【暮らしのインテリア】立地に恵まれなくても大丈夫!明るさにこだわったリビングのつくり方〜グリーンに陽のあたる吹き抜けのあるおうち(___.ysm.ieさん)
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注文住宅、マンション、アパートなどそれぞれ暮らしの中にインテリアがあり、背景には共感する点も沢山あると思います。そんな素敵な暮らしをお届けしていきます。
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古いものと新しいものが調和した空間づくり
執筆者:yopi(@___.ysm.ie)さん
こんにちは。yopiです。
前回のコラムでご紹介しましたように、我が家が家づくりで大切にしたのは陽の入る明るいおうちにすることでした。今回はそれが最も現れていて、家づくりの中で一番重要視した「陽の入るリビング」の吹き抜け空間についてお話しさせていただきます。
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建て替え前の我が家
我が家は築20年の家に10年間暮らしたのち、建て替えをしました。建て替え前の家はほとんど陽が入らず、南向きリビングでありながら陽があたるのは午前中の1〜2時間で、陽の位置が高い夏にいたっては、ほぼ日陰暮らしでした(笑)
日当たりが悪いのは、以下の原因があると感じていました。
・北側道路に面している
・南西、南東に家が建っている
・古い家が建ち並ぶ立地であり、昔の建築基準の為に隣の家との距離が近い
・軒が長い
日当たりを確保するために
日当たりの悪さを解決するために、家を建てるなら絶対に吹き抜けを作る!とずっと抱いてきました。完成見学会や展示場巡りも吹き抜けがある家を重視して見に行き、そこで吹き抜けの空間の心地良さを目の当たりにしました。
設計士さんには日陰生活から脱出する為に沢山の思いを伝えました。陽が入らない時間や曇りの日でも吹き抜けがある空間は明るく感じられますし、朝日が入るって、こんなにも気持ちがいいんだなと実感しています。
北側に面しているので南からの陽は限られてしまいます。そのため西陽もリビングに取り込めるようにリビング西側に面している玄関の上にはあえて2階を作らず、低く設計していただきました。
明るい空間を手に入れて、大好きな植物が生き生きと育つようになりました。2年間変化のなかったサボテンが、引っ越しをして1年経った頃に急に40cmも伸びたのです!!これにはビックリしました。
吹き抜けの梁にハンギングしている植物も新芽がたくさん出ています。植物たちにとっても良い空間が作れたんだなととても嬉しく思っています。
北側道路の立地だと日当たりが悪いんじゃない?と思っている方は多いと思います。私もその一人で、元々は南向きに建つ日当たりの良いお家が憧れでした。
もし我が家が南側道路の立地だったら、きっと吹き抜けは作っていなかったと思います。この立地だったからこそ出会えた吹き抜けの空間だと今は思っています。
吹き抜けのデメリット対策
吹き抜けがある家のデメリットとして、寒いイメージがありませんか。暖かい空気は上へ上へとあがってしまう性質があるので、せっかく1階であたためられた空気が吹き抜けを通して2階へ逃げてしまうのでは?と思いますよね。
私は極度の冷え性のため、吹き抜けを作ったせいで冬に部屋が寒くなるのだけは嫌でした。そこで、以下の4つの対策をしました。
・断熱材を強化して、冬は熱を逃がしにくく、夏は熱を中にいれにくくする
・吹き抜け天井にシーリングファンを採用する
・エアコンは畳数より大きめにし、LDK25畳に対して29畳用を設置する
・リビング階段下と横にロールスクリーンを設置して暖房のあたたかい空気が階段から2階へ逃げないように遮断する
我が家の吹き抜け空間は3.5m×2.5mと大きい方ではないので、正直ここまで対策しなくても良かったのではと思う時もありますが、おかげで夏は涼しく冬は暖かく快適に過ごせています♪
リビングのお気にり〜古いもの新しいもの
リビングの床材は、無垢のオークを使用しています。無垢の種類もたくさんあってとても迷いましたが、合わせやすさを考慮してオークに決めました。夏場、床に寝転がって吹き抜け窓から見える空を眺めるのがとても気持ちがいいです。
◯サイドボード
飾り棚やダイニングテーブル、チェアも床に合わせてオークで揃えている中で、唯一、チーク色なのがリビングにあるヴィンテージのサイドボードです。
私は北欧ヴィンテージ家具や雑貨が好きで、ヴィンテージ家具は1点ものが多いため、出会えた時はラッキー!と思います。このサイドボードも店頭で出会ってまさに衝動買いでした(笑)
◯ヴィンテージラグ
家具や部屋のアイテムを選ぶときは、新しいものと古いものが上手にマッチングする空間を作れたら良いなと想像しながら選んでいて、ヴィンテージラグもそのひとつで大切に使っています。
ラグは部屋の家具やグリーンなどと合わせた時に馴染みの良い色味になるように探しています。我が家は、グレージュやグレーが多いので、色のトーンを合わせて落ち着いた色味のラグを合わせています。
私がヴィンテージラグを好きな理由として、「1点もの」というのが大きくて、ひとつしかない物だから個性が出せると思います。職人さんによる繊細な柄がとても気に入っていて、ヴィンテージラグはインテリアのアクセントになっています。
購入しているお店は現地に住んでいる日本人の方が良いものだけをセレクトをして、クリーニングなどしっかりお手入れされた商品なので、ヴィンテージに対する抵抗感なく安心して購入出来ています!
◯造作のテレビボード
テレビボードは造作で、天板はモルタルで下の黒い部分は鉄板です。木の温かみもありながら少し無機質な感じも入れたくて選んだ材質です。
モルタルは年数が経つとヒビが入るかもしれませんが、私はそれも味だと思っていますし、絶対にモルタルがいいと思ってお願いをしました。鉄板の部分は木に塗装という案もあったのですが、よりスッキリさせる為にコーディネーターさんと相談して鉄にたどり着きました。
サイズは横幅335cm、奥行き40cm、高さ50cmです。テレビボードの下に収納スペースが欲しくて、このデザインになりました。
◯ソファ
足を伸ばしてくつろげるソファを探している時に、インスタグラムでNOYESさんを知りました。こどもと犬がいて、カバーの取り外しが可能で洗濯ができるのも条件だったので、理想にピッタリでした。店頭で座ってみて、固めの感触と座り心地の良さに即決しました。
・ソファ:NOYES
シリーズ等: Decibel Traditional2人掛けカウチソファセット(生地 :SSランクAN-54-GRY、脚:オーク)
脚の高さも選べ、掃除機が入るように10cmにしたので、お掃除も楽ちんです。部屋に置いた時に背もたれが低く圧迫感がでないのも気に入っています!
今回は陽の入るリビングとリビングのお気に入りのものについてご紹介いたしました。我が家のような立地でも、間取りや空間の工夫で心地良い空間を作れるんだと家づくりを通して発見できて「家づくりって楽しい」と改めて感じています。
インテリアについては、まだまだ「こうしたい。あんな雰囲気にしたい」と妄想が膨らむばかりですが、目標として「品のある心地の良い暮らし」を求めて日々勉強中です。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました!
陽の入るリビングに対するyopiさんの熱い想いが伝わってくる内容でした。
吹き抜けは私も作るか悩んだのですが、yopiさんがあげていらっしゃる理由で躊躇してしまいました。実際にされた4つの対策についてお話いただいているので、悩んでいる方の参考になると思います。
サボテンが急に40cm伸びた話にはびっくりしました!植物が喜ぶ環境は、人間にとっても快適に違いないですね♩
アイテムを選ぶ時の「新しいものと古いものが上手にマッチングする」感覚が素敵ですね。一点モノに惹かれる気持ち、とってもわかります。ヴィンテージのアイテムが明るいリビングに適度な落ち着きとくつろぎ感をプラスしてくれて居心地が良さそうだなと思いました。
yopiさん、ありがとうございました!
(編集:kaori)
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