【あの人の暮らしが素敵な理由】ヴィンテージとアンティーク、DIYで理想のインテリアに近づける〜猫と夫婦の賃貸暮らし(vivi_avenueさん)
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【あの人の暮らしが素敵な理由】
“インスタグラムでつい憧れてしまうあの人”の暮らし方のヒントやモノ選びなど、暮らしにまつわるアレコレをご紹介いただきます。
今回は「猫と夫婦の賃貸暮らし」をテーマに、@vivi_avenue(以下、rinaco)さんのお話をお伺いしていきます!
制約のある中で工夫して楽しむ賃貸インテリア
rinaco
こんにちは。rinacoと申します。夫婦と猫1匹(ビビ)と1LDKの賃貸のおうちに暮らしています。夫の転勤のタイミングで猫をお迎えしようと2人で決め、昨年猫可の賃貸物件に引っ越してきました。
もうすぐこのお家で暮らし始めて1年になります。なかなか1つの家を作り込んで行くことは叶いませんが、制約のある中でどう理想に近づけるかDIYをしながらインテリアを楽しんでいます。
古いものや遊び心のあるものを集めお店のような空間に
転勤族なので本当はものを減らした方がいいのですが、全てのものが収納され整然とした空間よりも、お気に入りのものにたくさん囲まれた雰囲気のある空間が好きです。
古いものが好きで、コツコツとヴィンテージ家具や雑貨を集めています。長い年月を経て、いい具合に経年変化した雑貨にアンティークショップで出会うと、ついついお持ち帰りしてしまいます。
特にフランスのアンティークが好き。装飾が強すぎず、可愛すぎないシンプルなデザインのものを集めています。
また遊び心のあるものも好きで、ラッパランプやチーズグレーターのランプ、船のモビールなど、自分がいいなあとときめいたものを中心に家具や雑貨、食器を集めていて、お店のような空間を目指しています。
お気に入りのインテリア
お気に入りは、アンティークショップで購入した仏アンティークのバタフライテーブルやアーコールチェアです。
アンティークのテーブルは脚を外せないので、引っ越し先のエレベータや部屋のドアに入らないかもしれないという問題が付いてきます。
バタフライテーブルは両サイド折りたためてコンパクトになるので、移動があり狭いお家にはぴったりのダイニングテーブル。四角テーブルと同じように、壁付けして楽しめるのも魅力的です。
できるだけ長く使えるようなDIYを
2DKから1LDKの小さな家に引っ越しましたが、以前もっていた本棚が天井に引っかかり入らず、大きな本棚2つを処分することに。
また2人暮らしから猫が1匹増えたので、猫用品のスペースも確保するには、とにかくデッドスペースをうまく使うしかありません。そこで、小さな隙間に天井近くまで収納できる本棚をDIYをすることにしました。
一番下は100円ショップの突っ張り棒を使って、カバンをかけられるスペースを作っています。
寝室にエアコンがないのでドアを開けっ放しにしたいけれど、猫には入られたくない。業者に頼むと6万円以上もする…そこで風通しは確保しつつ、猫が侵入できないような侵入防止柵もDIYしました。
これは本当に作ってよかったDIYの1つです。ちなみに材料費は2万円もかかりませんでした(工具別)
賃貸なので床を傷つけないように、モルタル風のフロアタイルを敷いてます。クッションフロアの方が価格が低いのですが、また移動した時のことを考えてコスパのいいタイルにしました。
思っていた以上に猫が走り回るのでDIYしてよかったです。ガラッと部屋の印象が変わりました。
DIYもお金はかかるので、できるだけ長く使えるように制作しています。前の家でキッチンラックとして使っていた棚は少し幅を短くして本棚に、猫の侵入防止策は、次の家では脱走防止柵としても作り直せるよう設計しています。
前の家で使っていた木材は、ほとんど無駄にすることなく今の家で使用しています。
古いものとの出会いや制作する楽しみ
ヴィンテージ家具や雑貨は、自分の欲しいタイミングで購入できることが少ないので、なかなかお家のインテリアが更新されません。ですが、たまたま入ったアンティークショップで欲しかったものに出会えると、とても嬉しいです。
また地方各地で蚤の市が開催されているので、夫婦揃って出かけるきっかけにもなり、古いものとの出会いを楽しんでいます。
「ないなら作る」がモットーなので、DIYをはじめ、お菓子作りやイラストを描いたり、猫ベッドやぬいぐるみ作りなど、自分でできそうなことには挑戦しています。
本やネットから知ることもできますが、実際に自分で作ってみると体験を通して新しい知識や工夫が身につくのでとても面白いです。
猫と暮らす幸せ
何年も相談して念願叶って我が家にやってきたのがビビです。ビビとは、とある保護猫カフェで出会いました。保護猫カフェでも甘えん坊で有名で、「あまちゃん」という名前が付いていたほどです。
我が家に来てからも全く警戒することなく、隙を見つければ夫婦どちらかの膝の上にいます。
猫は上下運動が大切なので、狭い部屋ですがキャットタワーを置いています。sumikaさんのホワイトコットンのキャットタワーは主張が少なく、部屋に馴染みやすいのでお気に入りです。
また家具の配置も、キャットステップがわりになるように本棚→ソファ→キャットタワーの並びに配置しています。
動物との暮らしは気をつけることや諦めることも多いです。猫にとって有害な食べ物や植物も多いので、猫をお迎えするタイミングでほとんど処分しました。
明らかに生活スタイルは変化しましたが、全く苦ではありません。比較にならないほどの、たくさんの幸せと感情をくれています。
猫も人も居心地のいい部屋に
猫をお迎えする前は全ての物を仕舞い込まないといけないと思い、扉付きの家具ばかりを揃え雑貨もしまっていましたが、猫の能力を侮っていました。
とても器用に置いてあるものは避けて歩いてくれること、足の踏み場がないところには無理に乗らないということが、一緒に暮らして初めて分かりました。もちろん猫の性格にもよります。
思っていたよりもっと自由にインテリアを楽しめることが分かったので、安全性や猫の反応を見ながら、これからもお互いにとって居心地のいい部屋づくりを楽しんでいきたいです。
少しの無機質さとシンプルな空間の中に、ヴィンテージ家具やアンティークのものがおしゃれに並んだrinacoさんのインテリア。
セレクトした雑貨たちや絶妙なインテリアのバランスに加えて、DIYやものづくりなど何でもこなすrinacoさんの持ち前のセンスを感じました。
工夫次第でこれだけ雰囲気のある空間をつくりだせるというのも、もはや賃貸というイメージの枠を超えているよう。素敵なインテリアの中にいるビビちゃんがまた、絵になる可愛さでした♩
(編集:maki)
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