【暮らしのインテリア】炎を眺める時間は贅沢な癒しのひととき。薪ストーブがある暮らしを愉しみながら〜田舎町に溶けこむ風情のあるおうち(ayumi2519さん)
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注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点もたくさんあると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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気負わず自然体に。ここでしかできない暮らしがしたくて
前回のコラムでは、外壁や玄関などの外構まわりについてお話しました。最終回は、薪ストーブについてお話したいと思います。
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薪ストーブの設置を第一条件に
主人の生まれ育った田舎町で暮らすことを選択した私たち夫婦。
学生時代はお互い都会で数年過ごした経緯もあり、田舎暮らしをするという選択は、自分たちがいるべき場所に戻ってきた感覚でした。
一度故郷を出たからこそ、自然のある暮らしがいかに豊かで、素晴らしいことかに気づけたように思います。
せっかくこのような自然が残る地で暮らすならば、ここでしかできない暮らしがしたいと思った私は、薪ストーブの設置を第一条件としてマイホーム計画を進めました。
田舎では薪も手に入りやすく、自分たちで輸送できる距離なので配送料もかかりません。薪ストーブ設置に伴い、市から補助金もいただきとても助かりましたし、エアコンに比べ環境に良い所も素敵なことだと感じました。
設置した薪ストーブはドブレ640WD。ガラス扉の開口部が大きく、炎がよく見えるデザインがとても気に入っております。
暖かさは石油ストーブ、エアコンに比べると格段に暖かく、体の芯から温まる感じが特徴的です。そして家全体を温め、蓄熱する力は素晴らしく2階の寝室までもが温められ1階との温度差は殆ど感じません。
何より、家の中で炎を眺める時間は贅沢であり、癒しのひととき。我が家では無くてはならない存在になりました。
もうひとつの楽しみは薪ストーブ料理。まだまだ初心者ですが、ピザやパン、焼き芋を焼いたり、天板でシチューやおでんを煮込んだり。調理場のような感覚もあります。
今年は炉内でのパン作りに挑戦しましたが見事に失敗! オーブンと違い火加減が難しく、あっという間に丸焦げに。これも良い経験として、何度も挑戦してコツを掴んで行こうと思います。
薪ストーブの管理とメンテナンス
冬は毎日使うので炉内の灰掃除はかかせまん。ストーブメーカーによって清掃方法も違うみたいですが、うちのドブレストーブは炉内の灰を掻き集めて、下の受け皿に灰を落とすタイプ。
2日に1回ほどのペースで灰皿に溜まった灰を灰バケツに移す作業をして、溜まった灰は主に畑に撒いて肥料として使います。この循環は本当に良いことだなぁと実感しています。
そして、欠かせないのが煙突掃除。1年〜3年に1回のペースで行いますが、燃やす薪の種類や使い方によって汚れるペースも変わってくるみたいです。自分たちでされる方もいらっしゃるみたいですが、我が家は今年、業者の方に依頼する予定です。
手間のかかる薪の管理も醍醐味のひとつ
薪ストーブで使う薪は1年乾燥させたもの。乾燥した薪より未乾燥薪の方が安く手に入るので、自宅で乾燥させて使っています。
火をつける時、細い薪がいくらか必要なので自分たちで薪割りをして、焚き付け用のサイズを作っています。そして、数日おきに使う分の薪をウッドデッキまで運びます。
冬の間は日課のようなもので、こどもと一緒にせっせと運び良い運動にもなります。
薪運びや薪割りなど手間のかかる作業ではありますが、それも含めて薪ストーブのある暮らしを愉しむ日々。そういった生きる為に費やす時間は決して無駄ではなく、心にゆとりを与えてくれるように思うのです。
時間に追われ、スイッチひとつで完結する暖房器具も便利な物で、忙しい日は使うことももちろんあります。
無理のない範囲で暮らしを愉しむ。これをモットーに気負わず自然体に生きていく、そんな暮らしが私たち家族にぴったりだと感じています。
自然の中での暮らしを楽しまれているayumiさん。
薪ストーブへの想いが強いんですと打ち合わせの際におっしゃっていて、その想いがコラムからも伝わってきました。
関東の住宅街に住んでいる私からすると、薪ストーブはどこか非日常的で特別感のある印象なので、暮らしの中に薪ストーブがあるなんて、とても素敵で羨ましいです。
薪が燃えるパチパチという音や、ゆらゆらと燃える炎をボーッと眺めているだけで、何とも言えない癒しや幸せを感じられそうですよね。
薪の管理やメンテナンス、日々のお手入れなど手間がかかることがあっても、それも含めてひとつの愉しみと思えるのは、薪ストーブにそれ以上の魅力があるからなのでしょうね。
今は便利な世の中で、ラクさや時短を優先されがちですが、時間や手間をかければそこにこもった心や愛情が、より幸せや豊かさを感じさせてくれるもの。
薪ストーブで作った料理も、きっとひと味もふた味も違って美味しいはずですね。
ayumiさんのコラムは、今回で最終回となりました。無理のない範囲で自然体に生きていくayumiさんらしい暮らしから、豊かな暮らしの本質をたくさん教えていただいた気がします。
ayumiさん、ありがとうございました!
(編集:maki)
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