
しかし、最終的に私たちが選んだ土地は、条件2〜5はクリアするものの、通勤時間も長くなり駅からも自転車で10分程かかる場所でした。
通勤時間に関しては、事前に混みにくい通勤ルートを探したりしてトータルして45分以内で通勤できるようになったりと、少し考え方を変えてみることでカバーしています。
まずは条件を挙げてみて、優先順位を付けて譲れること・譲れないことをしっかりと自分たちで把握したうえで、柔軟に考えてみるのもいいと思います。
建築事務所との出会いと決め手
いくつかハウスメーカーを見ましたが中々ピンとこない日々が続く中、fevecasaのサイトで心惹かれる外観の住宅を見つけ、どちらの設計事務所が設計したのか見てみると、なんと当時住んでいた名古屋市内にある設計事務所でした。これもなにかのご縁と思い、問い合わせしてみたのが最初のきっかけです。
設計をお願いしたのは、名古屋市守山区にある松原建築計画さん。過去に設計されたお家に統一感があり、コートハウスが多かったのも決め手でした。
そして設計士さんのご自宅も平家のコートハウス。まさに私たちが住みたい家そのもので、そのご自宅で毎回打ち合わせを行うことができ、イメージが作りやすかったのもポイントでした。
設計士さんは物腰が柔らかく、私の突拍子もない要望も優しく受け止めてくださり、家を建てるまでの過程も大事にしたいと思っていた私たちにとって設計士さんの存在は大きな安心要素でした。
先述した土地探しも並行して行っていましたが、なかなか希望に近い場所が見つからない中、親身に相談にも乗ってくれました。
理想の暮らしを考える時間
そんな設計士さんとの打ち合わせは毎回とても楽しく、わくわくが止まらない時間でした。
一通りの私たちの希望を凝縮してくださり、何通りか図面を出してくださいました。たしか平家と二階建ての図面、全部で3パターンくらい案を下さったと思います。
購入した土地の形が真四角ではなかったので、いろいろな形の家を提案してくださり、帰宅後も図面を広げては、実際の暮らしを想像して夫婦で色々話し合いました。
2回目の打ち合わせで平家の模型をいただいたことで、実際の暮らしやインテリアも想像がしやすかったです。
打ち合わせの回数はもちろん、一回毎の打ち合わせの時間もゆっくりとっていただいたので、たくさんの話を聞き、自宅に帰ってさらにゆっくり考えることができ、当初漠然としていた家づくりへの考えがどんどん具体的になっていきました。
振り返ると、こうして自分の理想をはっきり見つけることができたのも、設計士さんが時間をかけてじっくり考えられるようスケジュールを合わせてくださったからだなぁと思います。
こうして、ゆったりとしたスケジューリングで打ち合わせを進めていき、2018年1月、無事上棟式を迎えることとなりました。
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
皆さんはお家づくりの際に何か参考にされたものはありましたか??
uuummさんは自分たちの理想のカタチをまずまとめるために、住宅建築サイトを参照されていたとの事ですが、まさかそこで設計士さんとの出会いが待ってるなんて、なんだか運命的ですね。
設計士さんの作られた模型の素晴らしさに、思わず声を出して感動してしまいました。私も模型、欲しいです(笑)
我が家は友人の設計事務所に自邸の建築をお願いしたのですが、どんどんと家が完成してゆくワクワクは勿論、打ち合わせの時間、分厚いカタログを広げたりアイデアを出し合ったりと、みんなで何かを作り上げているような感覚が大好きでした。
uuummさんのお家づくりがどの様に進んでいったのか次回以降のコラムもとても楽しみですね♪
uuummさん、ありがとうございました!
(編集:megu)
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